1章 微生物学総論 |
1.微生物の位置づけ |
1 細菌の生物学的分類および原核生物と真核生物の相違点 1 |
2.感染と発病 |
2 コッホの4原則 3 |
3 感染の成立の要因 3 |
4 日和見感染とは 4 |
5 菌交代症とは 5 |
6 病巣感染とは 5 |
7 潜伏感染,持続感染とは 5 |
8 媒介動物とその例 6 |
9 STDとその代表的疾患 7 |
10 感(伝)染源と感(伝)染経路 8 |
11 院内感染 12 |
12 新興・再興感染症 12 |
3.免疫 |
1)免疫の定義 |
13 免疫とその種類 14 |
2)抗原 |
14 抗原の定義と抗原決定基 15 |
3)抗体 |
15 抗体とその一般的構造 16 |
16 免疫グロブリンの種類とその性状 17 |
4)免疫担当細胞 |
17 免疫に関与する細胞の種類と分化 19 |
18 マクロファージとは 20 |
19 好中球,好塩基球,好酸球の性状 21 |
5)補体 |
20 補体の古典的経路と代替経路 23 |
6)アレルギー |
21 アレルギーの定義と種類 24 |
22 Ⅰ型アレルギー 25 |
23 Ⅱ型アレルギー 25 |
24 Ⅲ型アレルギー 26 |
25 血清病とは 26 |
26 遅延型アレルギーの発現機構 27 |
27 サイトカインとは 27 |
7)感染防御と免疫 |
28 感染における免疫機構 31 |
29 自然免疫とTLR 32 |
4.予防と治療 |
30 ワクチンの種類 34 |
31 生ワクチンと不活性ワクチンの長所・短所 35 |
32 感染症の治療法 36 |
33 選択毒性と化学療法剤,抗生物質の定義 37 |
5.消毒および滅菌 |
34 消毒と滅菌の定義 38 |
35 消毒・滅菌法の種類 38 |
36 消毒剤の種類 39 |
6.感染症の診断 |
37 感染症の診断 41 |
38 サザンブロット法,dot bolt hybridzation,ウェスタンブロット法,PCR法,LAMP法の原理 42 |
39 沈降反応とは,重層法とゲル内沈降反応 45 |
40 凝集反応とは 46 |
41 ウィダール反応とワイルフェリックス反応の原理 47 |
42 受身赤血球凝集反応と逆受身赤血球凝集反応の原理 48 |
43 クームス試験の原理 49 |
44 中和反応 51 |
45 免疫電子顕微鏡法,蛍光抗体法,ラジオイムノアッセイ,酵素抗体法,逆免疫電気泳動法の原理 51 |
46 補体結合試験 54 |
2章 細菌学総論 |
1)細菌の分類 |
47 主な病原細菌の分類 57 |
2)細菌の大きさおよび形態 |
48 細菌の大きさ,形態と細菌の基本構造 60 |
49 細菌の細胞質膜の構造と機能 61 |
50 グラム陽性菌とグラム陰性菌の細胞壁の構造 62 |
51 鞭毛と線毛 65 |
52 莢膜 66 |
53 萌芽形成菌の生活環 66 |
54 細菌の配列 68 |
3)細菌の増殖 |
55 細菌の増殖のための物理的条件 69 |
56 細菌の増殖曲線 71 |
4)細菌の代謝 |
57 細菌の代謝 72 |
58 細菌の代謝経路 73 |
59 発酵とその種類 74 |
5)バクテリオファージ |
60 バクテリオファージとその形態 76 |
61 バクテリオファージの増殖 77 |
62 ヴィルレントファージ,テンペレートファージとそれらの生活環 78 |
6)細菌の変異と遺伝 |
63 変異とその代表的な例 79 |
64 接合とそれに伴う組み換え 80 |
65 形質転換 80 |
66 形質導入と溶原化変換 81 |
67 プラスミドとは 82 |
68 transposable elementsとは 83 |
7)化学療法剤 |
69 サルファ剤の作用機構と種類 84 |
70 細胞壁合成を阻害する抗生物質とその作用機序 85 |
71 タンパク質合成阻害を起こす抗生物質 87 |
72 細胞膜に作用する抗生物質 89 |
73 細胞膜に作用する抗生物質 89 |
74 結核,ハンセン病に対する治療薬 91 |
75 薬剤耐性の機構 92 |
76 感受性試験と抗菌スペクトル 92 |
77 抗生物質の副作用 94 |
8)細菌感染症の成立 |
78 細菌感染が成立するための種々の要因 95 |
79 菌体外毒素の種類 95 |
80 菌体内毒素とは 97 |
81 菌体外酵素の種類 97 |
82 非特異的な生体防御物質の種類 98 |
83 非特異的な生体防御に関与する細胞 99 |
3章 細菌学各論 |
1)グラム陽性球菌 |
84 ブドウ球菌の一般的性状 101 |
