はじめに i |
本書の構成 ii |
I章 地球環境の変遷とその原因 1 |
1. 地球環境の歴史と現在の位置づけ 2 |
2. 第四紀における気候変化と海面変化 4 |
1 氷期・間氷期サイクル 4 |
2 気候変化と海面変化の関係 5 |
3. 気候変化の原因 7 |
1 気候変化に関わる諸要因 7 |
2 惑星地球の周期的運動-ミランコビッチ・サイクル 7 |
3 太陽活動-太陽黒点数の周期的変動 9 |
4 海洋の深層循環-海のコンベアーベルト 10 |
5 火山活動による日傘効果 11 |
II章 古気候・古環境の復元 13 |
1. 現在の気候の特徴および古気候の復元方法 14 |
1 現在の気候分布 14 |
2 古気候・古環境の復元方法 15 |
2. 氷河の痕跡を用いた古気候復元 16 |
1 現在の氷河分布と氷河の流動 16 |
2 氷河が残す痕跡 17 |
3 過去の氷河分布に基づく氷期の復元 18 |
3.化石による古気候・古環境復元 20 |
1 化石の種類と化石から復元できる環境要素 20 |
2 花粉化石による古植生・古気候復元 21 |
3 動物化石による古環境復元 24 |
4. 酸素同位体比を用いた古気候・古環境復元 29 |
III章 吉海面および旧海岸線の復元 31 |
1. 海面変化の原因および旧海水準の復元方法 32 |
1 海面変化の原因 32 |
2 地形による旧海水準の復元 33 |
3 堆積物による旧海水準の復元 34 |
2. 相対的海面変化曲線 35 |
1 相対的海面変化曲線の地域差 35 |
2 アイソスタシー 37 |
3. 沿岸地域における海域の変遷(古地理変遷) 39 |
1 海面変化に伴う海岸線の移動 39 |
2 古地理変遷 40 |
IV章 年代測定の方法 41 |
1. 放射性同位体を用いた年代測定法 42 |
1 放射性同位体による年代測定の原理 42 |
2 放射性炭素同位体(C)による年代測定法 43 |
2. その他の方法 44 |
1 火山降下物(テフラ)による年代推定法 44 |
2 年輪年代法 46 |
V章 地球環境の諸問題 47 |
1. 地球温暖化 48 |
1 気温変化および二酸化炭素濃度変化の実態と温暖化のメカニズム 48 |
2 21世紀の気温変化および地球環境への影響 50 |
3 地球温暖化対策と問題点 52 |
4 ヒートアイランド現象-都市の温暖化問題 53 |
2. オゾン層破壊 55 |
1 地球大気の構造とオゾン層 55 |
2 オゾン層破壊の実態 56 |
3 オゾン層破壊の原因-フロンによるオゾン層破壊の過程 56 |
4 識オゾン層破壊の防止策と問題点 57 |
3. 酸性雨 59 |
1 酸性雨の定義と分類 59 |
2 酸性雨の原因と生成過程 59 |
3 議酸性雨の実態 60 |
4 難酸性雨対策と問題点 63 |
4. 地球砂漠化 64 |
1 砂漠化の定義と分布 64 |
2 砂漠化の原因と過程 65 |
3 砂漠化対策 68 |
5. エルニーニョ現象 70 |
1 エルニーニョとエルニーニョ現象 70 |
2 エルニーニョ現象の原因と経過 70 |
3 エルニーニョ現象と異常気象 72 |
6. 地球の水資源 74 |
1 水需要の実態 74 |
2 21世紀の水資源 75 |
VI章 自然災害の概要 77 |
1. 自然災害の分類 78 |
2. 自然災害の現状 79 |
1 世界の自然災害 79 |
2 日本の自然災害 81 |
VII章 地震活動 83 |
1. 地球上の地震分布と過去の主要地震 84 |
1 世界の地震分布と主要地震 84 |
2 日本列島およびその周辺海域の地震分布と主要地震 86 |
2. 地震の基礎 89 |
1 地震の種類-日本周辺で発生する地震のタイプを中心に 89 |
