はじめに 1 |
序章 中山間地域の産業振興の課題 11 |
一 中山間地域の現状と課題 11 |
(1) 中山間地域の定義 |
(2) 中山間地域の抱える問題と地域産業振興の視点 |
二 本書の構成 17 |
第一章 オンリーワンによる日本一おいしいむら-北海道真狩村- 22 |
一 小さな普通の農村・真狩村 23 |
二 真狩村の産業振興の歩み 25 |
三 オンリーワン=マッカリーナというレストラン 28 |
四 オンリーワンの波及効果~点からの広がり 34 |
五 マッカリーナに見る中山間地域の振興のヒント 38 |
第二章 連鎖的な特産物開発と市場展開-岩手県川井村産業開発公社の経営戦略- 44 |
一 人口動態と産業の概要 45 |
二 川井村産業開発公社の展開 50 |
三 直売施設「やまびこ産直館」の展開 57 |
四 地域に深い愛情を注ぐ人々 60 |
第三章 地域資源の開発と事業化のマネジメント-新潟県小国町- 64 |
一 小国町の概要 65 |
二 原料および加工品の生産状況と生産組織 68 |
三 市場および消費動向調査 76 |
四 先進事例調査 79 |
五 新商品開発への取組み 81 |
六 地域開発プロジェクトのマネジメント 88 |
第四章 農工のバランスのとれた村づくり-静岡県豊岡村- 92 |
一 豊岡村の概要 93 |
二 村づくりの歴史 96 |
三 工業振興の展開 99 |
(1) 誘致企業の定着 |
(2) 新たな企業誘致 |
四 農業の活性化 107 |
五 豊岡村からの教訓 114 |
第五章 掛け算の妙技を用いた集客戦略-愛知県足助町- 118 |
一 地域にストックされている先人たちの知恵 119 |
二 足助の地域づくりに見る三つの極意 122 |
(1) 一人の地域プロデューサーが創造した地域活力向上の極意2 |
(2) 「掛け算の妙技」こそが地域経営の極意 |
(3) 巧みな情報発信による地域の陳腐化防止の極意 |
三 地域のお山の大将ではなく、小さな世界的都市(まち)づくりへ 135 |
四 集客による地域づくりの先頭集団としての期待 137 |
五 物事の成就の原理をさらに追求して 138 |
第六章 山村と都市との交流-和歌山県清水町- 140 |
一 清水町の概要 142 |
二 清水町の観光開発 144 |
三 清水町における観光現象の実態 154 |
四 地域への経済的効果 157 |
五 評価と課題 160 |
第七章 農村工業導入を核とした地域活性化-島根県織田町における幅広い取り組み- 163 |
一 横田町の概要 164 |
二 ものづくりの歴史を持つ町 167 |
三 農村工業の導入 169 |
四 農林業振興への展開 178 |
五 横田町の取り組みが示唆すること 181 |
第八章 内部者と外部者が接する場が生む社会的・経済的効果-高知県篠原町- 185 |
一 棚田オーナーシステムにみるアイデンティティの認識 186 |
二 農家民宿経営にみるアイデンティティの発信 192 |
三 Iターン者の立場からの難しさ 194 |
四 自立のために 197 |
五 観光と地域コミュニティの融合 199 |
六 アイデンティティとアントレプレヌールシップ 202 |
第九章 地域の教育力を活かした滞在・生活型交流のまちづくり戦略-宮崎県五ケ瀬町- 205 |
一 学びの森学校の誕生 208 |
二 「地域の教育力」を活かす、学びの森学校 211 |
三 学びの森学校の波及効果 219 |
四 学びの森学校を活用した、今後の地域づくり戦略 220 |
終章 中山間地域産業の振興戦略 227 |
一 命懸けのプロデューサーが必要 227 |
二 市場に鍛えられなければダメ 232 |
三 若いエネルギーへの期待 235 |