85 部フォウ球菌の細菌学的診断 102 |
86 コアグラーゼテスト 103 |
87 エントロトキシンとブドウ球菌による食中毒の特徴 104 |
88 ブドウ球菌が原因となっている疾患 104 |
89 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の発生の機構と感染症 105 |
90 レンサ球菌の性状と種類と疾患 106 |
91 猩紅熱およびDick反応,Schultz-Charlton消退現象 107 |
92 劇症型A群レンサ球菌感染症 108 |
93 ASLOとは 108 |
94 レンサ球菌の産生する菌体外毒素と菌体外酵素 109 |
95 肺炎球菌の一般的性状と細菌学的診断 110 |
96 バンコマイシン耐性腸球菌 111 |
2)グラム陰性球菌 |
97 リン菌の一般的性状とリン病 112 |
98 流行性髄膜炎菌とこの菌の起こす疾患 112 |
99 リン菌と流行性髄膜炎菌の細菌学的診断 112 |
3)グラム陽性桿菌 |
100 炭疽菌 114 |
101 嫌気性菌の培養 115 |
102 クロストリジウム属菌の種類と病気 115 |
103 破傷風毒素と破傷風の症状 116 |
104 ボツリヌス毒素とボツリヌス食中毒 117 |
105 グラム陽性無芽胞桿菌 118 |
106 ジフテリア菌の一般的症状と細菌学的診断 119 |
107 ジフテリア毒素とジフテリアの症状 120 |
108 ジフテリアの予防と治療 121 |
109 抗酸菌とその種類 122 |
110 結核菌の菌体成分とそれらの生物学的活性 123 |
111 結核菌の培地 123 |
112 結核の病理 124 |
113 結核の予防 125 |
114 ハンセン病の症状と診断 126 |
115 非定型抗酸菌症とは 127 |
4)グラム陰性桿菌 |
116 腸内細菌の種類と鑑別 128 |
117 バクテリオシンとは 129 |
118 大腸菌の一般的症状とその病原性 129 |
119 腸管出血性大腸菌とは 130 |
120 クレブシエラ,エンテバクター,セラチア 131 |
121 変形菌 131 |
122 シュードモネス 132 |
123 サルモネラ菌の一般的性状と分類 132 |
124 腸チフス,パラチフスの診断 134 |
125 腸チフスの病理と臨床症状 134 |
126 サルモネラによる食中毒 135 |
127 赤痢菌の一般的性状とその種類 135 |
128 赤痢の症状 136 |
129 コレラ菌の一般的性状と菌型 137 |
130 コレラトキシンとコレラの症状 138 |
131 腸炎ビブリオ 139 |
132 細菌性食中毒の種類 139 |
5)グラム陰性小桿菌 |
133 ブルセラ菌とブルセラ症 141 |
134 ペスト菌とペストの病型 141 |
135 腸炎エルシニア(エルシニア食中毒) 142 |
136 エルシニア感染症 142 |
137 ヘモフィルスとその関連菌の細菌学的鑑別 143 |
138 ヘモフィルス属菌の起こす病気 143 |
139 百日咳菌の一般的性状と百日咳の症状 144 |
140 野兎病菌の一般的症状と野兎病 144 |
6)その他の細菌 |
141 在郷軍人病菌と在郷軍人病 145 |
142 カンピロバクター 145 |
143 Helicobacter pylori 146 |
7)マイコプラズマ |
144 マイコプラズマの一般的性状と培養 147 |
145 マイコプラズマによる疾患 147 |
8)スピロヘータ |
146 梅毒トレポネーマの一般的性状と梅毒の病理,臨床症状 149 |
147 梅毒の細菌学的診断 150 |
148 回帰熱ボレリア 151 |
149 ライム病 152 |
150 レプトスピラの一般的性状とそれが原因となる疾患 152 |
151 鼠咬症スピリルム 153 |
9)リケッチア |
152 細菌,マイコプラズマ,リケッチア,クラミジア,ウイルスの性状 154 |
153 リケッチアの一般的性状とリケッチア症の細菌学的診断 154 |
154 発疹チフス,発振熱 155 |
155 ツツガムシ病 156 |
156 日本紅斑熱 156 |
157 主なリケッチア症 157 |
10)クラミジア |
158 クラミジアの一般的性状と増殖様式 159 |
159 クラミジアの実験室診断 160 |
160 オウム病クラミジア 160 |
161 Chlamydophila pneumoniae 161 |
