注 : SnO[2]の[2]は下つき文字 |
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【基礎・評価編】 |
第1章 乳化技術の最新動向(阿部正彦,酒井俊郎) |
1. はじめに 3 |
2. 界面活性剤を利用した乳化法 4 |
2.1 HLB温度乳化法 4 |
2.2 ゲル乳化法 5 |
2.3 液晶乳化法 6 |
2.4 凝集法 8 |
2.5 高内相比乳化法 9 |
3. ユニークな機械的方法 10 |
3.1 ミクロ・ポーラス・ガラス(MPG)を利用する乳化法 10 |
3.2 電気を利用した乳化法(電気乳化法) 12 |
4. 化学的方法と物理的方法を組み合わせた分散法 14 |
5. 界面活性剤を用いない乳化法 15 |
5.1 粘度鉱物を利用する乳化法 15 |
5.2 疎水性物質を利用した乳化法(油による油の乳化) 16 |
5.3 固体ナノ微粒子を利用した乳化法 16 |
6. おわりに 18 |
第2章 マイクロエマルションの作成と性質(中島英夫) |
1. はじめに 22 |
2. 界面活性剤/油/水系の相図と一相マイクロエマルションの構造 23 |
3. 一相マイクロエマルションの生成条件 28 |
4. 一相マイクロエマルションの作成 30 |
第3章 マルチプルエマルションの調整法と特徴(関根知子) |
1. はじめに 34 |
2. マルチプルエマルションの調整法 35 |
3. マルチプルエマルションの安定性 37 |
3.1 マルチプルエマルションの不安定化経路 37 |
3.2 マルチプルエマルション安定性の評価 38 |
4. マルチプルエマルションの構成 38 |
4.1 界面活性剤の選択 38 |
4.2 界面活性剤の配合量 39 |
4.3 ゲル化剤 41 |
4.4 油分 41 |
5. マルチプルエマルションの特徴と応用 42 |
5.1 不安定薬剤の安定化と薬剤の徐放化 42 |
5.2 レオロジー特性 43 |
6. おわりに 43 |
第4章 ナノテクノロジーにおけるエマルジョンゾル-ゲル法によるミクロ構造制御(土岐元幸) |
1. はじめに 46 |
2. ボトムアップ合成法としてのゾル-ゲル法とハイブリッド 46 |
3. 界面活性剤による無機酸化物のミクロ構造制御 48 |
4. エマルジョンゾル-ゲル法によるミクロ構造制御 48 |
5. エマルジョンゾル-ゲル法の構造制御例 49 |
5.1 シリカ原料液の調製 51 |
5.2 シリカ球形粒子の作製 51 |
5.3 シリカ球形ポア材料の作製 51 |
5.4 シリカ多層構造体の作製 52 |
5.5 マンガン酸化物の構造制御 52 |
6. おわりに 53 |
第5章 生体エマルション(斎藤博幸) |
1. はじめに 55 |
2. リポタンパク質の種類と組成 56 |
3. 脂質エマルションの形成とその表面構造の特異性 56 |
4. エマルションにおける表面-コア脂質間相互作用 58 |
5. エマルションの安定性と生理機能 60 |
5.1 エマルションの凍結安定性 60 |
5.2 エマルションのアポE結合性と肝臓への取り込み 61 |
6. おわりに 63 |
第6章 乳化剤の最適選定(國枝博信,金子雅哉) |
1. はじめに 65 |
2. 転相温度と乳化状態 65 |
3. ポリオキシエチレンおよびポリグリセリン系界面活性剤水溶液の曇点 68 |
4. ポリグリセリン系界面活性剤の転相温度 69 |
5. 界面活性剤の選択 72 |
第7章 乳化装置(榎村眞一) |
1. はじめに 74 |
2. 乳化装置 74 |
2.1 高速回転型乳化装置 75 |
2.2 コロイドミル型乳化装置 80 |
2.3 高圧乳化装置 80 |
2.4 ロールミル型乳化装置 81 |
