注 : C[60]の[60]は下つき文字 |
注 : [Janossy]は、現物の表記と異なります |
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総論 電子共役系有機構造体の創製と機能開発 : 現状と展望 檜山爲次郎 |
1 はじめに1 |
2 電子共役系の研究方法 1 |
3 電子共役系を構成する結合 2 |
4 基本的な元電子共役系導電材料 2 |
5 有機トランジスタ用π電子共役系 3 |
6 σ電子共役系 4 |
7 環状構造σ電子系 5 |
8 電子共役系 5 |
9 電子共役モジュール 5 |
10 電子共役系構築法 7 |
11 有機発光材料としての電子共役系 7 |
12 光記録材料としての電子共役系 8 |
〈基礎編 電子共役系構築法〉 |
第1章 クロスカップリング反応 中尾佳亮・檜山爲次郎 |
1 はじめに 13 |
2 新しいタイプの求核剤の利用 14 |
3 新しいタイプの求電子剤の利用 17 |
4 新しい触媒を利用するクロスカップリング反応 21 |
第2章 カルボメタル化反応、ヒドロアリール化反応 白川英二・林民生 |
1 カルボメタル化反応およびヒドロアリール化反応の概要 25 |
2 カルボメタル化反応 26 |
3 ヒドロアリール化反応 32 |
第3章 薗頭反応、溝呂木・ヘック反応 森敦紀 |
1 はじめに37 |
2 薗頭反応 38 |
3 溝呂木・へック反応41 |
第4章 芳香族C-Hアリール化反応 三浦雅博・佐藤哲也 |
1 はじめに 46 |
2 官能基をもつ芳香族化合物の分子間C-Hアリール化 47 |
2.1 フェノールおよびアルコール 47 |
2.2 ケトンおよびアミド 49 |
2.3 2-フェニルビリジンおよびイミン 50 |
2.4 その他の基質 50 |
3 分子内芳香族C-Hアリール化 51 |
4 複素環化合物のC-Hアリール化 52 |
5 おわりに 54 |
第5章 二金属反応剤の交差カップリング反応 清水正毅・檜山爲次郎 |
1 ジメタロアレーン 56 |
2 ビス(2-メタロエテニルもしくはエチニル)ベンゼン 62 |
3 1,2-ジメタロエテン 64 |
4 1,1-ジメタロエテン 66 |
5 2,3-ジメタロ-1,3-ブタジエン 68 |
6 1,4-ジメタロ-1,3-ブタジエン 69 |
第6章 ポルフィリンの周辺官能基化 忍久保洋 |
1 はじめに 74 |
2 求電子置換反応による周辺修飾 76 |
3 求核付加反応による周辺修飾 78 |
4 協奏的環化付加反応による周辺修飾 79 |
5 一電子酸化反応による周辺修飾 80 |
6 遷移金属触媒反応による周辺修飾 81 |
7 まとめ 86 |
第7章 C[60]とCNTの官能基化と変換反応 清水秀幸・中村洋介・西村淳 |
1 C[60]の官能基化と変換反応 89 |
1.1 C[60]の官能基化 90 |
1.1.1 Prato反応 90 |
1.1.2 Bingel反応 90 |
1.1.3 Diels-Alder反応 90 |
1.1.4 中村反応 91 |
1.1.5 フレロイド 91 |
1.1.6 その他 92 |
1.2 C[60]の変換反応 93 |
2 CNTの官能基化と変換反応 93 |
2.1 CNTの酸化による官能基化 94 |
2.2 CNTへの付加反応による官能基化 94 |
2.3 CNTの変換反応95 |
第8章 ポリインの合成 戸部義人・梅田塁 |
1 はじめに 98 |
2 鎖状ポリインの合成法 98 |
2.1 カップリング反応 99 |
2.2 脱離反応 100 |
2.3 転位反応 100 |
2.4 小炭素クラスターの捕捉 100 |
3 鎖状ポリインの合成例 100 |
3.1 末端が水素原子の場合 100 |
3.2 末端が炭素置換基の場合 101 |
3.3 末端がケイ素置換基の場合 102 |
3.4 末端が遷移金属錯体の場合 102 |
4 おわりに 104 |
第9章 アヌレンの合成 伊与田正彦・江野澤英穂 |
1 ヘキサデヒドロ[12]アヌレンおよびその誘導体の合成と機能 106 |
1.1 トリベンゾヘキサデヒドロ[12]アヌレンの合成 106 |
1.2 へキサデヒドロ[12]アヌレンおよびその誘導体の合成と機能 107 |
