はじめに 加速する温暖化と国際社会の挑戦 7 |
1 温室効果ガスを「世界で半減」 7 |
2 2℃の気温上昇にとどめるためのバックキャスティング 9 |
3 温室効果ガス排出削減の中核政策は国内排出量取引 12 |
4 世界に広がる再生可能エネルギーの固定価格買取制度 16 |
5 日本は効率世界一? 18 |
第Ⅰ部 欧米の脱温暖化への動き |
第1章 ドイツの脱温暖化政策 24 |
1 80年代末に始動した温暖化対策 24 |
2 世紀の変わり目に本格化した温暖化対策 26 |
3 2007年の統合的エネルギー・気候プログラム 27 |
4 ドイツはなぜ温暖化対策に力を入れるのか 29 |
第2章 イギリスが制定した世界初の気候変動法 32 |
1 世界の温暖化交渉をリードしてきたイギリス 32 |
2 京都議定書採択後の挑戦 34 |
3 低炭素経済への移行を法律に 37 |
4 イギリス気候変動法2008とは 41 |
第3章 EUの気候変動・再生可能エネルギー政策体系 47 |
1 EUのポスト2012 47 |
2 国際社会をリードしてきた歩み 48 |
3 政策体系の全体像 50 |
第4章 積極的な温暖化対策へと転換を図るアメリカ 57 |
1 ブッシュ政権下での消極的な温暖化対策 57 |
2 ブッシュ政権下で温暖化対策を推進する動き 58 |
3 NGOや州がブッシュ政権を訴える! 60 |
4 オバマ政権は温暖化対策の救世主となるか? 64 |
第Ⅱ部 再生可能エネルギー利用を飛躍させた政策 |
第1章 世界を驚かせたドイツの再生可能エネルギー法 68 |
1 固定価格買取制度の導入 68 |
2 再生可能エネルギー・熱法の制定 74 |
3 岐路に立つバイオ燃料政策 76 |
4 温暖化対策の鍵を握る再生可能エネルギー 80 |
第2章 拡大する固定価格買取制度 84 |
1 固定価格買取制度とRPS制度 84 |
2 風力発電を先導したデンマーク 86 |
3 広がる固定価格買取制度 89 |
第3章 EUの再生可能エネルギー政策 91 |
1 再生可能エネルギーに関するEU指令 91 |
2 2020年までの目標 93 |
3 バイオ燃料の持続可能性基準 93 |
4 協同メカニズム 95 |
第Ⅲ部 世界に広がる国内排出量取引制度 |
第1章 世界初のイギリスの国内排出量取引制度 98 |
1 複雑すぎる制度 98 |
2 原単位目標の限界 99 |
3 新たな中規模国内排出量取引制度 101 |
第2章 EUの域内排出量取引制度 103 |
1 制度の概要 103 |
2 第1期の成果 108 |
3 排出枠の初期配分の問題点と改正 111 |
4 オークション収入の国別配分と使途 113 |
5 炭素貯留 114 |
第3章 ドイツに見るEU排出量取引制度の実情 116 |
1 排出量取引制度の導入に対する強い抵抗 116 |
2 第1取引期間(2005~2007年) 119 |
3 第2取引期間(2008~2012年) 123 |
4 自主的削減から排出量取引へ 128 |
第4章 アメリカの排出規制を示唆する排出量取引法案 131 |
1 リーバーマン・ウォーナー法案 131 |
2 ワクスマン・マーキー法案 136 |
第5章 温暖化対策抵抗国の変化 140 |
1 オーストラリアの温暖化政策と国内排出量取引制度 140 |
2 カナダの国内排出量取引制度への準備 142 |
第Ⅳ部 日本はブレークスルーできるか |
第1章 日本の温暖化対策の現状と課題 148 |
1 日本の温室効果ガス排出増加の実態 148 |
2 「日本型」自主的取り組みに固執してきた温暖化対策 153 |
3 「日本型」温暖化対策からの脱却 157 |
第2章 日本にこんな気候保護法をつくろう! 158 |
1 日本にも気候保護の法律を 158 |
2 気候保護法案に必要な要素 160 |
3 日本にも変化を! 170 |
おわりに 175 |
はじめに 加速する温暖化と国際社会の挑戦 7 |
1 温室効果ガスを「世界で半減」 7 |
2 2℃の気温上昇にとどめるためのバックキャスティング 9 |
3 温室効果ガス排出削減の中核政策は国内排出量取引 12 |
4 世界に広がる再生可能エネルギーの固定価格買取制度 16 |
5 日本は効率世界一? 18 |