2.5 超音波式乳化装置 81 |
2.6 膜式乳化装置 82 |
3. 泡の問題や操作温度条件 84 |
4. おわりに 84 |
第8章 エマルションに関する評価技術(阿部正彦,酒井俊郎) |
1. はじめに 86 |
2. クリーミング評価法 86 |
3. エマルションの粒子経測定法 87 |
3.1 動的光散乱法 88 |
3.2 静的光散乱法 90 |
3.3 超音波減衰スペクトル 90 |
4. エマルション粒子の表面電位の測定 92 |
4.1 電気泳動光散乱測定法(レーザードップラー法) 92 |
4.2 ESA法(Electrokinetic Sonic Amplitude) 94 |
5. エマルションの誘電率測定 94 |
6. LSW理論によるOstwald ripeningの評価 98 |
7. Ostwald ripeningの実験的評価 98 |
8. おわりに 100 |
第9章 エマルションの粒径の測定(角田光雄) |
1. エマルションの特性と粒径 103 |
2. 粒子径の一般的な測定法 108 |
3. 各測定法について 108 |
3.1 液相沈降(浮上)法 108 |
3.2 光拡散・遮光法 110 |
3.3 原子間力顕微鏡 111 |
3.4 クロマトグラフィー法 112 |
3.5 顕微鏡法 113 |
第10章 エマルションのレオロジー特性とその評価(合谷祥一) |
1. はじめに 115 |
2. 粘性 115 |
2.1 ズリ粘性率 115 |
2.2 非ニュートン流体の挙動 116 |
3. 粘性の評価法 119 |
4. エマルションのレオロジーに影響する種々の因子 121 |
4.1 分散相の体積分率 121 |
4.2 分散相の粒径 122 |
4.3 連続相 123 |
4.4 その他 123 |
5. おわりに 124 |
【応用編】 |
第1章 化粧品(酒井裕二) |
1. 化粧品とは 129 |
2. 極性油の化粧品への応用 129 |
2.1 エマルション化粧品の原料 129 |
2.2 エマルション化粧品と極性油 131 |
2.3 極性油の乳化特性 131 |
2.4 極性油と無極性油の混合による影響 132 |
2.5 極性が高い油の乳化特性 134 |
2.6 極性油のクレンジング料への応用 136 |
3. 化粧品の機能を高める剤型の開発 137 |
3.1 化粧品の剤型 137 |
3.2 W/O/W型エマルション 137 |
3.3 O/W/O型エマルション 138 |
第2章 食品(加藤友治) |
1. はじめに 142 |
2. 食品用乳化剤 142 |
3. 機能性エマルション 144 |
3.1 ミクロエマルション製剤 145 |
3.2 機能性乳化油脂 148 |
第3章 医療(東秀史) |
1. はじめに 151 |
2. 肝細胞癌とは 151 |
3. 肝細胞癌に対する治療法の歴史と変遷 152 |
4. 経カテーテル的肝動注化学療法 153 |
5. ヨウ素化ケシ油を用いた経カテーテル的肝動注化学療法 153 |
6. 水溶性抗癌剤水溶液とヨウ素化ケシ油(IPSO)の混合による乳化の問題点 155 |
7. 膜乳化法による肝動注用エマルションの作製 155 |
8. 膜乳化法で作製した肝動注用epirubicin包含W/O/Wの種々の特性 158 |
8.1 ISPO油滴の性状と粘度分布 158 |
8.2 W/O/W動注後の抹消血中epirubicin濃度 159 |
8.3 W/O/W動注後のISPOの臓器内分布 159 |
8.4 動注されたW/O/Wの肝細胞癌組織内の選択的集積 160 |
8.5 W/O/W内のepirubicin量と抗腫瘍効果 160 |
8.6 ISPO油滴径と抗腫瘍効果 162 |
9. W/O/Wを用いた肝動注療法による肝細胞癌の治療 162 |
