1. チェビシェフの関数論(N.I. Akhiezer) 1 |
1.1 はじめに 1 |
1.2 ゼロからの偏差が最小の関数 6 |
1.2.1 A.A.マルコフの講義 6 |
1.2.2 E.I.ゾロタリョフの問題;V.A.マルコフの不等式 18 |
1.2.3 地図作製に関するチェビシェフの問題 37 |
1.3 連分数 41 |
1.3.1 直交多項式系の具体例 54 |
1.3.2 級数を連分数に変換することによって得られる多項式の零点のパラメータ依存性 57 |
1.3.3 積分の上下界についての研究 62 |
1.4 結論 85 |
2. 常微分方程式(N. Simonov and S.S. Demidov,S.S. Petrova) 95 |
2.1 18世紀の微分方程式の発展の要約 95 |
2.2 存在と一意性の問題 99 |
2.2.1 コーシーの業績 99 |
第1の方法 99 |
第2の方法 102 |
2.2.2 優級数の方法の発展 106 |
2.2.3 コーシー-リプシッツの方法 107 |
2.2.4 逐次近似法 111 |
2.3 求積法による方程式の積分 114 |
2.3.1 リウヴィルとリッカチ方程式 114 |
第1の方向 118 |
第2の方向 119 |
2.3.2 可積分を方程式の新しいクラス 119 |
ヤコビ方程式 120 |
ミンディングの研究 120 |
ダルブー方程式 121 |
ヤコビの最終乗数法 122 |
パッフの方程式 124 |
2.3.3 ソフス・リーと微分方程式の求積法による可積分性の問題 128 |
2.3.4 特異解 135 |
「特異解」現象 135 |
ラグランジュの理論 136 |
コーシーとクルノーの例 137 |
ダルブー,ダルブーとカタランの論争 138 |
特異解理論のその後の発展 140 |
2.4 線形微分方程式 140 |
2.4.1 一般論 141 |
方程式の階数を下げる方法 141 |
解の線形独立性.ロンスキアン行列式 143 |
記号法 144 |
定数係数の方程式.ブリソンとコーシーの方法 150 |
定数係数の方程式.グレゴリーとブールの方法 152 |
変数係数の方程式.ブールの業績 154 |
ヘヴィサイド作用素法(演算子法) 156 |
代数方程式との類似 160 |
定数係数の線形方程式系 162 |
2.4.2 境界値問題.ステュルム-リウヴィル理論 165 |
ステュルムの業績 167 |
リウヴィルの業績 170 |
ステュルム-リウヴィル理論のその後の発展 171 |
2.4.3 方程式の級数解と特殊関数 174 |
ベッセル関数の方程式 174 |
ベッセル関数論についてのソニンの研究 177 |
球関数の方程式 179 |
超幾何方程式 183 |
特殊関数を定義する他の方程式 185 |
2.5 微分方程式の解析的理論 188 |
2.5.1 コーシー理論の源泉.ブリオとブーケの業績 188 |
2.5.2 ベルンハルト・リーマン 190 |
2.5.3 ラーツァルス・フックス 195 |
2.5.4 アンリ・ポアンカレ 198 |
2.5.5 非線形方程式 201 |
2.5.6 ロシア数学者の研究 202 |
2.5.7 ポール・パンルヴェ 203 |
2.6 微分方程式の定性的理論 206 |
2.6.1 ポアンカレの定性的理論 206 |
定性的理論の起源 206 |
1881年から1886年の間のポアンカレの論文 209 |
微分方程式の定性的理論についてのポアンカレのその後の結果 218 |
2.6.2 リャプノフの安定性理論 220 |
A.M.リャプノフ 220 |
ポアンカレとリャプノフ以前の,有限自由度の系の安定性理論の研究 221 |
リャプノフの「運動の安定性の一般的問題」 223 |
第1の方法 224 |
第2の方法 226 |
正則な系 229 |
2.6.3 微分方程式の定性的理論のその後の発展 230 |
2.6.4 結論 230 |
3. 変分法(A.V. Dorofeeva) 235 |
3.1 序 235 |
3.2 19世紀前半の変分法 237 |
3.2.1 多重積分の極値 237 |
3.2.2 ハミルトン-ヤコビの理論 245 |
3.2.3 弱極値に対する十分条件 247 |
3.3 19世紀後半の変分法 259 |
3.3.1 ヤコビの判定条件の証明と解明.弱極値と強極値を判別する問題 260 |
3.3.2 ワイエルシュトラスの変分法 266 |
3.3.3 19世紀後半における最も簡単な変分問題についての理論 273 |
3.3.4 場の理論の創出 278 |
3.3.5 等周問題 286 |
3.3.6 ラグランジュ,マイヤーおよびボルツァの問題 292 |
3.4 結論.20世紀への曲り角における変分法の発展の動向について 301 |
4. 差分法(S.S. Petrova and A.D. Solv'ev) 310 |
4.1 補間 310 |
4.1.1 有限の補間 310 |
4.1.2 ラプラスの補間級数 314 |
4.1.3 アーベルの補間級数 318 |
4.1.4 ラグランジュの補間公式に対する剰余項の一つの評価 323 |
4.1.5 補間理論における複素関数論的方法 329 |
補間級数の収束性に関するフロベニウスの研究 331 |
エルミート:重複節点の補間問題 335 |
補間級数に対するその後の研究 337 |
4.2 オイラー-マクローリンの求和公式 339 |
4.2.1 求和の問題 339 |
4.2.2 半収束級数.ルジャンドルの研究 345 |
4.2.3 剰余項つき求和公式のポアソンによる導出 347 |
4.2.4 アーベルの導出 350 |
4.2.5 ヤコビの導出.包括条件 351 |
4.2.6 オストログラッキーによる求和公式 353 |
4.3 差分方定式 355 |
4.3.1 問題の設定.18世紀におけるこの理論の発展の要約 355 |
4.3.2 ラプラスの方法 358 |
4.3.3 ポアンカレの研究 363 |
4.4 結論 364 |
文献 367 |
論文誌名略記 401 |
事項索引 403 |
人名索引 408 |
1. チェビシェフの関数論(N.I. Akhiezer) 1 |
1.1 はじめに 1 |
1.2 ゼロからの偏差が最小の関数 6 |