序 地球環境史研究の現状と課題 池谷和信 1 |
第1章 地球環境史は何を明らかにしようとしているか 13 |
1 気候変動と現代文明-年縞と文明史 安田喜憲 14 |
2 世界の狩猟活動をめぐる人類史 池谷和信 43 |
3 ヒトの生業は生と死にどう関わってきたか-森林焼畑民のライフコースと人口史 佐藤廉也 54 |
4 一九世紀のコレラ・パンデミックと南アジア世界-環境史としての疫病史 脇村孝平 72 |
5 絵図からみた日本の植生史 小椋純一 87 |
第2章 文明はいかに生まれたか 103 |
1 砂漠が育んだ文明-アフロ・ユーラシアの乾燥地 嶋田義仁 104 |
2 海の文明-オーストロネシアン 秋道智彌 123 |
3 タカラガイと文明-東ユーラシア 上田 信 137 |
第3章 ヒトは自然をいかに育ててきたか-森林や草原に刻まれた歴史 153 |
1 環境史からみた日本の森林-森林言説を検証する 小林 茂・宗 健郎 154 |
2 東南アジア大陸部における山地民の移住史と環境利用 増野高司 174 |
3 ヒマラヤにおける放牧地利用の生態史-草地・森林への牧畜の影響 渡辺和之 194 |
4 ギニア南部森林地域における村落林の生態史-ドーナツ状森林の機能と成因 山越 言 208 |
第4章 自然はヒトをどう変えてきたか-動物や植物からみた歴史 217 |
1 熱帯雨林と文化-沈香はどこから来てどこへ行くのか 金沢謙太郎 218 |
2 ゴースト・ネイチャー-北米における毛皮フロンティアの展開とエコクライシス 下山 晃 232 |
3 ナマコをめぐるエコ・ポリティクス-ナマコ戦争とワシントン条約 赤嶺 淳 254 |
4 アラビア半島のビャクシン林の利用と保全 縄田浩志 271 |
第5章 ヒトと自然との共生とは何か-保全思想の歴史と未来 295 |
1 森林と農地の境界をめぐる自然資源とコモンズ-現代の環境政策と地域住民 田中耕司 296 |
2 イギリス帝国における保全思想 水野祥子 314 |
3 環境思想の形成史 海上知明 328 |
4 地球環境問題と環境史の将来 石 弘之 346 |
巻末資料 地球環境史を知るための文献案内 池谷和信 362 |
序 地球環境史研究の現状と課題 池谷和信 1 |
第1章 地球環境史は何を明らかにしようとしているか 13 |
1 気候変動と現代文明-年縞と文明史 安田喜憲 14 |
2 世界の狩猟活動をめぐる人類史 池谷和信 43 |
3 ヒトの生業は生と死にどう関わってきたか-森林焼畑民のライフコースと人口史 佐藤廉也 54 |
4 一九世紀のコレラ・パンデミックと南アジア世界-環境史としての疫病史 脇村孝平 72 |