10. おわりに 165 |
第4章 農薬(佐藤達雄) |
1. はじめに 168 |
2. エマルション製剤 168 |
2.1 組成 170 |
2.2 製造法 170 |
2.3 エマルションの安定性 172 |
3. 乳剤 173 |
3.1 組成 174 |
3.2 製造法 175 |
3.3 希薄エマルションの安全性 175 |
第5章 生分解性エマルジョンの繊維・紙への応用(土井幸夫) |
1. はじめに 178 |
2. 生分解性エマルジョンの位置づけ 178 |
3. 生分解性エマルジョン機能 179 |
4. 具体例 182 |
4.1 コーティング 182 |
4.1.1 クリヤーコート薄葉紙 182 |
4.1.2 顔料コート板紙 183 |
4.1.3 ヒートシール用 184 |
4.2 接着 184 |
4.2.1 不織布 184 |
4.2.2 植毛用 185 |
4.2.3 樹脂混抄紙用 186 |
4.2.4 含浸用 186 |
4.2.5 衛生材用 188 |
5. おわりに 188 |
第6章 塗料(岡本好弘) |
1. エマルジョン塗料の市場動向 190 |
2. 塗料用エマルジョン 191 |
2.1 エマルジョンポリマー 191 |
2.2 粒子経コントロール 192 |
2.3 乳化剤の削減 193 |
2.4 異相構造エマルジョン 195 |
2.5 複合エマルジョン 195 |
2.6 架橋型エマルジョン 197 |
2.7 環境対応型塗料用エマルジョン 198 |
3. おわりに 200 |
第7章 土木・建築(山田明文) |
1. はじめに 202 |
2. コンクリートの組成と配合モデル 203 |
2.1 ワーカビリティー 203 |
2.2 強度 204 |
2.3 耐久性 204 |
3. コンクリートの構成成分としての混和剤 204 |
3.1 AE剤 205 |
3.2 減水剤・AE減水剤 206 |
4. 高性能AE減水剤による新しいコンクリート 207 |
4.1 化学成分 208 |
4.2 減水機構 208 |
4.3 スランプ低下抑制機構 211 |
第8章 感光材料(小林英俊) |
1. はじめに 214 |
2. 感光材料の構成と画像形成の原理 214 |
2.1 感光材料の構成 214 |
2.2 カラー画像形成のプロセス 216 |
2.3 ネガ/ポジ方式のカラー画像形成プロセス 217 |
2.4 感光材料に使用される機能性有機素材 218 |
3. 機能性エマルションの働き 222 |
4. ゼラチン 224 |
4.1 ゼラチンの構造と特性 224 |
4.2 ゼラチンの特性 226 |
4.3 ゼラチンの保護コロイド性 227 |
5. 分散技術 229 |
5.1 感光材料における分散技術 229 |
5.2 オイルプロテクト分散 230 |
5.3 乳化分散方法 233 |
5.4 固体分散 234 |
6. おわりに 236 |
第9章 感光材料における接着剤の応用例(倉地育夫) |
1. はじめに 238 |
2. 機能性無機・有機複合ラテックスについて 240 |
3. 下引きの力学物性評価について 241 |
4. 酸化第二スズゾル(SnO[2]ゾル)を用いた帯電防止下引き例 246 |
4.1 SnO[2]ゾルに含まれる粒子の結晶性と導電性 246 |
4.2 感材の帯電防止性能評価技術 247 |
4.3 PET用帯電防止処理下引きのバインダー検討 249 |
第10章 洗浄(角田光雄) |
1. 洗浄技術とは 252 |
2. 洗浄技術の現状と課題 253 |
3. 洗浄技術のこれから 253 |
4. 乳化と線上技術 255 |
5. 汚れの除去過程における乳化の現象 256 |
6. 洗浄過程における乳化とその破壊 258 |