2 ドデカデヒドロ[18]アヌレンの合成とナノ構造体の形成 109 |
2.1 トリベンゾドデカデヒドロ[18]アヌレンの合成と機能 109 |
2.2 ドデカデヒドロ[18]アヌレンから超分子構造の形成 110 |
2.3 ドデカデヒドロ[18]アヌレンから得られるナノ構造体 111 |
3 巨大環状アヌレンの合成とナノ構造体の構築 112 |
3.1 大環状オリゴ(チエニレン・エチニレン)の合成とナノ構造体の構築 112 |
第10章 環状電子共役系の合成 川瀬毅 |
1 環状へキサ-m-フェニレンアセチレン類 116 |
2 円筒状の共役系の構築 119 |
3 環状オリゴ-p-フェニレンアセチレン(カーボンナノリング) 121 |
4 さらに大きな円筒状の共役系をもつ化合物 124 |
5 まとめ 125 |
〈応用編 新規電子共役系材料の創製と機能〉 |
第11章 トリス(トリメチルシリル)シリル基あるいは(トリメチルシリル)メチル基の置換したアントラセンおよびケイ素架橋シラフルオレンの構造と光物性 清水正毅・檜山爲次郎 |
1 はじめに129 |
2 トリス(トリメチルシリル)シリル基置換アントラセンの構造と光物性 129 |
3 (トリメチルシリル)メチル基置換アントラセンの構造と光物性 133 |
4 ケイ素架橋シラフルオレンの構造と光物性 135 |
5 おわりに 138 |
第2章 ホウ素を共役系に組み込む : 主鎖型共役ホウ素ポリマーの合成と機能 長田裕也・中條善樹 |
1 はじめに 142 |
2 ヒドロホウ素化反応による共役系有機ホウ素ポリマーの合成 142 |
3 有機金属試薬を中間体とした共役系有機ホウ素ポリマーの合成 145 |
4 イオンセンサーとしてのπ-共役系有機ホウ素ポリマー 146 |
5 ポリシクロジボラザン 147 |
6 ポリピラザボール 148 |
7 有機ホウ素キノレートポリマー 150 |
8 おわりに 51 |
第3章 ヘテロ環縮環ラダー型π電子系の合成と機能 山口茂弘 |
1 はじめに 154 |
2 ケイ素を含むオリゴ(p-フェニレンビニレン)の合成,構造,光物性 155 |
2.1 ケイ素架橋スチルベン類の合成 155 |
2.2 架橋オリゴ(p-フェニレンビニレン)の光物性に及ぼすケイ素の効果 157 |
2.3 架橋オリゴ(p-フェニレンビニレン)類の構造特性 158 |
3 縮合オリゴチオフェンの合成と有機トランジスタへの応用 159 |
3.1 縮合オリゴチオフェン類の化学 : 概観 159 |
3.2 縮環オリゴチオフェン類の合成 160 |
3.3 縮合オリゴチオフェン類の基礎物性および構造特性 161 |
3.4 縮合オリゴチオフェン類の有機トランジスタへの応用 163 |
4 その他の典型元素を含む縮環π電子系 163 |
5 おわりに164 |
第4章 空間を介する電子共役系 : シクロファン含有共役系高分子 森崎泰弘・中條善樹 |
1 はじめに 168 |
2 [2.2]メタシクロファン含有共役系高分子 169 |
3 [2.2]パラシクロファン含有共役系高分子 170 |
4 芳香環をペンダント側鎖に有する直鎖型共役系高分子 175 |
5 芳香環積層高分子の合成 177 |
6 おわりに 178 |
第5章 連結/共役型ポリフィリンの合成と機能 荒谷直樹・大須賀篤弘 |
1 はじめに 181 |
2 架橋型ポルフィリン多量体 182 |
3 直線状メゾ-メゾ結合ポルフィリン多量体 183 |
4 環状ポルフィリン多量体 184 |
5 メゾ-メゾ結合ポルフィリン多量体の2面角制御 187 |
6 共役系拡張ポルフィリンの合成 189 |
7 縮環ポルフィリン多量体 190 |
8 まとめ 193 |
第6章 オリゴチオフェンの合成と機能 安蘇芳雄・家裕隆 |
1 はじめに 198 |
2 ナノサイズ長鎖オリゴチオフェンの合成と機能 198 |
3 オリゴチオフェン/フラーレン連結系の開発と機能 201 |
4 多分岐型オリゴチオフェンの開発と機能 203 |
5 オリゴチオフェン分子ワイヤの合成と機能 205 |
6 おわりに 207 |
第7章 パイ共役系の高分子の合成と機能 田中玄太郎・大塚峻一・山本隆一 |
1 パイ共役高分子の合成 209 |
1.1 はじめに 209 |
1.2 有機金属化合物を用いた合成法 210 |
