PROLOGUE 環境はどのように文化を生成するか 中村良夫 7 |
衛生と貧困 8 |
エコロジー思想とその技術化 11 |
地球環境というパラダイム 13 |
環境と文化 ― デザインのモチベーションとして 16 |
<ディスカッション> 18 |
CHAPTER1 環境幻想 ― まもりたい環境はどこにあるのか 小野芳朗 23 |
システムとしての「衛生」の登場 24 |
改造される水環境 ― 明治期の水道整備とその背景 31 |
物語となった都市の記憶 35 |
謡曲に眺める風景 36 |
<ディスカッション> 39 |
CHAPTER2 山川草木を織り込んだ都市 ― 環境との関係構築の形 堀 繁 51 |
環境ストレス緩和装置としての都市 52 |
日本における都市と環境との関係 57 |
精神的環境ストレスの緩和と都市の形 60 |
日本の都市の特徴 64 |
日本における樹木 70 |
水への信頼 73 |
都市環境問題の二つの視点 74 |
<ディスカッション> 80 |
CHAPTER3 時間を超える建築 ― 自然という矛盾と向きあう 内藤 廣 93 |
<環境>なんかくそくらえ!!! 94 |
建築と<環境> ― 変容する関係性として捉える 96 |
コルビュジエとミース ― 近代建築の目指したもの 98 |
スペースシップ・モダニズム 102 |
ピュハ・ティラ ― 聖なるもの 104 |
つくりながら考えてきたこと 107 |
時間 ― 近代が排除したもの 114 |
<ディスカッション> 118 |
CHAPTER4 形態を超えて ― システムとしての都市デザイン 齋藤 潮 133 |
都市景観をめぐる議論 134 |
街並みの生成原理 140 |
形態にとらわれすぎないこと 144 |
景観法運用の行方 147 |
CHAPTER5 私たちの拠って立つ場所 ― 環境と都市をどのように育てるのか 土肥真人 149 |
私たちの拠って立つ場所 150 |
都市と人の関係性の弱さ ― 準拠点としての東京 154 |
デザインの核心 ― コミュニケーション 157 |
環境と都市に手を入れることの歓びと美 161 |
<ディスカッション> 163 |
EPILOGUE 人間像の改定を求める環境文化 中村良夫 173 |
人間中心主義の終わり 174 |
環境時代に環境を語らず ― 生存と実存 176 |
大地と人間をつなぐもの ― 断絶と回復 178 |
言葉とコミュニケーション ― コミュニティへ 180 |
社会契約から自然契約へ 184 |
PROLOGUE 環境はどのように文化を生成するか 中村良夫 7 |
衛生と貧困 8 |
エコロジー思想とその技術化 11 |