第1章 機能性超分子の設計と将来展望[緒方直哉] 1 |
第2章 超分子の合成 |
1 光機能性デンドリマー : 人工光合成へのアプローチ[相田卓三] 8 |
1.1 デンドリマーとは 8 |
1.2 光機能性デンドリマーの設計と利用 9 |
(1) コアユニットの光機能性を利用する人工光合成へのアプローチ 9 |
(2) デンドリマー組織(ビルディングブロック)の光捕集機能を利用する人工光合成へのアプローチ 13 |
1.3 おわりに 17 |
2 デンドリティック高分子[柿本雅明] 19 |
2.1 はじめに 19 |
2.2 デンドリマーの合成戦略 19 |
2.3 高分枝高分子の合成戦略 21 |
2.4 デンドリティック高分子の合成例 23 |
2.5 デンドリティック高分子の機能化・応用 26 |
3 シュガーボール[岡田鉦彦,青井啓悟] 29 |
3.1 はじめに 29 |
3.2 シュガーボールの合成法 29 |
(1) Divergent法による合成 29 |
(2) Convergent法による合成 33 |
(3) その他の方法による合成 35 |
3.3 シュガーボールの機能 36 |
4 インターロックポリマー[島田悟,玉置信之] 38 |
5 カテナン[藤田 誠] 44 |
5.1 はじめに 44 |
5.2 カテナンの高効率合成 44 |
5.3 金属イオンテンプレート 44 |
5.4 有機ドナーテンプレート 45 |
5.5 水素結合テンプレート 46 |
5.6 自己集合法 47 |
5.7 DNAカテナン 48 |
5.8 カテナンの分子素子としての応用 48 |
6 ポリロタキサン[原田 明] 52 |
6.1 はじめに 52 |
6.2 ロタキサン 53 |
(1) ロタキサンの合成 53 |
(2) クラウンエーテルを含むロタキサン 53 |
(3) 分子シャトル 54 |
(4) シクロデキストリンを含むロタキサン 55 |
6.3 ポリロタキサン 56 |
(1) クラウンエーテルを含むポリロタキサン 56 |
(2) シクロデキストリンを含むポリロタキサン 57 |
6.4 おわりに 59 |
7 フラーレンを基体とした超分子[村上裕人,中嶋直敏] 62 |
7.1 はじめに 62 |
7.2 フラーレンのホスト・ゲスト錯体 62 |
(1) ホスト分子としてのフレーレン 62 |
(2) ゲスト分子としてのフラーレン 63 |
7.3 分子認識部位を持つフラーレン 64 |
7.4 フラーレンの自己組織化 66 |
7.5 おわりに 66 |
8 高分子ミセル[長崎幸夫,片岡一則] 69 |
8.1 はじめに 69 |
8.2 反応性高分子ミセル 69 |
8.3 ポリイオンコンプレックスミセル 72 |
9 有機/無機ハイブリッド[中健介,中條善樹] 76 |
9.1 はじめに 76 |
9.2 水素結合を介した有機-無機ポリマーハイブリッド 76 |
9.3 In situ重合法による有機-無機ポリマーハイブリッド 78 |
9.4 IPN(相互侵入網目)型のポリマーハイブリッド 79 |
9.5 π-π相互作用の利用 80 |
9.6 おわりに 80 |
第3章 超分子の構造 |
1 超分子構造ポリマーの設計と固体構造[石津浩二,斎藤礼子] 82 |
1.1 はじめに 82 |
1.2 コアーシェル型ミクロスフェアの階層的格子形成 82 |
1.3 アロイ化による超分子構造ポリマーの設計 83 |
1.4 ミクロスフェアの格子固定による超分子構造ポリマーの設計 85 |
2 分子凝集設計と分子イメージング[梶山千里,久利恭士] 87 |
2.1 はじめに 87 |
2.2 水面上単分子膜の凝集構造 87 |
2.3 単分子膜の構造秩序化法 94 |
2.4 単分子膜の分子イメージング 99 |
2.5 まとめ 101 |
3 ゲルの構造[梶原莞爾] 104 |
3.1 はじめに 104 |
3.2 ゲル構造の古典的モデル 104 |
3.3 パーコレーションモデル 107 |
3.4 凝集モデル 108 |
3.5 高分子物理ゲル 112 |
3.6 動的構造 114 |
3.7 おわりに 116 |
4 水溶液中のナノ構造体[森島洋太郎] 118 |
4.1 はじめに 118 |
4.2 両親媒性高分子の自己組織化 118 |
(1) ブロック型両親媒性高分子 118 |
(2) ランダム型両親媒性高分子 119 |
4.3 分子内自己組織化によるユニマーミセル 121 |
4.4 おわりに 124 |
第4章 機能性超分子の設計と応用展望 |
1 フラクタル表面―超撥水/撥油材料への展開[辻井 薫] 126 |
1.1 はじめに 126 |
1.2 複雑さの定量的表現としてのフラクタル次元 126 |
1.3 フラクタル構造と固体表面の濡れ 127 |
(1) 濡れを決める2つの因子 128 |
(2) フラクタル表面の濡れ 129 |
1.4 超撥水/撥油表面の実現 129 |
(1) アルキルケテンダイマー(AKD)の超撥水表面 129 |
(2) AKDフラクタル表面を使った理論の検証 130 |
(3) 超撥油表面の実現 132 |
1.5 フラクタル表面の設計 135 |
1.6 おわりに 135 |
2 リン脂質高分子表面[石原一彦] 137 |
2.1 はじめに 137 |
2.2 リン脂質分子を吸着させた表面 137 |
2.3 リン脂質極性基を配列した表面の特性 139 |
2.4 リン脂質分子を組織化するポリマーの創成 141 |
