第I部 新しい合成手法の追求 |
1 キラルLewis酸を用いる不斉アルドール反応 3 |
1.1 キラルLewis酸を用いる不斉アルドール反応の設計 6 |
1.2 酢酸チオエステル由来の求核剤を用いる反応 8 |
1.3 プロピオン酸チオエステル由来の求核剤を用いる反応 12 |
1.4 アルコキシ酢酸チオエステル由来の求核剤を用いる反応 16 |
1.5 単糖類合成への応用 20 |
1.6 触媒的不斉アルドール反応 24 |
1.7 反応機構と遷移状態 29 |
2 Lewis塩基触媒を用いる炭素-炭素結合形成反応 34 |
2.1 Lewis塩基触媒によるケイ素反応剤の活性化 35 |
2.2 キラルな第四級アンモニウムフェノキシドをLewis塩基触媒に用いる不斉合成反応 44 |
3 脱水縮合剤を用いる炭素-ヘテロ元素結合形成反応 53 |
3.1 炭酸エステル型縮合剤を用いる合成反応 54 |
3.2 酸無水物型縮合剤を用いる合成反応 59 |
4 酸化-還元系による炭素-ヘテロ元素結合形成反応 70 |
4.1 ジフェニル亜ホスフィン酸エステルを用いる反応 71 |
4.2 ジフェニル亜ホスフィン酸フェニルを用いる反応 75 |
4.3 有機ビスマス(V)化合物を用いる反応 80 |
4.3.1 ピリドンのN-アリール化反応 82 |
4.3.2 環状ビスマス化合物を用いる反応 84 |
5 有機硫黄・窒素化合物を用いる酸化反応 91 |
5.1 アルコール類の化学量論的酸化反応 92 |
5.2 アルコール類の触媒的酸化反応 95 |
5.3 ケトンの脱水素化によるα、β-不飽和ケトンの合成 100 |
5.4 アミン類の酸化反応 101 |
第II部 有用物質合成への展開 |
6 抗がん剤タキソールの不斉全合成 107 |
6.1 タキソールの合成戦略 109 |
6.2 鎖状ポリオキシ化合物の立体選択的合成 110 |
6.3 八員環化合物の合成とその構造 112 |
6.4 タキソールAB環部の合成 115 |
6.5 8-エピタキソールABC環部の合成 117 |
6.6 タキソールBC環部の合成 119 |
6.7 タキソールABC環部の合成 121 |
6.8 バッカチンIIIの全合成 125 |
6.9 タキソールの全合成 127 |
7 糖鎖の立体選択的合成 136 |
7.1 触媒量のLewis酸を用いる立体選択的グリコシル化反応 136 |
7.2 フッ化糖を用いる触媒的グリコシル化反応 141 |
7.3 チオホルムイミダート基を脱離基として利用するグリコシル化反応 151 |
第III部 工業触媒開拓への挑戦 |
8 酸素酸化反応 165 |
8.1 コバルト(II)錯体触媒を用いる酸化還元的水和反応 166 |
8.2 シラン還元剤を用いる酸素酸化反応 170 |
8.2.1 トリエチルシランを水素源とする酸素酸化反応 170 |
8.2.2 フェニルシランを用いるオレフィンの水和反応 172 |
8.2.3 α,β-不飽和ケトン,カルボン酸エステルの水和反応 174 |
8.2.4 触媒的炭素-炭素結合形成反応への展開 175 |
8.3 触媒的炭素-窒素結合形成反応への展開 177 |
8.3.1 α,β-不飽和カルボニル化合物の窒素官能基化反応 177 |
8.3.2 亜硝酸エステルによるα,β-不飽和カルボニル化合物のニトロソ化反応 180 |
8.3.3 鉄(III)錯体触媒によるオレフィンのニトロソ化反応 181 |
8.3.4 ニトロソ化合物のアミン類への誘導反応 181 |
9 酸素工ポキシ化反応 185 |
9.1 分子状酸素によるオレフィン類のエポキシ化 186 |
9.1.1 バナジウム(IV)錯体触媒によるノルボルネン誘導体の酸素エポキシ化反応 186 |
9.1.2 ニッケル(II)錯体触媒による常温常圧酸素エポキシ化反応 187 |
9.1.3 シリルエノールエーテルの酸素酸化 189 |
9.2 芳香族化合物からフェノール類への直接酸素酸化 191 |
9.3 酸素Baeyer-Villiger反応 192 |
9.4 ステロイド類のエポキシドにおける立体化学 194 |
9.5 酸素不斉エポキシ化反応 : マンガン錯体触媒の設計 195 |
9.5.1 光学活性ケトイミナトマンガン(III)錯体触媒を用いる酸素不斉エポキシ化反応 195 |
9.5.2 salen型マンガン(III)錯体触媒による酸素不斉エポキシ化反応 198 |
9.5.3 光学活性マンガン錯体触媒によるスルフィドの不斉酸素酸化 200 |
9.5.4 絶対立体配置の逆転と酸化活性種の構造 200 |
9.6 中性条件下でのエポキシ化反応 201 |
10 一酸化窒素によるオレフィン類の窒素化反応 206 |
10.1 一酸化窒素によるオレフィンのニトロ化反応 207 |
10.2 一酸化窒素ニトロ化反応の作用機構 210 |
10.3 ニトロオレフィンからの1,2-ジアミンの簡便な合成法 214 |
11 触媒的不斉ボロヒドリド還元反応 217 |
11.1 ボロヒドリド還元剤の活性化アルコールの探索 220 |
11.2 コバルト錯体触媒の設計 223 |
12 均一系オレフィン重合触媒の開発 227 |
12.1 アルコキシおよびβ-ジケトナトジルコニウム錯体によるオレフィン重合反応 228 |
12.2 4族遷移金属複核錯体によるオレフイン重合反応 231 |
12.3 ジルコノセンカチオン錯体によるラクトン類の開環重合反応 236 |
索引 241 |
第I部 新しい合成手法の追求 |
1 キラルLewis酸を用いる不斉アルドール反応 3 |
1.1 キラルLewis酸を用いる不斉アルドール反応の設計 6 |