はじめに 岩槻邦男 iii |
第一部 温暖化と生物多様性 |
生物多様性の歴史と地域的重要性 西田治文 2 |
IPCC第四次評価報告書 平野礼朗 11 |
生物多様性の持続的利用 岩槻邦男 27 |
データの蓄積が急務 伊藤元己 37 |
全国初の「ちば県戦略」づくり 堂本暁子 48 |
国家戦略と地域活動の連携による実効性の確保 亀澤玲治 64 |
第二部 温暖化に追われる生き物たち |
千葉県で分布を拡大する亜熱帯の昆虫 倉西良一 78 |
海水温の上昇と海洋生物の分布 宮田昌彦 93 |
地球温暖化と淡水魚の盛衰 田中哲夫 113 |
両生類の生息敵地に異変 長谷川雅美 122 |
ガン類の越冬地の北上と、急増する個体数 呉地正行 131 |
新型ウイルスと拡大する感染症リスク 加藤賢三 149 |
温暖化による永久凍土と高山植物の危機 増沢武弘 159 |
里山の照葉樹林化による種多様性の低下 服部保 173 |
房総半島の植物相に見られる異変 中村俊彦 182 |
六甲山におけるブナの衰退 服部保・栃本大介 196 |
第三部 地域で生物多様性と生きる |
湿原の復元で絶滅危惧種が生息 佐野郷美 208 |
自然環境や生命尊重の意識を高めるコミュニケーション学習 永島絹代 212 |
自然への感動を共有する学校ビオトープ 梅里之朗 216 |
生物多様性を国是とするコスタリカ 大木実 219 |
ボルネオジャングル体験スクール 平松紳一 225 |
座談会・生活者の視点貫く地域戦略の構築 堂本暁子・手塚幸夫・吉岡啓子・中村俊彦 228 |