1.2.1 Grignard試薬による合成法 210 |
1.2.2 ニッケルゼロ価錯体を用いた合成法 211 |
1.2.3 パラジウム錯体を用いた合成法 212 |
1.3 その他の合成法 213 |
1.3.1 酸化重合 213 |
1.3.2 電解重合 214 |
1.4 おわりに 214 |
2 パイ共役高分子の機能 218 |
2.1 電界効果型トランジスタ(FET)への応用 218 |
2.2 有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)への応用 221 |
2.3 まとめ 222 |
第8章 液晶性電子共役高分子の創製 赤木和夫・須田清 |
1 研究背景 224 |
2 液晶性共役系高分子の分子設計 227 |
3 液晶性芳香族共役系高分子の合成 228 |
4 液晶性一置換共役系高分子の熱的性質 231 |
5 液晶性二置換共役系高分子の熱的性質 234 |
6 液晶性共役系高分子の磁場配向 235 |
7 磁場印加による液晶性共役系高分子の配向挙動 236 |
8 まとめ 241 |
第9章 電子共役系色素を用いる液晶の光配向と機能材料への展開 木下基・池田富樹 |
1 はじめに 245 |
2 光物理プロセスを利用する液晶の配向制御 246 |
3 [Janossy]効果を発現する電子共役系色素 247 |
4 新しいマイクロレンズおよびマイクロレンズアレイへの展開 248 |
5 おわりに 251 |
第10章 電子共役系の自己組織化と機能 安田琢磨・加藤隆史 |
1 はじめに 254 |
2 液晶性π共役分子の自己組織化と機能 254 |
2.1 液晶性有機半導体 255 |
2.2 π共役分子の一次元的組織化 257 |
3 自己組織化ナノファイバーの構築と機能 258 |
3.1 液晶物理ゲルの複合構造制御 259 |
3.2 導電性ナノファイバー 260 |
3.3 ホール輸送性液晶ゲル 261 |
4 おわりに261 |
第11章 オリゴ(フェニレンエチレニン)型発光材料の創製 山口仁宏 |
1はじめに 265 |
2 分子形状の変化と発光特性との関係 266 |
2.1 ロッド型OPEsの発光特性 266 |
2.2 バナナ型OPEsの発光特性 267 |
2.3 スター型OPEsの発光特性 268 |
3 電子状態の変化と発光特性との関係 270 |
4 おわりに 274 |
第12章 縦型メタルベース有機トランジスタの開発と有機EL素子の駆動 中山健一・横山正明 |
1 はじめに 277 |
2 縦型有機トランジスタ 277 |
3 新規縦型メタルベース有機トランジスタ 279 |
4 MBOTの動作メカニズム 281 |
5 MBOTによる有機ELの駆動 284 |
6 むすび 287 |
第13章 液晶物質を用いるトランジスタ材料 半那純一 |
1 まえがき 289 |
2 有機半導体としての液晶物質の特徴 291 |
2.1 伝導の次元性 291 |
2.2 伝導キャリア 292 |
2.3 移動度 293 |
2.4 伝導のモデル化 293 |
2.5 物質の純度 294 |
2.6 構造欠陥 295 |
2.7 電極界面の電気特性 295 |
3 トランジスタへの応用 296 |
3.1 液晶相で駆動するトランジスタ 296 |
3.2 結晶相で駆動するトランジスタ 298 |
4 おわりに 300 |
第14章 有機トランジスタ材料 山下敬郎 |
1 はじめに 303 |
2 p-型有機半導体 304 |
2.1 アセン類 304 |
2.2 オリゴマー類 306 |
2.3 テトラチアフルバレン(TTF)類 308 |
3 n-型有機半導体 309 |
第15章 フラーレンを用いたバルクヘテロ接合太陽電池 今堀博・梅山有和 |
1 はじめに 314 |
2 有機太陽電池の原理 314 |
3 低分子系バルクヘテロ接合太陽電池 317 |
4 高分子系バルクヘテロ接合太陽電池 317 |
5 色素増感・バルクヘテロ接合太陽電池 320 |
6 おわりに 323 |
注 : C[60]の[60]は下つき文字 |
注 : [Janossy]は、現物の表記と異なります |
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