162 トラコーマクラミジアの一般的性状とトラコーマの症状,診断 161 |
163 クラミジアによる性器疾患 162 |
4章 真菌学 |
1.総論 |
164 真菌の形態と培養 163 |
165 真菌の増殖様式 164 |
166 真菌症の診断 165 |
167 抗真菌剤 166 |
2.各論 |
1)表在性真菌症 |
168 皮膚糸状菌の種類 168 |
2)皮下真菌症 |
169 スポロトリクス症 170 |
3)全身性真菌症 |
170 コクシジオイデス症 171 |
171 ヒストプラスマ症 171 |
172 プラストマイセス症 172 |
173 パラコクシジオイデス症 173 |
174 カンジダ症 173 |
175 クリプトコッカス症 174 |
176 アスペルギルス症 174 |
177 接合菌類による真菌症 175 |
178 アクチノマイセス症 175 |
179 ノカルディア症 176 |
180 ニューモシスチス・ジロベシ 176 |
5章 ウイルス学総論 |
1)ウイルスの特徴と分類 |
181 ウイルスの特徴 177 |
182 ウイルスの分類 177 |
2)ウイルスの大きさ,形態学 |
183 ウイルスの大きさと基本的構造 |
184 ペントン,ヘキソンとは 180 |
3)ウイルスの化学組成 |
185 ウイルスの化学組成と核酸の特徴 182 |
4)増殖 |
186 DNAウイルスの増殖 183 |
187 RNAウイルスの増殖 186 |
188 一段増殖とは 188 |
189 複製中間体 189 |
5)干渉現象とインターフェロン |
190 干渉現象とインターフェロン 190 |
191 インターフェロンの臨床応用 193 |
6)抗ウイルス薬 |
192 抗ウイルス薬の種類と作用機構 194 |
193 抗ヘルペス薬 196 |
194 抗エイズ薬 197 |
195 抗インフルエンザ薬 198 |
196 抗肝炎ウイルス薬 199 |
7)ウイルスの遺伝学 |
197 動物ウイルスの変異 200 |
198 遺伝子組み換え 201 |
199 遺伝的再活性化 202 |
200 表現型混合 202 |
201 相補 203 |
202 遺伝的重複 204 |
203 ウイルスベクターの種類と特徴 204 |
8)ウイルスの病原性 |
204 ウイルス感染による細胞の変化 206 |
205 ウイルスの病原性 209 |
206 ウイルスの細胞レベルでの持続感染 209 |
207 固体レベルでの持続感染 210 |
9)ウイルス感染における免疫 |
208 ウイルス感染の生態防御機構 211 |
209 ウイルス感染による免疫反応が発症に関与している例 212 |
210 ウイルスワクチンの種類,摂取時期,方法 213 |
10)ウイルスの分離 |
211 ウイルスの分離と同定法 214 |
212 ウイルス抗原と核酸の検出 216 |
213 血清中のウイルス抗体測定法 217 |
214 ウイルスの精製法 219 |
6章 ウイルス学各論 |
1.DNAウイルス |
1)ポックスウイルス科 |
215 ぽっくすウイルスの一般的性状とポックスウイルスの起こす疾患 221 |
2)ヘルペスウイルス科 |
216 ヘルペスウイルスの一般的特徴と分類 223 |
217 単純疱疹ウイルスの一般的性状とこのウイルスの起こす疾患 224 |
218 水痘―帯状疱疹ウイルスの起こす疾患 226 |
219 サイトメガロウイルス 227 |
220 EBウイルスによって起こる疾患 228 |
221 ヒトヘルペスウイルス6型 229 |
222 ヒトヘルペスウイルス7型と8型 230 |
3)アデノウイルス科 |
223 アデノウイルスの一般的性状とこのウイルスの起こす疾患 231 |
4)ポリオーマウイルス科 |
224 ポリオーマウイルスの一般的性状とこのウイルスの起こす疾患 233 |
5)パピローマウイルス科 |
225 ハピローウイルスの一般的性状とこのウイルスの起こす疾患 235 |
6)パルボウイルス科 |
226 パルボウイルスの一般的性状とこのウイルスの起こす疾患 231 |
7)ヘパドゥナウイルス科 |
2.RNAウイルス |
1)ピコルナウイルス科 |
227 ピコルナウイルスの特徴 239 |
228 ポリオウイルスの起こす疾患 240 |
229 コクサッキーウイルスの起こす疾患 241 |
230 エコーウイルス,その他のエンテロウイルスの起こす疾患 243 |
231 ライノウイルスの起こす疾患 244 |
232 ヘパトウイルス属 244 |
