オゾン利用に当たっての留意点 1 |
塩素消毒の功罪について 1 |
オゾンの利用と気候の違い 3 |
地下水のオゾン処理 6 |
オゾン濃度について 8 |
オゾン消費量について1 11 |
1. 公害から地球環境問題へ 15 |
1.1 進化する処理技術 15 |
1.2 地球の誕生,生物の誕生,酸素とオゾンの蓄積 15 |
1.3 紫外線を遮断するオゾン層の保護 16 |
1.4 オゾンによる水処理システム 17 |
2. 大気オゾンの化学史 19 |
2.1 大気オゾンの研究 19 |
2.2 オゾンの発見と特性の決定 19 |
2.3 太陽放射スペクトルの紫外線遮断 20 |
2.4 成層圏オゾン分布の理論 22 |
2.5 触媒作用によるオゾン損失 23 |
2.6 オゾンホール 25 |
3. 臭気に対するオゾンの効果 27 |
3.1 ウェーバー-フェヒナーの相関式 27 |
3.2 臭気の閾値 27 |
3.3 化学的な酸化反応 27 |
3.4 分析のマジックと裸の王様の誕生 28 |
3.5 光学的な分析結果 29 |
3.6 オゾンはマスキング効果による臭気のコントロール 29 |
4. 排水処理とオゾン処理 31 |
4.1 し尿二次処理水への利用 31 |
4.2 し尿への直接作用 33 |
4.3 溶存有機物におけるオゾン脱色反応の場所 36 |
4.4 事業場排水処理への応用 38 |
4.5 染色工業排水への脱色利用 41 |
4.6 現地報告 和歌川終末処理場 44 |
5. 下水再生水とオゾン処理 49 |
5.1 水辺景観 49 |
5.2 下水再生水へのオゾン利用 52 |
6. 浄水工程とオゾン処理 57 |
6.1 浄水消毒工程への導入 57 |
6.2 浄水工程における溶存有機物との反応 60 |
7. トリハロメタンの発見とオゾンの多段利用 65 |
7.1 水道の発展と水質汚染 65 |
7.2 トリハロメタンの発見 66 |
7.3 ヨーロッパでのオゾンの多段利用 66 |
8. アメリカの浄水処理へオゾンの本格導入 69 |
8.1 ヨーロッパの浄水場を調査 69 |
8.2 アメリカにおけるオゾン利用 69 |
9. オゾンと生物活性炭 73 |
9.1 オゾンと活性炭ろ過の組合せ 73 |
9.2 有機物の除去 75 |
9.3 高度浄水処理実験 83 |
10. オゾン処理と緩速ろ過・活性炭ろ過との組合せ 93 |
10.1 レンク浄水場 93 |
10.2 ドーネ浄水場 95 |
10.3 スティルム浄水場 97 |
10.4 パリとロンドンの事例 98 |
11. オゾン処理とアンモニア性窒素 103 |
11.1 残留塩素の行方 103 |
11.2 オゾンと活性炭処理 104 |
11.3 オゾンと生物活性炭処理 105 |
12. オゾン処理と浮上分離 107 |
12.1 水中の気泡 107 |
12.2 機械撹拌 108 |
12.3 散気板表面への水の流れ 108 |
13. オゾン処理の反応槽 111 |
13.1 二重境膜説 111 |
13.2 浄水場への導入例 112 |
123.3 最近の動向 113 |
14. 蛍光分析 115 |
14.1 トワイマン-ローシャンの曲線に一致する誤差 115 |
14.2 全炭素含量,蛍光強度によるクロマトグラム 116 |
14.3 水質分析技術の進歩 117 |
14.4 蛍光分析による水質分析 118 |
14.5 フルボ酸様有機物の塩素処理とオゾン処理によるスペクトル変化 121 |
14.6 塩素処理とオゾン処理の効果 123 |
14.7 浄水処理工程におけるフルボ酸の把握 126 |
14.8 オゾン反応槽に蛍光分析を使う 129 |
15. オゾンの研究 135 |
15.1 オゾンとは 135 |
15.2 オゾンの研究動向 136 |
15.3 オゾンの学協会 137 |
16. オゾンの発見と物性測定 139 |
16.1 オゾンの発見 139 |
16.2 液体と固体のオゾン 139 |
16.3 オゾンの吸収スペクトル 140 |
16.4 シェーンバインの略歴と記念祝典 141 |
17. オゾンの生成メカニズム 143 |
17.1 自然界でのオゾンの生成と分解 143 |
17.2 紫外線照射による生成 143 |
17.3 放電による生成 144 |
17.4 電気分解による生成 145 |
18. BOD,COD,TOCの変化 147 |
18.1 オゾン処理によるBODの変化 147 |
18.2 オゾン処理によるCODの変化 148 |
18.3 オゾン処理によるTOCの変化 149 |
19. 化学物質汚染と促進酸化処理 151 |
19.1 新規化学物質の合成と副生成物 151 |
19.2 有限な環境と廃棄物問題 151 |
19.3 難分解性物質の処理 152 |
19.4 文献にみる技術動向 153 |
19.5 反応の効率について 153 |
20. オゾンと健康 155 |
20.1 快適な別荘地の代名詞 155 |
20.2 オゾンの人体への影響 155 |
20.3 ガスによる事故 157 |
20.4 オゾンの効果 157 |
21. オゾン水溶液による配管洗浄 159 |
21.1 オゾン水溶液による付着微生物の剥離 159 |
21.2 微生物の配管内での付着生育 160 |
21.3 高層住宅の給配水管洗浄 160 |
21.4 配管洗浄前後の水質 161 |
22. 冷却水系へのオゾンの利用 163 |
22.1 淡水での実験 163 |
22.2 海水での実験 165 |
23. 高度浄水処理の実例 167 |
23.1 金町浄水場 167 |
23.2 猪名川浄水場 169 |
23.3 村野浄水場 171 |
23.4 柴島浄水場 173 |
24. オゾンによる水処理と色の科学 177 |
24.1 光について 177 |
24.2 物の色について 178 |
24.3 散乱による色 180 |
24.4 補色の関係 181 |
24.5 光の吸収 183 |
24.6 し尿処理水の色 185 |
24.7 オゾンの反応性 187 |
25. 日本と世界の河川水 189 |
25.1 日本の河川水 189 |
25.2 浄水場へさらなる蛍光分析の応用 194 |
25.3 ライン川河川水とバンクフィルトレーション方式 196 |
25.4 ミシシッピ川河川水と石灰軟化処理方式 199 |
あとがき 203 |
索引 205 |