| 本書推薦の辞 小口泰平 1 |
| 丹念に調べ上げた執念の力作 鈴木一義 2 |
| 第1章 日本最初の自動車技師 林平太郎の生涯 |
| 1 はじめに 11 |
| 2 生い立ちと教師時代 13 |
| 3 鹿児島から高知へ、そして横浜に 17 |
| 4 当時の自動車界とブルウル兄弟商会 18 |
| 5 モーター商会 21 |
| 6 三井呉服店の購入車 23 |
| 7 自動車販売の苦心 24 |
| 8 モーター商会の解散と日本自動車商会の設立 26 |
| 9 大隈重信家の自動車を修理 28 |
| 9 大隈家の運転手に 30 |
| 10 車上発動クランクの発明と林式小型自動車 31 |
| 11 明治の最優良運転手 33 |
| 12 平太郎の最後 34 |
| 第2章 自動車販売店の開祖 松井民治郎の生涯 |
| 1 黒田太久馬夫人琴を探す 36 |
| 2 松井総一郎氏との出会い 39 |
| 3 民治郎朝鮮に渡る 42 |
| 4 民治郎の北海道、朝鮮時代 44 |
| 5 専売合資会社を設立するまで 46 |
| 6 日本鉄道会社と専売合資会社 49 |
| 7 ブルウル兄弟商会 52 |
| 8 モーター商会の販売車 54 |
| 9 運転教習機関としての自動車倶楽部 58 |
| 10 大阪博覧会と日露戦争の勃発 60 |
| 11 モーター商会の解散 62 |
| 12 民治郎朝鮮に渡る 63 |
| 13 おらが平壌朝鮮一よ 65 |
| 第3草 花のいのちは短くて、初の国産自動車製作者吉田真太郎の生涯 |
| 1 日本自動車史における吉田式 67 |
| 2 自動車製作にかかわるまで 70 |
| 3 自動車製作の夢やぶれて 74 |
| 4 その後の吉田真太郎 76 |
| 5 追稿 78 |
| 第4章 ロコモビル蒸気自動車の輸入と関税問題 |
| 1 はじめに 84 |
| 2 ロコモビル横浜到着 85 |
| 3 ストーンの異議申し立て 86 |
| 4 横浜税関長の見解 87 |
| 5 採決 88 |
| 6 訴願から解明されたもの 89 |
| 7 自動車関税率の推移 90 |
| 第5章 第5回内国勧業博覧会と乗合自動車のはじめ |
| 1 博覧会の規模 91 |
| 2 自動車の出品 92 |
| 3 天皇皇后両陛下のご観覧 98 |
| 4 三重県と鹿児島県、愛知県の乗合自動車 100 |
| 5 岐阜県と高知県の乗合自動車計画 102 |
| 6 京都の二井商会その他の乗合自動車計画 103 |
| 第6章 国産第一号車の徹底的解明、山羽蒸気自動車は走ったか |
| 1 はじめに 106 |
| 2 大阪博覧会と輸入車の価格 109 |
| 3 中根鉄工所の蒸気自動車 111 |
| 4 山羽虎夫製作開始 113 |
| 5 山羽虎夫の本業と発明 116 |
| 6 試運転とその結果 119 |
| 7 結末 122 |
| 第7章 東京のバス創業史 |
| 1 東京の乗合自動車騒動 125 |
| 2 警視庁の取締規則発布と認可 126 |
| 3 取締規則に対する反応 128 |
| 4 計画だけに終わる 129 |
| 第8章 千葉県自動車はじめ探訪記 |
| 1 「自動車はじめ」説が合計5つ 134 |
| 2 ナンバー1のプレート、香匝自動車が不定期運転 137 |
| 3 北総自動車合資会社説 141 |
| 4 錦織源蔵氏の片貝説 145 |
| 5 君津郡湊町萬歳館説 148 |
| 6 大多喜・鶴舞乗合自動車と西尾文書 152 |
| 7 結論 155 |
| 第9章 新潟、香川、埼玉、山形各県と国産米山式自動車 |
| 1 はじめに 157 |
| 2 新潟県最初の自動車計画 158 |
| 3 来迎寺・小千谷間乗合自動車 159 |
| 4 芝自動車製作所製作の国産車 160 |
| 5 自動車が普及しない理由 162 |
| 6 米山利之助 163 |
| 7 技師芳賀五郎 164 |
| 8 帝国自働車株式会社の解散と使用車の行方 165 |
| 9 当時の国産車製造事情 168 |
| 10 讃岐と本庄の乗合自動車 169 |
| 11 鶴岡自動車会社とドイツ製プロトス説 172 |
| 第10章 長野県最初の乗合自動車 |
| 1 信濃自動車株式会社設立計画 175 |
| 2 自動車を取り寄せて試運転 176 |
| 3 営業を断念 178 |
| 4 長野県内各地に自動車営業起こる 179 |
| 5 下高井郡の乗合自動車 180 |
| 6 自動車の試運転 180 |
| 7 株式会社東京自動車製作所 181 |
| 8 公開された県技師の検査記録 183 |
| 9 平穏自働車運輸株式会社設立 185 |
| 10 会社の解散 186 |
| 11 諏訪自動車合資会社 187 |
| 12 南信自働車株式会社 190 |
| 13 自動車を購入 192 |
| 14 南信自働車株式会社設立 194 |
| 15 運転手大塚兄弟 194 |
| 16 日本自動車合資会社 195 |
| 17 会社の経営状態 197 |
| 18 英国コンノート殿下の御用車 198 |
| 第11章 橋本増治郎とダットの人々 |
| 1 はじめに 200 |
| 2 合資会社越中島鉄工所 201 |
| 3 九州炭砿汽船崎戸砿業所 202 |
| 4 長崎双信自動車商会 204 |
| 5 田健次郎と自動車 207 |
| 6 竹内綱、竹内明太郎父子 208 |
| 7 竹内鉱業と小松製作所 210 |
| 8 竹馬の友青山祿郎 211 |
| 9 快進社とスイフト自動車 213 |
| 10 日本国産株式会社 216 |
| 11 快進社の解散とダット自動車合資会社、ダット自動車製造株式会社 218 |
| 12 ダットサンの誕生とダットの人々の最後 220 |
| 第12章 明治交通史の最後を飾ったタクシーの出現 |
| 1 はじめに 227 |
| 2 会社設立と政友会の代議士たち 229 |
| 3 計画案 230 |
| 4 車種決定と設立趣意書 232 |
| 5 薬の三共合資会社とセール・フレザー社 233 |
| 6 収支目論見書 235 |
| 7 開業 236 |
| 8 発足したタクシーの営業情況 239 |
| 第13章 明治の自動車税について |
| 1 はじめに 248 |
| 2 我が国最初の自動車税 249 |
| 3 東京と大阪の自動車税 254 |
| 4 その他11県の自動車税 260 |
| 結び 266 |
| 自動車年表（1895～1913年） 270 |
| あとがき 283 |
| 参考資料 285 |