2.5 リン脂質分子組織化表面の生体適合性 143 |
2.6 おわりに 145 |
3 星型ポリマー塗料[桑野一幸] 147 |
3.1 はじめに 147 |
3.2 塗料ハイソリッド化の原理 147 |
3.3 星型ポリマーの合成 148 |
(1) 合成方法 148 |
(2) 合成結果 149 |
3.4 合成星型ポリマーを用いた溶液粘度測定と塗料のハイソリッド化試算 149 |
3.5 星型ポリマーの耐候性 150 |
(1) 耐候性試験と劣化解析 150 |
(2) 劣化メカニズム解明と耐候性向上手法 150 |
4 診断薬およびDNA医薬[丸山 厚,赤池敏宏] 153 |
4.1 はじめに 153 |
4.2 ポリイオンコンプレックスを利用したインテリジェント型核磁性共鳴イメージング(MRI)造影剤の設計 153 |
4.3 DNA間超分子形成を安定化するポリカチオン櫛型共重合体 156 |
5 高分子ミセル型薬物キャリアー[横山昌幸,岡野光夫] 161 |
5.1 高分子ミセル型薬物キャリアーとは? 161 |
5.2 システム設計の指針 162 |
5.3 研究例 163 |
5.4 将来展望 165 |
6 生体内分解性超分子[由井伸彦,大谷 亨] 167 |
6.1 はじめに 167 |
6.2 超分子としての生体内分解性ポリロタキサンの化学 168 |
6.3 生体内分解性ポリロタキサンの生理環境下での構造 170 |
6.4 生体内分解性ポリロタキサンの会合性が酵素分解に与える影響と超分子構造の解離 172 |
6.5 生体内分解性ポリロタキサンの製剤としての研究展開 173 |
6.6 ポリロタキサン構造に基づいた細胞機能制御 176 |
6.7 おわりに 179 |
7 相互侵入高分子網目ゲル[由井伸彦,栗沢元一] 181 |
7.1 はじめに 181 |
7.2 相互侵入高分子網目(IPN)ゲルの特性 181 |
7.3 IPNヒドロゲルによる薬物放出制御 183 |
7.4 生体内分解性高分子IPNヒドロゲルによる新しい機能設計 185 |
7.5 おわりに 188 |
8 機能性ナノスフェア[川口春馬] 191 |
8.1 はじめに 191 |
8.2 光機能微粒子と微粒子アセンブリー 191 |
8.3 情報記録機能微粒子 192 |
8.4 流動挙動に特徴をもつ微粒子 192 |
8.5 電気磁気特性に特徴をもつ粒子 194 |
8.6 生医化学機能粒子 194 |
8.7 おわりに 197 |
9 細胞制御ナノスフェア[明石 満,加藤真哉] 199 |
10 導電性超分子[白川英樹] 205 |
10.1 はじめに 205 |
10.2 導電性超分子の構成要素 205 |
10.3 低分子化合物からなる導電性超分子 207 |
10.4 共役系高分子 208 |
10.5 低分子と高分子の接点・共役系オリゴマー 210 |
10.6 おわりに 210 |
11 モレキュラーインプリント超分子[吉川正和] 213 |
11.1 はじめに 213 |
11.2 モレキュラーインプリント法の原理 213 |
11.3 モレキュラーインプリント法の実例 214 |
11.4 新規なモレキュラーインプリント法 217 |
11.5 まとめ 218 |
12 屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器[小林毅之,佐々木敬介,小池康博] 222 |
12.1 はじめに 222 |
12.2 POFAの作製法 222 |
12.3 有機色素添加ポリマー光ファイバー増幅器 223 |
(1) 活性物質としての有機色素 223 |
(2) 有機色素の分光特性 224 |
(3) 有機色素添加POFAの光増幅特性 225 |
12.4 希土類キレート添加光ファイバー増幅器 227 |
(1) 活性物質としての希土類キレート 227 |
(2) 希土類キレートの分光特性 227 |
(3) 希土類キレート添加POFの光学特性 228 |
12.5 おわりに 229 |
13 化学増幅型レジスト[亀山泰弘] 231 |
13.1 はじめに 231 |
13.2 化学増幅ポジ型レジスト 231 |
13.3 化学増幅ネガ型レジスト 233 |
13.4 化学増幅レジストの問題点 234 |
13.5 化学増幅レジストの高解像力化 235 |
13.6 ArFエキシマーレジスト 235 |
13.7 今後の展開 236 |
14 ポリピロールフィルムアクチュエーター[奥崎秀典,功刀利夫] 239 |
14.1 はじめに 239 |
14.2 フィルムの屈曲・回復挙動 239 |
14.3 フィルムの伸縮と発生応力 241 |
14.4 ポリピロールの吸着等温線 242 |
14.5 アクチュエーターへの応用 244 |
(1) 高分子ローター 244 |
(2) フィルムの電気収縮 245 |
14.6 特徴および利用分野 246 |
15 光学活性超分子[青木隆史,緒方直哉] 248 |
15.1 はじめに 248 |
15.2 光学活性な感温性ポリマーの不斉分子認識能 249 |
15.3 おわりに 252 |
第5章 特許からみた超分子のR&D-最近の特許動向-[寺野 稔,森 秀晴] 254 |
1 デンドリマー 255 |
2 ロタキサン 260 |
3 カテナン 262 |
第1章 機能性超分子の設計と将来展望[緒方直哉] 1 |
第2章 超分子の合成 |
1 光機能性デンドリマー : 人工光合成へのアプローチ[相田卓三] 8 |