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1.

図書

東工大
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図書
東工大
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畑村洋太郎著
出版情報: 東京 : 講談社, 2006.7  279p, 図版[2]p ; 19cm
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はじめに 10
第1章 「失敗学」から「危険学」へ 13
   方法論が間違っていた
   マニュアル頼みの落とし穴
   そしてドアプロジェクトがはじまった
第2章 「プロジェクト」発足 27
   幼い命を奪った回転ドア事故
   「勝手連」事故調
   「自律分散型」の組織運営
第3章 ドアプロジェクトの手法 37
   実験対象は「すべてのドア」
   「失敗学」の集大成
   個人プロジェクトの強み
   プロジェクトを支えてくれた人々
   参加希望が殺到!
   ダミー人形
   多額の出費をどうするか
   思わぬプレゼント
   プロジェクトの進め方
   対象としたドア
   三段階の実験
第4章 実験でわかった真相Ⅰ 73
   「大型自動回転ドア」-恐怖の「殺人機械」
   「手動回転ドア」-無視された「安全思想」
   「エレベーターのドア」-危険を回避する技術の蓄積
   「スライドドア」-エレベーターと同じ安全設計
   「シャッター」-「センサー頼み」の危うさ
第5章 技術の系譜 111
   移入されたときにちがう目的に
   要求を入れながら仕様を変更
   新会社に残されたのは「実物のみ」
   「技術の来歴」と「付加設計」
第6章 実験でわかった真相Ⅱ 131
   「電車のドア」-起こり得るベビーカー挟まれ事故
   「新幹線のドア」-緩衝用ゴムの効果
   「自動車のドア」-思い切り閉めると危険
   「学校のシャッター」-放置されていた不適格品
   「事務所や家庭のドア」-引き裂かれた肉片
第7章 「勝手連事故調」の勝利 187
   小さな事故は大事故の予兆
   あり得ることは必ず起こる
   「制御安全」と「本質安全」
   「本質安全」をどう確保するか
   設計者の努力と限界
   国交省、経産省がつくった事故調
   事故調の問題点
   「原因究明」と「責任追及」を混同してはいけない
   「制度」が原因究明を阻む
   社内調査の限界
   「第三者による科学的調査」が必要
   ガイドラインを過信してはいけない
第8章 その後のドアプロジェクト 219
   「自律分散型」プロジェクトの成功
   プロジェクトの蒔いた種
   「子どものための危険学」
   事故を起こした大型回転ドアの保存
   企業の責任と遺族の思い
第9章 「危険学」をどう生かすか 239
   子どもたちの危機回避能力を養え
   「人工物」とどう付き合うか
あとがき 246
付章 実験の詳しい解説 249
はじめに 10
第1章 「失敗学」から「危険学」へ 13
   方法論が間違っていた
2.

図書

図書
畑村洋太郎著
出版情報: 東京 : 講談社, 2010.4  223p ; 20cm
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3.

図書

東工大
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図書
東工大
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畑村洋太郎編
出版情報: 東京 : 講談社, 2003.10  295p ; 20cm
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はじめに 1
第1章 材料分野 破壊事故に学ぶ――小林英男 13
   事故はすべての人が認める失敗である 15
   どんなものにも寿命がある 16
   破壊事故の三つの原因 18
   教科書にしたい歴史的な破壊事故 20
   疲労破壊は専門領域をまたぐ部分で起きている 23
   応力腐食割れ事故はなぜなくならないのか 27
   破裂事故を起こした複合原因 30
   破裂事故から得た教訓 34
   「絶対に壊れない」は嘘 36
   想定している問題が起こったときは安心 39
   他分野の破壊事故に学ぶ意義 42
   失敗知識の共有と伝承 47
   編者注 48
第2章 土木分野 事故にはいろいろ背景がある――松田芳夫 57
   技術論で語れない土木事故の特殊性 59
   評価は時代や立場によって変わる 61
   土木事故は施工途中に起こる 63
   元凶は作業員の不注意にあるのか 69
   大事故を招いた背景要因 71
   土木事故は仮設工事に集中する 74
   浸水事故はなぜ起こったのか 78
   全部を見渡せる責任者が求められている 82
   責任追及を優先すると原因究明ができない 84
   事故の法則とその克服 89
   編者注 92
第3章 建築分野 起こりうる事態をどこまで想定するか――嵩 英雄 101
   ハンムラビ法典にも規定されていた建築の失敗 103
   四つの段階における失敗 105
   建築の失敗の特徴 107
   建築の失敗は土木の失敗とよく似ている 108
   設計の失敗か施工の失敗か 110
   規定値はあくまで最小値である 112
   建物の供用開始後の事故 116
   既存不適格にどう対処するか 118
   WTC倒壊から見えるもの 121
   編者注 127
第4章 大量輸送分野 鉄道の安全は衝突事故の繰り返しによって高まった――万代典彦 135
   事故の苦い経験をもとに発展した列車衝突事故防止策 137
   車内警報装置からATSへ 140
   ATSの弱点を突いた事故の克服 146
   ATS-P 149
   ATS-SN 152
   原則はシンプル、システムはトータル 156
   機械はあくまでも人間のバックアップ 158
   システムと事故の体験をセットにした教育 161
   編者注 163
第5章 システム分野 ゼロから新システムを構築する――宮島弘志 169
   東京圏でATOS導入が必要だった理由 171
   輸送管理システムの変遷 173
   ATOSの特徴 176
   システム構築は汎用機で 180
   ダイヤ復旧の考え方を変える 185
   一ヵ所の障害が全体に影響 189
   設備増強の落とし穴 192
   対策を講じたはずだったのに 197
   指令員の技をどうやって継承するか 202
   編者注 206
第6章 エンジニアの失敗と成長――守友貞雄 211
   失敗の克服経験が人をつくる 213
   失敗の瞬間から自己正当化が始まる 214
   人が介在している失敗は自然現象ではない 216
   失敗しない人は本当に優秀なのか 218
   タイムリミットから本当の仕事が始まる 219
   アクティブな劣等生が優秀なエンジニアになる? 222
   真の「決断の勇気」とはなにか 223
   人に聞くのは得である 227
   エンジニアに求められる資質 228
   自己実現への欲求が人間を変える 231
   褒められ叱られながら人は成長する 235
   失敗体験が知識を生きたものに変える 238
   「教える」から「学ばせる」へ 243
   吉田松陰の啓育に学ぶ 245
   編者注 247
第7章 大工の失敗と成長――宮間熊男 255
   二十年に一度の遷宮を三回経験 257
   はじめは「技を盗む」 259
   道具は自分の手の延長 262
   職人には心技体が必要 266
   一流と二流の差 269
   総棟梁の苦労 272
   実際に失敗しないとわからないこと 275
   失敗は責めない 277
   同じ失敗を繰り返す人 279
   技能を支える環境 281
   編者注 285
おわりに 290
はじめに 1
第1章 材料分野 破壊事故に学ぶ――小林英男 13
   事故はすべての人が認める失敗である 15
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