序章 1 |
元素の周期系 1 |
元素 3 |
1.周期系 : 概論 14 |
1.1 元素を摸索する 14 |
1.2 元素の発見 17 |
1.3 近代に発見された元素の名称と記号 18 |
1.4 現代の周期表 21 |
1.5 周期律 26 |
1.6 元素間の反応と元素の順番づけ 27 |
1.7 周期系の異なった表示法 29 |
1.8 周期表中の最近の変更 30 |
1.9 周期系を理解する 32 |
1.10 分子の表 34 |
2.元素間の量的関係と周期表の起源 40 |
2.1 定量分析 40 |
2.2 当量 42 |
2.3 ギリシア原子論についての余談 43 |
2.4 ドルトンの原子論 44 |
2.5 体積による定比例の法則 48 |
2.6 プラウトの仮説 50 |
2.7 デーベライナー,三つ組を発見 54 |
2.8 グメリンの注目すべき周期系 56 |
2.9 グメリンの教科書にみる定性的化学 59 |
2.10 ペッテンコッファーの「差」の関係 62 |
2.11 デュマの貢献と元素変換論の復活 64 |
2.12 クレマースは水平に配置する 64 |
2.13 超三つ組 66 |
2.14 「三つ組」後記 69 |
2.15 原子量の決定 70 |
2.16 結 論 72 |
3.周期系の発見者たち 73 |
3.1 定性的化学についてのもう一つの短い間奏曲 81 |
3.2 数種の周期系の急速な出現 82 |
3.3 アレクサンドル・エミール・ベギュイエ・ド・シャンクールトワ 84 |
3.4 ジョン・ニューランズ 88 |
3.5 ウイリアム・オドリング 96 |
3.6 グスタフ・ヒンリックス 100 |
3.7 ユリウス・ロータル・マイヤー 107 |
3.8 レメレ-ソイベルト挿話 : 1868年の未発表の表 112 |
3.9 結論 113 |
4.メンデレーエフ 117 |
4.1 青年期と科学研究 118 |
4.2 発見の重要段階 121 |
4.3 元素の本性 127 |
4.4 予言する 132 |
4.5 メンデレーエフは物理還元主義者か 133 |
5.予言と配雷 : メンデレーエフの周期系の受け入れ 140 |
5.1 メンデレーエフの取り組み方 141 |
5.2 原子量の訂正 143 |
5.3 ベリリウム 144 |
5.4 ウラン 145 |
5.5 テルルとヨウ素 147 |
5.6 メンデレーエフの予言 148 |
5.7 ガリウムの発見 152 |
5.8 スカンジウム 154 |
5.9 ゲルマニウム 154 |
5.10 メンデレーエフのあまり成功しなかった予言 156 |
5.11 メンデレーエフの周期系の受け入れ 160 |
5.12 デーヴィーメダル引用文 162 |
5.13 周期表に対する同時代の反応 163 |
5.14 アイデアの力 167 |
5.15 不活性気体 168 |
5.16 結論 173 |
6.原子核と周期表 : 放射能,原子番号,同位体 179 |
6.1 X線とベクレル線 181 |
6.2 放射能 182 |
6.3 原子核の発見 184 |
6.4 原子番号 185 |
6.5 ヘンリー・モーズリー 190 |
6.6 残された欠番を埋める 194 |
6.7 モーズリーが成し遂げなかったこと 195 |
6.8 再燃した哲学論争 197 |
6.9 同位体の存在 197 |
6.10 三つ組元素についての追記 201 |
6.11 結論 203 |
7.電子と化学的周期性 207 |
7.1 電子の発見と原子の初期のモデル 208 |
7.2 原子のモデル 209 |
7.3 原子の量子論 212 |
7.4 周期系に関するボーアの第二の理論 217 |
7.5 エドマンド・ストーナー 222 |
7.6 パウリの排他律 224 |
8.化学者たちが発展させた周期系の電子論的解釈 231 |
8.1 アーヴィング・ラングミュア 237 |
8.2 チャールズ・ベリーの貢献 240 |
8.3 ハフニウム(72番元素)の場合 241 |
8.4 ボーアに戻る 243 |
8.5 ジョン・デイヴイッド・メイン=スミス 246 |
8.6 結論 250 |
9.量子力学と周期表 255 |
9.1 ボーアの古い量子論から量子力学へ 257 |
9.2 量子力学の出現 257 |
9.3 ハートリー-フォック法 259 |
9.4 原子の電子構造の記述 260 |
9.5 電子殻の閉じることの説明,しかし,周期が閉じることの説明ではない 265 |
9.6 周期表を物理還元する三つの可能なアプローチ 269 |
9.7 実行上の密度関数理論 273 |
9.8 結論 274 |
10.天体物理,原子核合成,そして再び化学へ 279 |
10.1 元素の進化 280 |
10.2 天体物理学と宇宙論 : 現在の考え方 288 |
10.3 原子核の安定性と元素の宇宙存在比 288 |
10.4 再び化学へ 294 |
10.5 さまざまな周期表 : 一つの最も基本的な周期表はあるのか 305 |
10.6 周期表に最良の形があるのだろうか? 309 |
10.7 周期表の連続体 311 |
訳者あとがき 319 |
人名索引 323 |
元素名索引 329 |
事項索引 331 |