1 日本土木史の意義と特質 9 |
1.1 土木史の意義 9 |
1.1.1 土木史をなぜ学ぶか 9 |
1.1.2 土木の特性 10 |
1.2 日本の土木の特性 15 |
1.2.1 日本国土の地理的環境 15 |
1.2.2 日本の自然特性と土木技術 17 |
1.2.3 日本人の自然観と国土開発 24 |
2 江戸時代までの土木技術の形成 29 |
2.1 古代から中世までの日本の土木 29 |
2.2 近世における日本の土木 43 |
2.3 西欧近代土木工学の発祥と近代土木技術の黎明 60 |
2.3.1 西欧近代土木工学の発祥60 |
2.3.2 近代土木技術の黎明 65 |
3 明治維新から第二次世界大戦までの土木技術の近代化 71 |
3.1 明治初期における近代土木技術の導入一お雇い外国人の役割 71 |
3.2 明治期における土木工学の成立と土木技術の近代化 85 |
3.2.1 土木行政の確立 85 |
3.2.2 トンネル技術の自立 86 |
3.2.3 近代都市の成立-特に近代的水道の普及 89 |
3.2.4 軍事土木 94 |
3.2.5 帰国した留学生の活躍―古市公威を例として 94 |
3.2.6 琵琶湖疏水一土木技術自立への金字塔 99 |
3.2.7 土木技術者教育機関の整備 102 |
3.2.8 明治の土木技術者の思想と生き方―廣井勇を例として 104 |
3.2.9 鉄道が文明を全国に運んだ明治 107 |
3.3 大正と昭和初期における土木技術と土木事業の発展 110 |
3.3.1 大正から昭和へ-土木学会の誕生 110 |
3.3.2 丹那トンネルの難工事 112 |
3.3.3 信濃川の大河津分水 115 |
3.3.4 関束大震災とその復興 117 |
3.3.5 大ダム時代への胎動と水力発電事業の推進 121 |
3.3.6 台湾に身を捧げた浜野弥四郎と八田輿一 124 |
3.3.7 南満州鉄道の建設 124 |
3.3.8 関門海底トンネルの開通126 |
3.3.9 秀でた学問的業績 128 |
4 第二次世界大戦後の土木事業の発展 133 |
4.1 戦後の混乱から復興へ(1945~59) 134 |
4.1.1 戦後の経済危機一食糧危機の克服 134 |
4.1.2 愛知用水事業 136 |
4.1.3 打ち続く災害 137 |
4.1.4 工業の復興のための水力開発 143 |
4.1.5 新しい学問分野の勃興 146 |
4.2 高度成長を支えた旺盛な国土開発 149 |
4.2.1 高い経済成長率と産業構造の急変 149 |
4.2.2 全国総合開発計画 151 |
4.2.3 大ダム時代の到来 154 |
4.2.4 臨海工業地帯の造成 161 |
4.2.5 高速交通網の整備 164 |
4.2.6 都市基盤の整備 167 |
4.2.7 住民運動の台頭と環境問題の深刻化 169 |
4.3 安定成長期における持続的開発と保全の調和 171 |
4.3.1 土木界をめぐる新しい状況 171 |
4.3.2 三全総から四全総へ 174 |
4.3.3 充実が続く社会基盤施設 176 |
4.3.4 快適にして美しい国土へ 184 |
4.3.5 四島連結一青函トンネルと瀬戸大橋 185 |
4.4 第二次世界大戦後の半世紀を顧みる 190 |
4.5 21世紀の課題 192 |
4.5.1 地球時代の到来 192 |
4.5.2 国際化への対応 193 |
4.5.3 総合性を見直す 193 |
4.5.4 文化発展の原動力 194 |
文献解題 196 |
日本土木史年表 207 |
明治以前(B.C.~1867) 207 |
明治以降(1868~2007) 212 |
索引 235 |
人名索引 235 |
地名および事業名索引 238 |
事項索引 241 |