【I 技術編】 |
1. 石油製品と添加剤[岡部平八郎] |
1.1 はじめに 3 |
1.2 石油製品の高級化(付加価値化)と添加剤技術 3 |
1.3 石油製品添加剤の使用目的(1) : 流動性向上 5 |
1.4 石油製品添加剤の使用目的(2) : 酸化劣化防止 7 |
1.5 石油製品添加剤の使用目的(3) : 界面活性と吸着膜効果 9 |
1.6 添加剤開発の技術的問題点 10 |
2. 酸化防止剤 |
2.1 フェノール系酸化防止剤[大勝靖一] 12 |
(1) はじめに 12 |
(2) 劣化と自働酸化 12 |
(3) フェノール系酸化防止剤の機能の概述 13 |
(4) フェノール系酸化防止剤の評価方法 14 |
(5) フェノール系酸化防止剤の反応 15 |
(6) フェノール系酸化防止剤の考え方 17 |
(7) おわりに 29 |
2.2 硫黄系酸化防止剤[五十嵐仁一] 30 |
(1) はじめに 30 |
(2) スルフィド型硫黄系酸化防止剤 31 |
(3) ジアルキルジチオリン酸亜鉛 36 |
(4) ジアルキルジチオリン酸亜鉛添加油の最適芳香族性 38 |
(5) おわりに 39 |
3. オクタン価向上剤[尾山宏次] |
3.1 はじめに 41 |
3.2 ノッキング現象と自己着火 42 |
3.3 オクタン価向上剤 44 |
(1) アルキル鉛 44 |
(2) MMT(Methylcyclopentadienyl Manganese Tricarbonyl) 44 |
(3) 含酸素化合物 45 |
3.4 おわりに 50 |
4. 清浄剤 |
4.1 燃料油清浄剤[廣富 登,友田好昭] 53 |
(1) はじめに 53 |
(2) 歴史 53 |
(3) 清浄剤の種類と化学構造 55 |
(4) 性能評価 59 |
(5) DC添加剤による有害排出ガスの悪化防止 61 |
(6) おわりに 61 |
4.2 清浄分散剤[八並憲治] 63 |
(1) はじめに 63 |
(2) 清浄分散剤の種類および化学構造 64 |
(3) 清浄分散剤の実用性能 71 |
(4) おわりに 75 |
5. 金属不活性化剤[広中清一郎] |
5.1 金属不活性化剤とは 77 |
5.2 金属の触媒作用による油の酸化促進 78 |
5.3 金属表面の不活性化 79 |
5.4 金属の腐食防止 79 |
5.5 金属不活性化剤の分類 81 |
5.6 おわりに 81 |
6. さび止め添加剤[渡邉治道] |
6.1 さび止め添加剤の分類 83 |
6.2 燃料/潤滑油用さび止め添加剤 83 |
6.3 さび止め剤用さび止め添加剤 85 |
(1) 造膜剤 86 |
(2) さび止め添加剤 87 |
7. 粘度指数向上剤-オレフィンコポリマー-[南 一郎] |
7.1 液体の粘度と粘度指数 90 |
7.2 粘度指数向上剤 91 |
(1) 粘度指数向上剤の背景 91 |
(2) 粘度指数向上剤の適応例 92 |
(3) 粘度指数向上剤の評価 92 |
(4) 粘度指数向上剤の種類 94 |
(5) 粘度指数向上剤の機構 94 |
7.3 オレフィンコポリマー 94 |
(1) 分子構造 94 |
(2) オレフィンコポリマーの特徴 96 |
(3) 多機能粘度指数向上剤 97 |
7.4 新しい粘度指数向上剤の設計 98 |
(1) 材料設計の方向性 98 |
(2) 添加剤の設計 98 |
8. 極圧剤 |
8.1 モリブデン系[益子正文] 99 |
(1) はじめに 99 |
(2) 油溶性モリブデン化合物の摩擦低減作用 100 |
(3) 油溶性モリブデン化合物の摩擦低減機構 103 |
(4) 油溶性モリブデン化合物から生成される表面被膜 104 |
(5) 油溶性モリブデン化合物と他の添加剤との共存の影響 107 |
(6) MoDTP,MoDTC以外の油溶性モリブデン化合物 108 |
8.2 硫黄系およびりん系[松尾浩平] 109 |
(1) 境界潤滑と極圧添加剤との関係 109 |
(2) 極圧添加剤の反応性と耐荷重性および耐摩耗性との関係 111 |
(3) 硫黄系極圧添加剤 112 |
(4) りん系極圧添加剤 115 |
(5) 硫黄-りん(複合)極圧添加剤 116 |
9. 流動点降下剤[大野信義] |
9.1 はじめに 119 |
9.2 低温および高圧下の固化現象の観測装置 120 |
(1) 低温下の観測方法 120 |
(2) 高圧下の観測方法 120 |
9.3 n-パラフィンの固化現象 121 |
9.4 ナフテン系鉱油の固化現象 122 |
9.5 パラフィン系鉱油の固化現象 124 |
9.6 流動点降下剤の種類と化学構造 128 |
9.7 光弾性法による流動点降下剤の作用機構の可視化 128 |
(1) 試料油 128 |
(2) 可視化 129 |
9.8 おわりに 131 |
10. 消泡剤[三浦太裕] |
10.1 はじめに 133 |
10.2 泡の安定性 133 |
(1) 表面粘性 133 |
(2) 表面弾性 135 |
(3) ガス拡散 135 |
10.3 消泡の機構とシリコーン 135 |
(1) 非極性溶媒での消泡 135 |
(2) シリコーン消泡剤の力価の向上 138 |
(3) シリコーン消泡剤の分散と消泡性 138 |
(4) 軽油用消泡剤 140 |
(5) 極性溶媒や水系での消泡 141 |
10.4 おわりに 141 |
11. 添加剤評価法[渡辺誠一] |
11.1 はじめに 143 |
11.2 一般性状に対する効果の評価法 144 |
11.3 実用性能に対する効果の評価法 147 |
11.4 添加剤の安全性・環境適合性の評価法 147 |
(1) 化審法に対する対応 147 |
(2) 生分解性の評価法 149 |
(3) 分配係数(生体蓄積性)の評価法 152 |
(4) 生態毒性の評価法 153 |
(5) 有害性の評価法 154 |
(6) 変異原性の評価法 155 |
(7) その他の法規制に対する対応 156 |
【II 製品編(シーエムシー編集部)】 |
1. 添加剤の種類及びその機能 |
1.1 潤滑油添加剤 161 |
(1) 清浄分散剤 163 |
(2) 酸化防止剤 164 |
(3) 粘度指数向上剤・流動点降下剤 165 |
(4) 油性向上剤・極圧添加剤(EP剤) 167 |
(5) 摩耗防止剤 168 |
(6) 防錆・防食剤(さび止め剤) 168 |
1.2 グリース添加剤 170 |
(1) 構造安定剤(改良剤) 171 |
(2) 充填剤 172 |
1.3 燃料油添加剤 173 |