まえがき |
1 触媒とわれわれの生活とのかかわりあい 1 |
1.1 家庭で用いられている触媒 3 |
2 触媒の発見によって化学工業が生まれる 13 |
2.1 触媒作用発見の歴史 14 |
2.2 触媒作用と人間とのかかわりあい 17 |
2.3 アンモニア合成用触媒の開発 19 |
2.4 チグラー・ナッタ触媒 29 |
2.5 石油化学工業における触媒の役割 35 |
3 公害・資源・エネルギーにかかわる触媒 43 |
3.1 排気ガスをきれいにする触媒 44 |
3.2 資源エネルギーにかかわる触媒 51 |
3.3 メタノールの合成 63 |
3.4 メタノールからの燃料の合成 64 |
3.5 燃料電池(直流発電機) 69 |
3.6 太陽光と光触媒 71 |
4 化学反応と触媒反応 79 |
4.1 化学反応と化学熱力学 80 |
4.2 化学平衡 83 |
4.3 反応速度 86 |
4.4 反応速度と温度 87 |
4.5 無触媒反応と触媒反応の活性化エネルギー 89 |
4.6 反応の組み立てと反応の速度を決めているステップ 90 |
4.7 触媒と触媒反応 92 |
4.8 固体触媒の調製 97 |
4.9 立体特異的な触媒 100 |
5 触媒作用を調べる 107 |
5.1 触媒とBlack Box 109 |
5.2 触媒表面と吸着 111 |
5.3 吸着と触媒活性 115 |
5.4 吸着と選択性 117 |
5.5 触媒表面に吸着した分子をみる 118 |
5.6 化学反応と触媒反応の機構 132 |
5.7 反応が進行している時の触媒表面をみる 136 |
5.8 酸化物触媒上でギ酸の分解反応を調べる 137 |
5.9 水性ガスシフト反応 142 |
6 触媒の表面を調べる 145 |
6.1 オージェ電子分光法(Auger Electron Spectroscopy,AES)のあらまし 149 |
6.2 固体表面のどの程度の深さのことがわかるか 152 |
6.3 AESによって金属の表面を調べる 153 |
6.4 AESによって合金の表面を調べる 156 |
6.5 合金触媒の表面組成と触媒反応 158 |
6.6 実用触媒の表面の分析 160 |
6.7 ESCAのあらまし 162 |
6.8 ESCAによって鉄触媒表面を調べる 166 |
6.9 担持金属触媒の表面を調べる 169 |
6.10 電子分光法と触媒表面の研究 171 |
7 清浄固体表面上での触媒反応 173 |
7.1 単結晶表面の構造 174 |
7.2 LEEDによって単結晶表面を調べる 176 |
7.3 超高真空と表面の清浄さ 178 |
7.4 EELSによって表面吸着種を調べる 180 |
7.5 Pt(111)単結晶上の吸着CO 182 |
7.6 タングステン単結晶面上のH2およびCOの吸着 184 |
7.7 Cu(100)面上に吸着したギ酸イオン 186 |
7.8 清浄固体表面反応の研究 188 |
7.9 Fe単結晶上でのN2の吸着とNH3合成 190 |
7.10 清浄単結晶モデル触媒 192 |
7.11 単結晶モデル触媒上での反応 194 |
7.12 単結晶モデル触媒と実用触媒 198 |
8 働いている時の触媒の表面を直接みる 201 |
8.1 EXAFSのあらまし 202 |
8.2 担持触媒への応用 206 |
参考図書 |
索引 |