I 図書館と著作権 7 |
1 図書館にとって著作権とはなにか? 8 |
(1) 図書館職員は著作権思想の最高の伝道者でなければならない 8 |
(2) 図書館の各種サービスと著作者との権利との関係 9 |
2 これから直面する図書館の著作権問題 10 |
II 著作権制度の基本の基本 13 |
1 著作権とは? 14 |
(1) 著作権法と知的財産権の関係 14 |
(2) なぜ著作(権)者を保護するのか? 16 |
(3) 著作権法の目的とはなにか? 17 |
2 著作物とは? 17 |
(1) 著作物として保護されるものとは? 17 |
(2) 著作物の種類 18 |
言語 音楽 舞踊又は無言劇 美術 建築 地図又は図形 映画 写真 プログラムの著作物 |
(3) その他の著作物 21 |
二次的著作物 編集著作物 データベースの著作物 共同著作物 権利の目的とならない著作物 |
3 著作者とは? 22 |
(1) 著作者とはだれか? 23 |
(2) 著作者の推定 23 |
(3) 法人(団体)が著作者になる場合 23 |
(4) 映画の著作物の著作者はだれか? 23 |
4 著作権には著作者人格権と財産権がある 24 |
(1) 著作者人格権の三つの種類 25 |
公表権 氏名表示権 同一性保持権 |
(2) 著作権(財産権)にはなにがあるか? 26 |
複製権 上演権・演奏権 上映権 公衆送信権 口述権 展示権 頒布権 譲渡権 貸与権 翻訳権 翻案権 二次的著作物の利用に関する原著作者の権利 26 |
5 保護期間―著作権には保護を受けられる期間がある 30 |
(1) 保護期間の始まりはいつか? 30 |
(2) 「通常の著作物」の保護期間 30 |
(3) 「その他の著作物」の保護期間 31 |
無名又は変名の場合 団体名義の場合 映画の場合 |
(4) 「外国人の著作物」の保護期間の特例 31 |
保護期間の相互主義 保護期間の戦時加算 |
(5) 保護期間の計算方法 32 |
6 著作隣接権とはなにか? 32 |
7 外国人の著作物に対する考え方 33 |
8 他人の著作物を利用する場合の手順 34 |
9 著作物が自由に利用できるのはどのような場合か? 36 |
私的使用 図書館における複製 引用 教科書への掲載 |
教科用拡大図書 学校教育番組の放送 学校その他の教育機関の複製 |
試験問題 点字による複製と録音 聴覚障害者のための自動公衆送信 |
非営利の演奏・上映 時事問題の論説の転載 政治上の演説の利用 |
事件の報道のための利用 裁判手続等における複製 |
情報公開法による開示のための利用 放送などのための一時的固定 |
美術の著作物の展示 公開の美術の著作物の利用 |
美術の著作物の展示に伴う複製 |
プログラムの著作物の保有者による複製等 |
複製権の制限により作成された複製物の譲渡 |
10 著作権が侵害されたらどうするか? 55 |
11 登録制度とその利用について 56 |
III Q&A : 図書館と著作権 59 |
1 国の著作物の著作権上の取り扱い 60 |
2 「○○年史」の著作権の帰属 63 |
3 「図書館だより」などの記事の署名、無署名の違い 64 |
4 絵本を大型紙芝居にすることとその貸出 66 |
5 絵本のカットやキャラクターの展示やチラシへの利用 68 |
6 図書館のイベントにおける絵本の立体化 69 |
7 本の表紙の広報誌への利用 71 |
8 図書館主催の講演の広報誌掲載や受講者の録音 72 |
9 博士論文のHPへの掲載 74 |
10 ロダン彫像写真のHPへの掲載 76 |
11 寄贈美術品の写真の広報誌・HPへの掲載 78 |
12 図書館の外観写真の広報誌・HPへの掲載 80 |
13 図書館におけるインターネット情報の利用 82 |
14 コンビニにおける私的使用のための文献複写 84 |
15 携帯電話などによる館内における図書・雑誌からの複写 87 |
16 複写サービスのできる図書館の種類と資料の全文複写 89 |
17 法第31条に基づく利用者自身のコイン式複写機利用 92 |
18 「図書館内コイン式複写が30条の私的複製」という解釈の不当性 95 |
19 博士論文、修士論文の一部複製 97 |
20 図書館所蔵の未公表書簡の複写・引用 99 |
21 表示の有無によるコピーサービスの違い 101 |
22 オンラインジャーナルからの文献ダウンロード 103 |
23 利用者複製に対する図書館の責任 106 |
24 「著作物の一部分」とは 108 |
25 学術雑誌の中の一論文の全文複写 110 |
26 ILL相互賃借による文献の送受 112 |
27 ファックスによる文献の送受信 115 |
28 所蔵資料の電子化と情報発信 117 |
29 図書館関係雑誌における引用 119 |
30 教材作成のために行う学校や大学図書館でのテレビのビデオ撮り 121 |
31 図書館の視覚障害者への各種サービス 123 |
32 図書館におけるビデオ上映 126 |
33 図書・雑誌、レコード・テープ、ビデオ等による貸出の取り扱いの違い 127 |
34 雑誌付録のCD-ROMやFDの貸出 133 |
35 レンタルコミックの貸与権適用と図書館貸出 135 |
36 著作権処理済ビデオの公共図書館と大学図書館との取り扱いの違い 137 |
37 古写真の著作権と所蔵権 140 |
38 図書館関係雑誌・学会誌などに投稿したものの著作権の行方 142 |
39 著作権者不明著作物の利用方法 145 |
40 「公貸権」とは 148 |
41 「版面権」とは 150 |
42 未公表著作物の展示 152 |
43 裁判所や著作権やプライバシーを侵害する著作物と確定した著作物の取り扱い 154 |
IV 資料 157 |
1 文化審議会著作権分科会審議経過報告(平成15年1月)抜粋 158 |
2 図書館における事典の複写―多摩市立図書館複写拒否事件(別冊ジュリスト「著作権判例百選(第3版)」)抜粋 164 |
3 東京地方裁判所判決(平成7年4月28日)全文 168 |
I 図書館と著作権 7 |
1 図書館にとって著作権とはなにか? 8 |
(1) 図書館職員は著作権思想の最高の伝道者でなければならない 8 |