まえがき ⅰ |
訳者まえがき ⅴ |
1 なぜ化学に倫理は必要なのか 1 |
2 倫理,道徳,倫理学 5 |
一般道徳とは 6 |
功利主義の考え方 9 |
義務論の考え方 11 |
徳の考え方 12 |
共同体主義の考え方 13 |
一応の規範と実際の規範 15 |
3 化学者の専門家意識と倫理 17 |
専門職業の概念 17 |
科学における道徳の理想 18 |
専門職業の発展 20 |
実践の内部規範 21 |
認識論と倫理 24 |
外部契約-科学と社会 26 |
基礎研究と応用研究 28 |
科学における信頼 30 |
科学の倫理を教えること,学ぶこと 31 |
4 倫理の問題を解くには 35 |
問題を明確にする 37 |
データを集める 37 |
データを分析する 38 |
判断する 38 |
5 ケーススタディーに学ぶ 43 |
1 研究申請の根拠 44 |
2 収率を上げて報告する(教員側) 46 |
3 収率を上げて報告する(学生側) 46 |
4 最良の収率を報告する 46 |
5 限界に近い値 48 |
6 外れたデータの扱い(教員側) 50 |
7 外れたデータの扱い(教員側) 50 |
8 外れたデータの扱い(学生側) 51 |
9 指導教員の仮説 52 |
10 同僚の仮説 54 |
11 文献の引用 55 |
12 夏期研究の申請 57 |
13 履歴書の論文リスト 59 |
14 助成金申請の論文リスト 60 |
15 間違いの取り消し 61 |
16 実験室の安全 62 |
17 有機ごみの処分 64 |
18 不注意な共同研究者 64 |
19 放射性試料をこぼす 65 |
20 健康への危険 67 |
21 ピアレヴュー 68 |
22 ピアレヴュー 69 |
23 申請書の秘密 71 |
24 共同研究者の評判 72 |
25 立ち聞きした会話 74 |
26 役に立つ教員候補者 76 |
27 前にいた会社の情報 78 |
28 総説記事を書く 79 |
29 総説記事を書く(学生側) 80 |
30 論文を査読する 81 |
31 同僚を共著者に加える 83 |
32 指導教員を共著者に加える 85 |
33 学部生を共著者に加える 86 |
34 記者会見で発見を伝える 88 |
35 新聞発表で発見を伝える 90 |
36 助成金の申請 92 |
37 研究室の予算で計算機を買う 93 |
38 研究資金の使いみち 94 |
39 企業が資金を出す大学の研究 96 |
40 実験ノートは誰のものか 97 |
41 研究室の発見で特許をとる 100 |
42 優等で卒業するために 102 |
43 行き詰まった実験 104 |
44 間近に迫る実験報告 106 |
45 友人にかかる圧力 108 |
46 疑わしい論文 110 |
47 指導者を告発する 112 |
48 捏造したデータ 114 |
49 花形の博士研究員 116 |
50 なくなった実験ノート 118 |
51 危険な廃棄物 120 |
52 訓練中の監督者 122 |
53 友人の評価を求められる 124 |
54 グループでの実験課題 126 |
55 偏見をもった教授 129 |
56 研究室の女性技術員 131 |
57 悪気のない冗談 134 |
58 教員候補者の価値基準 136 |
59 学生の価値基準 137 |
付録 各学会の倫理規範 139 |
Ⅰ アメリカ化学会(ACS):化学者の行動規範 139 |
Ⅱ アメリカ化学会:化学研究の倫理指針 140 |
Ⅲ アメリカ化学者協会:行動規範 146 |
Ⅳ 日本化学会:会員行動規範 147 |
参考文献 149 |
索引 157 |