注:E=mc[2]の[2]は上つき文字 |
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はしがき 11 |
謝辞 14 |
Ⅰ. 科学の哲学 15 |
はじめに |
科学の哲学 |
真理 |
科学において意義のある問いとは |
Ⅱ. 現代物理学の先駆けとなった古典的な諸概念 29 |
ガリレオ |
思考実験 |
ガリレオの慣性の原理 |
2次元および3次元空間における運動の法則 |
ガリレオの相対性原理 |
真理の糸―天文学 |
デカルト |
スピノザ |
ニュートン |
ニュートンの運動の三法則 |
ニュートンの万有引力の法則 |
ニュートンの考え |
ニュートンの光学 |
Ⅲ. 19世紀の物理学――原子論と連続性 49 |
理想気体の法則 |
熱とエネルギー保存則 |
熱力学の諸法則と原子論 |
ボルツマンとマッハの科学哲学 |
ボルツマンとマッハの一致点、およびマッハの原理 |
連続的な場の概念 |
Ⅳ. 初期の異常と素粒子 69 |
水星の軌道の近日点歳差 |
マイケルソン-モーリーの実験 |
黒体放射と光子 |
電子 |
電荷の量子化 |
光電効果 |
コンプトン効果 |
放射能 |
ラザフォードと原子構造 |
ボーアの原子模型 |
Ⅴ. 旧式の量子論から量子力学へ 87 |
ボーアの原子とエネルギー準位 |
電子回折と波動-粒子の二重性 |
シュレーディンガーの波動力学 |
シュレーディンガーによる波動力学の解釈 |
ヤングの2スリット実験 |
ボルンの線形重ね合わせの解釈に対するアインシュタインの反論 |
シュレーディンガーの猫のパラドクス |
Ⅵ. 量子力学―ハイゼンベルクの行列力学とコペンハーゲン学派 103 |
ハイゼンベルクの哲学 |
行列力学 |
ハイゼンベルクの不確定性原理 |
コペンハーゲン学派の見解における物質の主観性 |
相補性の原理 |
アインシュタインの光子箱の思考実験 |
アインシュタイン-ポドルスキー-ローゼンの思考実験 |
隠れた変数 |
Ⅶ. 相対性理論の諸概念 119 |
相対性原理 |
アインシュタインの相対性理論の発見 |
特殊相対性理論における時空の計量 |
光円錘 |
ローレンツ変換 |
相対的な同時性 |
時間の短縮と双子のパラドクス |
フィッツジェラルド-ローレンツ短縮 |
相対性理論における速度の変換 |
Ⅷ. 特殊相対性理論から一般相対性理論へ 135 |
タイムトラベルのパラドクス |
特殊相対性理論におけるエネルギー‐質量関係E=mc[2] |
E=mc[2]の意味 |
一般相対性理論 |
曲がった時空の計量 |
等価原理 |
一般相対性理論の検証 |
統一場理論 |
Ⅸ. 宇宙 155 |
天体物理学 |
ブラックホール |
パルサー |
ダークマター |
宇宙論:宇宙の物理学 |
初期のフリードマン・モデル |
ハッブルの法則 |
宇宙の始まり |
オルバースのパラドクス |
渦巻宇宙 |
宇宙における物質と反物質の分離 |
Ⅹ. 量子力学と相対性理論の基礎における対立 175 |
相補性原理 対 相対性原理 |
原子論 対 連続性 |
認識論について――論理実証主義 対 抽象的実在論 |
主観性 対 客観性 |
量子電気力学について |
決定論 対 非決定論 |
訳者あとがき 191 |
参考文献と註 6 |
索引 1 |