注 : Cu[2]Oの[2]は下つき文字 |
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◇はじめに |
◇今後のエネルギー環境技術 茅 陽一(財団法人地球環境産業技術研究機構副理事長・研究所長) 9 |
・化石燃料の供給を制約する2つの問題 9 |
・脱化石燃料と省エネルギー 14 |
・産業界におけるエネルギー効率化 15 |
・脱化石燃料を進める原子力発電 17 |
・風力発電と太陽光発電が抱える問題点 18 |
・自然エネルギーの有効利用─バイオマス燃料とヒートポンプ─ 22 |
・未来を担う大規模自然エネルギー 25 |
・二酸化炭素を地中に埋め込むCCS 28 |
◇太陽光と水から水素を生成する光触媒の開発─クリーンで再生可能な水素エネルギー─ 堂免 一成(東京大学大学院工学系研究科教授) 33 |
・次世代エネルギーとして注目される水素 35 |
・人類の将来を担い得る太陽エネルギー 35 |
・太陽エネルギーが抱える2つの障壁 36 |
・光触媒を使った水の分解とは 38 |
・無機の固体材料を使った光触媒研究の現状 41 |
・光触媒で使える波長領域 42 |
・紫外光を用いての水分解法 43 |
・量子収率50%を超えるタンタル酸ナトリウム 45 |
・可視光を利用するための光触媒 47 |
・可視光を吸収する光触媒の作製 48 |
・さらに長波長で使うための光触媒の作製 53 |
・還元剤を用いた水分解 57 |
・光触媒が秘める可能性 58 |
◇人工光合成をめざして 井上晴夫(首都大学東京都市環境科学研究科教授) 61 |
・生物の生活を支える光合成 63 |
・光合成のしくみと増感剤の働き 64 |
・天然の光合成の優れたシステム─電荷分離状態の維持─ 67 |
・人工光合成実現への課題 69 |
・水を電子源とする人工光合成システムの構築へ向けて 70 |
・2電子変換で水から可視光で水素、酸素を得る 73 |
・水を電子源とした二酸化炭素の可視光還元 78 |
◇新規欠陥消滅法によるシリコン太陽電池の高性能化─環境に優しいゼロエミッションプロセス─ 小林 光(大阪大学産業科学研究所教授) 83 |
・太陽竃池がもたらす炭酸ガス削減効果 85 |
・太陽電池のしくみ 85 |
・エネルギー変換効率を下げる欠陥準位の問題を解消する方策─シアンを用いた新規欠陥消滅法─ 89 |
・多結品シリコン太陽電池の高効率化─加熱に対しても安定な新規欠陥消滅法─ 93 |
・メーカー製造の太陽電池の高効率化 97 |
・Cu[2]Oを用いた欠陥消滅処理 98 |
・HCN水溶液を用いた欠陥消滅型半導体洗浄法 100 |
・HCNの使用にあたっての安全対策 105 |
・ゼロエミッションでの半導体洗浄・欠陥消滅装置 108 |
◇熱から直接電気を取り出す夢の結晶─熱電変換材料─ 河本 邦仁(名古屋大学大学院工学研究科教授) 111 |
・熱エネルギーを電気エネルギーへ 113 |
・熱を電気へと変える技術 113 |
・熱電変換を利用した応用技術 114 |
・環境問題への切り札となる酸化物系の熱電変換材料の開発 116 |
・日本発の酸化物熱電変換材料 118 |
・熱電材料の設計の新たな提案 121 |
・n型酸化物の新材料─チタン酸ストロンチウム─ 123 |
・固液体化でZTを高める 124 |
・超格子をつくるメリット 128 |
・熱電変換技術を用いてエネルギー利用効率を高める 131 |
◇ナノテクで磁東量子をあやつる─21世紀エネルギーネットワークと高温超伝導─ 松本 要(九州工業大学工学部教授) 135 |
・実用化へ進み出した高温超伝導 137 |
・超伝辱とはどのような現象か 137 |
・第1の難問・高温超伝導の粒界問題をクリアする新材料 139 |
・第2の難問・ゼロ抵抗を壊す渦糸という存在をクリアするピン止め 145 |
・世界記録を実現した高温超伝導体によるピン止め 149 |
・高い特性へのカギを握るピン止めをシミュレーションで探る 154 |
・21世紀のエネルギーネットワークを高温超伝導体が支える 157 |
◇電気自動車は地球を救えるか 清水 浩(慶応義塾大学環境情報学部教授) 161 |
・温暖化とオイルピーク説という2つの問題 63 |
・二酸化農素排出量の2割を占める自動車─電気白動庫の有効性─ 163 |
・日本発の新技術で電気自動車の性能を上げる土台が整ってきた 166 |
・新技術を生かした電気自動車の新設計 170 |
・ポルシェ911を超える加速性能 177 |
・電気自動車の普及へ向けて 180 |