1章 はじめに 1 |
1.1 日常生活にある身近な衝撃の話 1 |
1.1.1 衝撃のゴルフ 1 |
1.1.2 生活の中の衝撃 5 |
1.1.3 衝撃!奇跡の生還 8 |
1.1.4 衝撃による悲劇と危機一髪 12 |
1.1.5 衝撃の利用 12 |
1.1.6 衝撃の危険性 14 |
1.2 衝撃,衝撃力とは何? 18 |
2章 衝撃を理解するための基礎的事項 24 |
2.1 物理学における衝突問題 24 |
2.1.1 運動量の法則(ニュートンの第2法則)について 24 |
2.1.2 力積と運動量および仕事と運動エネルギー 27 |
2.1.3 2物体の衝突問題 33 |
2.1.4 バットとボールの衝撃 36 |
2.2 ヘルツの衝突理論 37 |
2.2.1 半無限弾性体に対する球の接触圧 38 |
2.2.2 球同士の衝突 40 |
2.3 衝撃問題の数値解析 44 |
2.3.1 2質点系の簡単な衝撃応答解析 45 |
2.3.2 任意の衝撃荷重に対する応答解析 45 |
2.3.3 運動方程式の直接積分法 46 |
3章 はりへの横衝撃 56 |
3.1 エネルギー法によるはりの横衝撃解析 56 |
3.2 振動解析による方法 58 |
3.2.1 基礎式の定式化 58 |
3.2.2 運動量保存則,運動エネルギー保存則による最大たわみ 59 |
3.2.3 運動量保存則を用いた場合の損失運動エネルギー 62 |
3.3 塑性解析による方法 63 |
3.3.1 基礎式の定式化 64 |
3.3.2 全塑性モーメントの求め方 65 |
3.3.3 はりの横衝撃に対する塑性解析 66 |
4章 衝撃外力を受ける質点系構造モデルの応答計算 73 |
4.1 種々の荷重に対する応答計算 74 |
4.1.1 単位インパルス応答 74 |
4.1.2 任意波形の外力に対する応答 75 |
4.1.3 突然作用する荷重に対する応答 78 |
4.1.4 長方形パルス荷重に対する応答 80 |
4.1.5 三角形パルス荷重に対する応答 82 |
4.1.6 台形荷重に対する応答 86 |
4.1.7 ピーク値をもつ荷重に対する応答 89 |
4.2 より実際的な荷重に対する簡易な応答計算 91 |
4.2.1 落石荷重に対する応答 91 |
4.2.2 土石流流体力に対する応答 94 |
4.2.3 爆風圧荷重に対する応答 98 |
4.2.4 航空機衝突に対する応答 102 |
4.2.5 衝撃的地震動に対する応答 104 |
4.2.6 衝撃的上下動の再現に関する実験 110 |
4.3 2質点系モデルの応答解析 114 |
4.4 多質点系モデルの応答計算 122 |
5章 もっと速い衝撃の問題 127 |
5.1 波動の問題 129 |
5.2 一次元波動方程式の解法と応用 131 |
5.2.1 固体中を伝播する弾性応力波 131 |
5.2.2 一次元波動方程式の誘導 132 |
5.2.3 一次元波動方程式の解 133 |
5.3 一次元波動方程式の応用 134 |
5.3.1 境界における波の反射 134 |
5.3.2 弾性棒の衝突により生じる応力波 142 |
5.3.3 有限長の弾性棒の衝突により生じる応力波 143 |
5.3.4 一次元波動伝播の応用 144 |
5.4 フーリエ変換を用いた一次元波動方程式の解法 144 |
5.4.1 基礎式の誘導 144 |
5.4.2 剛体が材端にある場合の入射応力波と反射応力波の関係 146 |
5.4.3 抵抗を受ける弾性棒中の応力波の伝播特性 150 |
5.4.4 粘弾性体棒を伝播する応力波の伝播特性 153 |
5.5 波動解析と振動解析の等価性 155 |
5.5.1 振動解析の基本式 156 |
5.5.2 波動論と振動論による解析結果の比較 157 |
6章 具体的な衝撃問題と応用 162 |
6.1 土木建築分野の衝撃問題 162 |
6.1.1 衝撃荷重と対象構造物 162 |
6.1.2 衝撃荷重の作用による構造物の挙動と応答 163 |
6.1.3 構造物の機能と安全性 165 |
6.2 土木,建築工学分野における衝撃実験と計測 166 |
6.2.1 衝撃実験法 166 |
6.2.2 衝撃実験の対象と方法 168 |
6.2.3 衝撃実験装置 169 |
6.2.4 計測データの処理の問題 174 |
6.2.5 計測データの波形処理法の分類と特徴 174 |
6.3 構造材料のひずみ速度依存性 178 |
6.3.1 代表的なコンクリートの動的一軸圧縮強度の表示式 179 |
6.3.2 三軸圧縮応力下でのコンクリートの動的構成則 180 |
6.3.3 コンクリートの動的引張強度特性 185 |
6.3.4 鋼材のひずみ速度効果 186 |
7章 衝撃設計の考え方 188 |
7.1 構造物の全体破壊に対する衝撃設計 188 |
7.1.1 設計法の種類 188 |
7.1.2 エネルギー法による設計 190 |
7.1.3 荷重-力積曲線(P-I曲線)を利用した設計法 192 |
7.1.4 性能照査型耐衝撃設計法の考え方 198 |
7.2 構造部材の局部破壊に対する防護設計 200 |
7.2.1 局部破壊の評価 200 |
7.2.2 飛翔体の高速衝突を受けるコンクリート板の局部破壊 203 |
7.2.3 局部破壊の特徴 204 |
7.2.4 局部破壊モード 206 |
7.2.5 コンクリート板の局部破壊抑止対策 207 |
7.2.6 局部破壊に対する防護設計の例 215 |
7.3 コンクリート構造物の破壊と防護 222 |
7.3.1 日本の築城,要塞 222 |
7.3.2 日露戦争における旅順攻防戦秘話 226 |
付録 230 |
付録1 : 単位系について 230 |
付録2 : 本書に関連する関数の主要な微分・積分公式 232 |
付録3 : スプリット・ホプキンソン棒(SHPB)試験法 233 |
参考文献 235 |
索引 239 |