2 震源と震源域 90 |
3 マグニチュードと震度 90 |
VIII章 プレート境界で発生する地震(プレート境界型地震) 91 |
1. プレートテクトニクス 92 |
1 プレートテクトニクス誕生までの経緯 92 |
2 地球上のプレートおよびプレート境界の分布 93 |
2. 日本列島周辺のプレート分布とプレート境界型地震 94 |
1 プレートテクトニクスから見た日本列島 94 |
2 沈み込み境界で発生する地震のメカニズム 95 |
3 南海トラフ・駿河トラフで発生する巨大地震 96 |
4 プレート境界型地震による地形変化-地形に残された地震隆起の痕跡 97 |
IX章 活断層の活動によって発生する地震(活断層型地震) 101 |
1. 活断層の認定方法 101 |
1 活断層の定義および分類 101 |
2 活断層の調査方法 101 |
2. 日本における活断層分布と活断層型地震の例 105 |
1 日本の活断層分布の特徴 105 |
2 濃尾地震-根尾谷断層 108 |
3 兵庫県南部地震-野島断層 108 |
X章 地震災害の実態と将来予測 111 |
1. 津波 112 |
1 津波が発生する条件 112 |
2 遠地津波 112 |
3 津波地震 113 |
2. 地盤の液状化現象 116 |
1 液状化発生のメカニズム 116 |
2 液状化被害の特徴 117 |
3 識液状化が起こりやすい地形条件 117 |
3. 地震の将来予測と地震防災 119 |
1 地震の将来予測 119 |
2 都市部で想定される地震と地震被害 120 |
3 地震ハザードマッブ 121 |
XI章 火山活動と火山災害 123 |
1. 地球上の火山分布と噴火様式 124 |
1 活火山の分布 124 |
2 マグマの種類と火山の噴火様式 126 |
2. 火山噴火と火山災害 127 |
1 世界の火山災害 127 |
2 日本における火山噴火と災害 129 |
3 火山ハザードマップ 132 |
XII章 水害・土砂災害 133 |
1. 水害・土砂災害の地域性と原因 134 |
1 気象災害の実態 134 |
2 水害・土砂災害の原因 136 |
3 日本の河川の特徴 137 |
2. 水害の実態 139 |
1 日本における水害形態の変化 139 |
1 中国の水害 141 |
2 ネパールの水害 142 |
3. 水害対策の歴史 144 |
1 治水の方法 144 |
2 利根川の水害と東遷工事 144 |
3 信濃川の水害と放水路建設 146 |
4 武田信玄による甲府盆地の治水 148 |
5 水害ハザードマップ 149 |
XIII章 人為的要因による災害 151 |
1. 地盤の沈下現象 152 |
1 地下水採取による地盤沈下 152 |
2 構造物や埋立て土砂の荷重による地盤の低下 156 |
2. 海岸侵食 157 |
1 海岸侵食の原因と過程 157 |
2 海岸侵食の実態 157 |
3 海岸侵食対策 160 |
XIV章 地形変化と人間活動との関係 161 |
1. 地形情報の解析方法 162 |
1 地形図の読図 162 |
2 空中写真判読 163 |
3 GIS(地理情報システム) 163 |
2. 平野の地形 164 |
1 平野を構成する地形要素 164 |
2 関東平野の地形 165 |
3 関東平野の地形発達史 167 |
4 横浜周辺の地形と日吉キャンパスの立地 169 |
3. 砂州・浜堤の発達過程 171 |
4. 砂州地形発達における共通性と地域性 173 |
1 相対的海面変化に対応した砂州地形の発達過程 173 |
2 砂州地形発達の地域性とそれに関わる要因 175 |
5. 人間活動の場として見た海岸低地の変遷 176 |
引用図書 177 |
参考図書 181 |
索引 185 |