2)カリシウイルス科 |
233 カリシウイルス科の一般的性状とこのウイルスの起こす疾患 245 |
3)オルソミクソウイルス科 |
234 インフルエンザウイルスの性状と変異 246 |
235 インフルエンザ症状,診断,予防 250 |
4)パラミクソウイルス科 |
236 パラミクソウイルスの一般的性状 252 |
237 ムンプスの症状,診断,予防 253 |
238 麻疹の症状,診断,予防 254 |
239 パラインフルエンザウイルスの起こす疾患 254 |
240 RSウイルスによって起こる疾患 255 |
5)トガウイルス科 |
241 風疹と先天性風疹症候群 257 |
242 アルボウイルス 258 |
6)フラビウイルス科 |
243 日本脳炎 261 |
244 デング熱と黄熱 262 |
245 ウエストナイル熱 263 |
7)ブニヤウイルス科,フィロウイルス科 |
246 出血熱を起こす疾患 264 |
8)コロナウイルス科 |
247 コロナウイルス 266 |
248 重症急性呼吸器症候群(SARS) 266 |
9)ラブドウイルス科 |
249 ラブドウイルス科と狂犬病 268 |
10)アレナウイルス科 |
250 アレナウイルス科 270 |
11)レオウイルス科 |
251 レオウイルスの起こす疾患 271 |
12)レトロウイルス科と腫瘍ウイルス |
252 腫瘍ウイルスの種類 272 |
253 レトロウイルスと発がん機構 273 |
254 成人T細胞白血病とその原因ウイルス 275 |
255 後天性免疫不全症候群 276 |
3.その他のウイルス |
1)肝炎ウイルス |
256 肝炎ウイルス 278 |
257 A型肝炎ウイルス 279 |
258 B型肝炎ウイルス 280 |
259 C型肝炎ウイルス 282 |
260 D型肝炎ウイルス 283 |
261 E型肝炎ウイルス 284 |
2)スローウイルス |
262 スローウイルスの種類 285 |
263 プリオンとは 286 |
〔付〕病原微生物の学名由来 289 |
参考および引用文献 299 |
日本語索引 301 |
外国語索引 318 |
NOTE |
二時間線と混合感染 6 |
増幅動物 7 |
人獣(畜)共通感染症 8 |
流行の形態 10 |
バイオテロリズム 13 |
石炭酸係数 40 |
細胞壁の外側膜中のタンパク質 64 |
プロトプラストとは何か 64 |
芽胞の位置と大きさ 67 |
世代時間の計算 70 |
GriffithとAveryの実験 81 |
ペニシリンの発見と開発 86 |
敗血症 102 |
皮膚の化膿性疾患 102 |
PeptococcusおよびPeptostreptococcus 111 |
Moraxella(Branhamella)Catarrhalis 113 |
Moraxella(Moracella)lasunata 113 |
ベイヨネラ 113 |
炭疽 114 |
枯草菌,セレウス菌 114 |
Clostridium difficile 116 |
乳児ボツリヌス症 118 |
プロバイオティクス 119 |
ガウキー号数 125 |
ツベルクリン二段階試験 126 |
Vero毒素 130 |
疫痢 136 |
コレラ菌の血清型とNAGビブリオ 137 |
Vibrio unlnificus 139 |
生物学的偽陽性 151 |
バルトネラ 157 |
ネコひっかき病 158 |
Frei試験 162 |
カプソメアの数 180 |
ヘパドゥナウイルス科のDNA複製 185 |
ウイルス干渉現象の種類と機構 190 |
抗ウイルス薬の分子構造 195 |
ウイルスの定量 206 |
接触阻害 209 |
ウイルスの起源 220 |
輸血後症候群 227 |
Paul-Bunnel試験 228 |
Bウイルス 230 |
アデノウイルスとSV40 232 |
アデノ随伴ウイルス 238 |
急性出血性結膜炎 243 |
von Magnus現象 247 |
新型(トリ型)インフルエンザウイルス 248 |
新型(ブタ型)インフルエンザウイルス 248 |
Gullain-Barre症候群 251 |
インフルエンザ脳症 251 |
ニパウイルス 256 |
狂犬病の分布 269 |
ボルナウイルス 270 |
HBsAgの亜形 281 |
肝炎の慢性化と肝がん 282 |
変異型ヤコブ病 287 |
1章 微生物学総論 |
1.微生物の位置づけ |
1 細菌の生物学的分類および原核生物と真核生物の相違点 1 |