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東工大
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吉本隆明 [ほか]著 ; 吉本隆明研究会編
出版情報: 東京 : 三交社, 2002.2  158p ; 21cm
シリーズ名: 吉本隆明が語る戦後55年 / 吉本隆明他著 ; 吉本隆明研究会編 ; 7
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吉本隆明が語る戦後55年 「第8回」 初期歌謡から源氏物語まで 4
   宣長の「源氏物語」の読み方には主題主義否定の観点が入っている
   今の文芸作品がもっている作品形成の要素をすべてもっている「源氏物語」
   「源氏物語」は現代語訳で現代小説と同じように読むのがいい
   音数律から考えられる和歌の起源
   「起源以前」を物語る枕詞と二重地名
   歴史時代へ入っていく方法論としての現在性と歴史性が凝縮された地点
   鎌倉時代の制度にみる幕府と朝廷の不思議な権力関係
   日本に見られる宗教的な威力にかかわる二つの統治形態
   武家の頭領としての実朝と宗教的な首長としての実朝の問題
   日本の権力のあり方における連続性と非連続性をどう捉えるか
   武家政権は武力で朝廷を圧倒しながら日本国の統治者になろうとしないのはなぜか
   「生き神的権力」はけっして正面から覆すことはできない
   アジア的な権力の基本は貢納性にある
   贈与における物に付着した霊力と資本主義における物に付着した労働力
   ナショナルに対するインターナショナルなものが世界的・普遍的なものではない
   インドをモデルにしたマルクスの「アジア的」概念では見えてこない日本
   西欧の哲学や文学を「こちら」から捉えることを試みた「書物の解体学」
   自分のなかで組み立てへの疑問から何でも飛びついてみた時期
吉本隆明が語る戦後55年 「第9回」 親鸞とその思想 45
   親鸞に最初に触れた文章の基には三木清の「親鸞」があった
   教養を集大成した「教行信証」よりも「歎異抄」に切実さを感じた
   親鸞の考えはほとんど一念義に近かった
   「首の皮一枚」で固執してきたマルクス思想
   マルクスの思想とのつながりが曖昧できわどい今の場所
   親鸞は俗人・僧侶の境界を取り去って宗教的な解体をなしとげた
   蓮如は一念義を多念義に変え非僧非俗思想を隠して教団を広げた
   一向一揆と蓮如の思想は別にして考えないといけない
   親鸞は仏教の解体運動の一つとして仏教のもつ差別性を解体した
   現在の思想は無意識のうちに普遍宗教・普遍理念を目指している
   親鸞には民間信仰に妥協しない面と受け入れる面の二重性がある
   天皇制が存続し得た一つはどんな宗教も受け入れる融通無碍さにある
   第三次産業の発達と第一次産業の減少によって天皇制の理念性は意味を失っていく
   天皇制以前と高度資本主義の先を同時に掘っていくという課題
   キリスト教や仏教をいくら拡張しても世界的な普遍宗教にはなり得ない
   ヴェイユの政治理念としてのソ連批判と戦争否定の徹底さを評価する
   真の偉大さは無名性の領域にしかないというところに到達するヴェイユ
   日本のことを論じながら世界性とつながる方法
   日本で唯一、紋切り型へのはまり込みから脱していた柳田国男と芹口信夫
「現在への発言」 アメリカ同時多発テロ 吉本隆明+山本哲士 92
「連載資料」 心的現象論 1 吉本隆明 111
吉本隆明が語る戦後55年 「第8回」 初期歌謡から源氏物語まで 4
   宣長の「源氏物語」の読み方には主題主義否定の観点が入っている
   今の文芸作品がもっている作品形成の要素をすべてもっている「源氏物語」
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吉本隆明[ほか]著
出版情報: 東京 : 雲母書房, 2006.5  225p ; 20cm
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まえがき 吉本隆明 1
Ⅰ 吉本隆明に聞く
   ①還相の視座から 聞き手●菅瀬融爾 今津芳文 13
    中沢新一の〈宗教考古学〉と吉本隆明の〈アフリカ的段階〉
    学問としての宗教体験
    手でかんがえる
    気功のこと
    客観性を排除した親鸞
    聖地の観光化と精神の依存症
    自然信仰の理論化
    宗教とは何か
    未開野蛮の時代と〈死〉
    法律や国家の危うさ
    欧米的「世界はひとつ」ということの傲慢さ
    世界性のあり方
    自分の〈内〉の問題、〈外〉の問題
    〈存在倫理〉の設定
    フランスのナショナリズム
    親鸞の布教姿勢
   ②〈空隙〉より出る言葉 聞き手●芹沢俊介 菅瀬融爾 今津芳文 65
    山崎龍明の吉本批判
    宗教と倫理
    犯罪の思想的必然性
    法律家への懐疑
    親鸞教徒の使命
    時代の加速
    思考の放棄=動物生への回帰
    消費資本主義社会の高度化
    シュンペーターのマルクス批判と〈人間力〉
    価値浮遊と個人化の時代
    〈人間力〉について
    〈自己としての自己〉と〈社会的自己〉
    フーコーの〈自己への配慮〉
    否定の連鎖
    最後の問題としての〈存在倫理〉
    〈存在倫理〉とウィニコットの〈being〉
Ⅱ 論考
   吉本隆明「存在倫理」をめぐって ●芹沢俊介 105
   「正定聚」をめぐる断章~主に吉本隆明の親鸞論から ●今津芳文 141
    はじめに
    共同幻想と自己幻想について
    「正定聚」をめぐる言説の往還する路
    〈契機〉という構造
    めまいからの目覚め
    易行と横超
    「死」からの視座
    還相へ―往相過程の隘路を超えて
    おわりに
巳然形の親鸞 ●菅瀬融爾 181
    親鸞の読みかえ
    未然形と巳然形
    〈空―無自性〉について
    二種の往生
    自己絶対化への危惧
    往きと還り
あとがき 今津芳文
まえがき 吉本隆明 1
Ⅰ 吉本隆明に聞く
   ①還相の視座から 聞き手●菅瀬融爾 今津芳文 13
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