序文 i |
日本語版への序文 v |
訳者まえがき vii |
第1章 インセンティブ制度の歴史 with S.M.マウワー 1 |
1.1 古代 3 |
1.2 中世 : 修道院、ギルドと大学 7 |
1.3 近代ヨーロッパ : 特許、賞金、資金後援者 9 |
1.4 特許制度の確立 12 |
1.5 現代の資金後援者 : 財団 15 |
1.6 巨大科学と政府による資金援助の増加 17 |
1.7 現代の混合制度 22 |
1.8 結論 27 |
第2章 知識への投資 31 |
2.1 知的財産 : 情報ハイウェイの通行料 34 |
2.2 アイデアと技術革新 39 |
2.3 賞金 42 |
2.4 アイデアの選択 47 |
2.5 コンテスト 48 |
2.6 知識への効率的な投資 55 |
2.7 まとめ 61 |
2.8 技術的補遺 62 |
第3章 法律家以外の人のための知的財産法入門 with S.M.マウワー 67 |
3.1 特許権 68 |
3.2 著作権 78 |
3.3 営業秘密 82 |
3.4 その他の権利 |
3.5 情報公開の問題 85 |
3.6 保護範囲と必要進歩性 87 |
3.7 知的財産権と独占禁止法 91 |
3.8 技術的補遺 : 法律の調査研究について 95 |
第4章 知的財産権制度の設計 99 |
4.1 知的財産権がもたらす適正な利益とは 101 |
4.2 政策手段としての保護範囲 106 |
4.3 利益の構成 : 保護期間と範囲 110 |
4.4 特許獲得競争の長所と短所 115 |
4.5 免除の役割 117 |
4.6 汎用がもたらす問題点 120 |
4.7 技術的補遺 122 |
第5章 巨人の肩の上に立って : 累積的発明の保護 131 |
5.1 累積性の3つの種類 136 |
5.2 基礎研究と応用研究 140 |
5.3 リサーチツール 148 |
5.4 クオリティーラダー 153 |
5.5 クオリティーラダーにおける範囲と進歩性 156 |
5.6 試掘 159 |
5.7 まとめ 163 |
第6章 ライセンス、ジョイントベンチャー、競争政策 169 |
6.1 効率的な生産のためのライセンス 170 |
6.2 発明に関する競争政策 178 |
6.3 事前の合併と研究開発ジョイントベンチャー |
6.4 事後の合併と特許プール 185 |
6.5 共同権利管理と強制ライセンス 100 |
6.6 保護作品の販売とライセンスの比較 195 |
6.7 技術的補遺 197 |
第7章 権利の施行と訴訟 207 |
7.1 訴訟の実態 212 |
7.2 侵害に対する法的救済とその重要性 217 |
7.3 知的財産の技術的保護手段 224 |
7.4 著作物の限定された共有 232 |
第8章 現代の発明における民間部門と公的部門の連携 with S.M.マウワー 241 |
8.1 もつれた資金関係 243 |
8.2 大学における発明 248 |
8.3 政府による発明 254 |
8.4 民間と公的インセンティブの混合 257 |
8.5 政府助成金の手続き 262 |
8.6 開かれた科学の長所 268 |
8.7 技術的補遺 : 発見までの期待時間と情報開示 270 |
第9章 研究開発と特許の価値 275 |
9.1 研究開発と生産性の成長 278 |
9.2 特許データと研究開発費の私的価値 286 |
9.3 特許価値の偏った分布 290 |
9.4 まとめ 297 |
第10章 ネットワークとネットワーク効果 303 |
10.1 直接的ネットワーク利益 306 |
10.2 システム間競争と独占的インターフェース 313 |
10.3 物理的ネットワーク : インターネット 322 |
10.4 物理的ネットワーク : 携帯電話 326 |
10.5 技術的補遺 328 |
第11章 グローバル経済と技術革新 337 |
11.1 貿易政策と条約 339 |
11.2 内国民待遇と効率的な保護 343 |
11.3 1国レベルでの最適な保護 347 |
11.4 国家の自治権と保護対象 354 |
11.5 知的財産権とパブリックドメイン 357 |
11.6 国家の自治権と貿易ルール 360 |
11.7 外部性と国際協力 362 |
11.8 結論 363 |
第12章 日本のイノベーションとインセンティブ 青木玲子[著] 367 |
12.1 古代・中世-武器の生産 368 |
12.2 江戸時代の工業技術-「新規御法度」と「専売」 370 |
12.3 江戸時代の農業技術 372 |
12.4 江戸の起業家-平賀源内 374 |
12.5 現行特許制度 375 |
12.6 試験研究の例外と職務発明の経済分析 381 |
12.7 研究開発費と大学 390 |
索引 397 |