まえがき |
1 問題提起 - いま日本で何が起こっているか 1 |
1.1 すべての産業の成長と衰退 2 |
1.2 日本における機械関連産業の生産量の推移 6 |
1.3 いま日本で何が起こっているか 11 |
(a) マニュアル化の弊害 12 |
(b) 隙間組織の発生 16 |
(c) 分岐点での選択とその結果 19 |
1.4 見ない ・ 考えない ・ 歩かない 21 |
1.5 形骸化した管理 23 |
1.6 建前と実態の乖離 25 |
2 失敗学のすすめ 29 |
2.1 失敗の必要性 30 |
(a) 失敗体験の必要性 31 |
(b) たたら製鉄に見る「真の科学的理解」 39 |
2.2 失敗を生かす 47 |
(a) 技術を進歩させた3大失敗 - 失敗に学ぶことの必要性 47 |
タコマ橋の崩落/戦時標準船の破壊/コメット機の墜落 |
(b) 破壊したタービンロータ 55 |
(c) ひとりも怪我人が出なかった重大火災事故 61 |
(d) 明治三陸大津波の教訓 64 |
2.3 失敗の原因と結果 73 |
(a) 失敗の顕在化の確率 73 |
(b) 失敗原因の分類 78 |
(c) 失敗の原因と結果の関係 81 |
(d) 失敗原因の階層性 82 |
2.4 失敗の必然性 84 |
(a) 局所最適が全体最悪をもたらす 84 |
(b) 失敗は予測できる 87 |
(c) 時間の経過に伴う失敗確率(可能性) の増大 90 |
(d) 30年ごとに繰り返される橋の崩落 91 |
2.5 失敗知識の伝達 94 |
(a) それぞれの組織の中で孤立している失敗情報 94 |
(b) 失敗情報の知識化の必要性 97 |
(c) 結果に至る脈絡伝達の必要性 98 |
(d) 失敗の伝達に必要な記述 100 |
2.6 失敗を生かす工夫 107 |
(a) 失敗のデータベースが使われない理由 107 |
(b) 失敗知識データベースの収集 108 |
(c) 失敗知識データベースの事例情報のデータ項目一覧 110 |
(d) 失敗の全体構造と個別構造の表現 112 |
(e) 失敗シナリオの立体表現 115 |
(f) 対角線図と代表図による失敗事象の表現 117 |
(g) 失敗に関する筆者の取組み 120 |
3 創造学のすすめ 127 |
3.1 技術の獲得 128 |
3.2 設計手順と設計者の頭の中 135 |
(a) 機械設計における仕事の流れ 135 |
(b) 設計者の頭の中 140 |
(c) 設計における思考の基本過程 142 |
(d) 選択 ・ 決定とは何か 143 |
(e) 設計の思考過程がたどる二重らせん 152 |
(f) 創造的設計における思考展開 154 |
(g) 思考展開図 156 |
(h) 頭の中で実際に生じる設計の基本過程 158 |
(i) 仮説立証による決定過程 161 |
(j) 必要最小限の知識と経験 163 |
(k) 直観が創造を生む 165 |
3.3 創造設計原理 169 |
(a) 着想を得る 170 |
水平法/対話法/ブレインストーミング法 |
(b) 着想を発展させるための思考演算 180 |
交換 ・ 逆転/直列と並列の入れ替え/四則/写像/対称 ・ 鏡像 ・ 回転/相似則,拡大 ・ 縮小/変形 |
交換 ・ 逆転演算とその応用/直列と並列の入れ替え演算とその応用/トポロジー的変形とその応用 |
(c) 着想を発展させるための思考探索 197 |
パラメータを変えてみる/第3物質を加えてみる/第3の場を加えてみる |
(d) 着想を発展させるための仮想演習 204 |
(e) 着想をまとめる 206 |
共通概念でくくる/使う概念を選択する/脈絡をつける |
(f) 機械屋ならだれでも共通して持っている暗黙知 211 |
(g) すべての機械設計に共通する暗黙の原理 215 |
機械と美/機械と力線/機械の破壊と中心部の昼寝/無駄部分の切り捨て |
3.4 設計能力を高める 219 |
(a) トータルエンジニアリング 220 |
(b) エンジニアリングセンス 222 |
(c) 仮想演習をせよ 226 |
(d) 課題設定を早くしろ 230 |
(e) 頭に抽出しを作れ 233 |
(f) 人生を設計せよ 236 |
(g) 思いつきノートを作れ 239 |
(h) 裏図面を作れ 245 |
3.5 創造的設計の支援 248 |
(a) 設計支援システムのあるべき姿 248 |
(b) 設計者に提示すべき図と情報 250 |
(c) 頭の中とリンクさせる 252 |
4 考えを作る 255 |
4.1新しい考えを構築する手法 256 |
思考平面図/くくり図/思考関連図 |
4.2 思考の展開 266 |
(a) 思考展開図の必要性 267 |
(b) 思考展開図の利点 271 |
(c) 思考展開図を仕上げる 274 |
(d) らせん思考の形成 275 |
大蛇足:思考展開図を描くときの注意点 278 |
4.3 楽しいお花見を企画 ・ 実行する 282 |
お花見の思考平面図/お花見のくくり図/お花見の段階進行図/お花見の思考関連図/お花見の思考展開図 |
5 緊急提言 - 3現に学ぶ 303 |
5.1 現地 ・ 現物 ・ 現人(げんち ・ げんぶつ ・ げんにん) 304 |
5.2 暗黙知を表出し共有せよ 308 |
5.3 愚直に,生真面目に実行せよ 313 |
5.4 逆演算思考の必要性 316 |
5.5 アウトプット型の学習 319 |
5.6 個の独立 323 |
5.7 見せない ・ しゃべらない ・ 触らせない 325 |
5.8 技術をむしり取る場を作れ 328 |
5.9 緊急提言 330 |
あとがき 337 |
索 引 339 |
まえがき |
1 問題提起 - いま日本で何が起こっているか 1 |
1.1 すべての産業の成長と衰退 2 |