第1章 モバイル通信システム |
1.1 概要 1 |
1.2 無線信号 4 |
1.2.1 無線周波数 4 |
1.2.2 変調方式 5 |
1.3 電波伝搬環境 13 |
1.3.1 時間変動特性 13 |
1.3.2 チャネル特性 16 |
1.3.3 改善技術 16 |
1.4 無線アクセス方式 16 |
1.4.1 PDC方式 20 |
1.4.2 IMT-2000DS-CDMA(W-CDMA)方式 28 |
1.5 基地局及び端末 32 |
1.5.1 基地局装置 32 |
1.5.2 端末 33 |
第2章 無線回路の基本と要求条件 |
2.1 変調器 37 |
2.1.1 信号処理から見た変調操作 37 |
2.1.2 乗算器の構成 39 |
2.1.3 直交変調器における変調誤差の要因 42 |
2.1.4 直交変調器における変調精度の評価 47 |
2.2 電力増幅器 49 |
2.2.1 役割と機能 49 |
2.2.2 送信信号の性質と増幅器の非線形ひずみの関係 50 |
2.2.3 要求特性例 61 |
2.3 受信回路 65 |
2.3.1 受信回路の基本構成と動作 65 |
2.3.2 無線回路の性能指標 73 |
2.3.3 受信回路への要求性能 89 |
2.3.4 受信回路の構成例 94 |
2.4 周波数シンセサイザ 100 |
2.4.1 構成と基本動作 100 |
2.4.2 周波数切換速度 101 |
2.4.3 周波数切換えの高速化 103 |
2.4.4 位相雑音 105 |
2.4.5 電圧制御発振器 109 |
2.4.6 PLL周波数シンセサイザを集積化したRF-IC 109 |
2.5 非線形の解析手法と線形性の評価方法 111 |
2.5.1 電力増幅器の非線形 111 |
2.5.2 非線形解析法 112 |
2.5.3 複素べき級数表示の導出 114 |
2.5.4 入出力応答 116 |
2.5.5 線形性の評価方法 119 |
第3章 電力増幅器とその線形化技術 |
3.1 電力増幅器の効率 128 |
3.1.1 流通角による電力増幅器の分類 128 |
3.1.2 スイッチングモード増幅器 132 |
3.1.3 ドハティ増幅器 134 |
3.2 線形化技術 135 |
3.2.1 個別増幅と共通増幅 135 |
3.2.2 フィードフォワード(FF)増幅器 139 |
3.2.3 プリディストーション 146 |
3.3 その他の線形化技術 155 |
3.3.1 LINC 155 |
3.3.2 負帰還法 156 |
第4章 超伝導受信技術 |
4.1 超伝導受信フロントエンド 162 |
4.1.1 基本構成 163 |
4.1.2 高温超伝導フィルタ(HTSF) 165 |
4.1.3 極低温低雑音増幅器(CLNA) 166 |
4.1.4 冷凍機 168 |
4.1.5 2GHz帯小形・高信頼CRFE 172 |
4.2 高感度化 173 |
4.2.1 雑音指数と等価雑音温度 173 |
4.2.2 CRFEによる受信感度改善効果 177 |
4.3 都市雑音(人工雑音) 179 |
4.4 高選択性の効果 181 |
4.5 CRFEのモバイル通信基地局への適用効果 183 |
4.6 CRFEのフェイルセイフ化 185 |
4.6.1 基地局受信系構成の工夫 185 |
4.6.2 HTSFと常温動作フィルタの切換え 186 |
第5章 受信フロントエンドとダイレクトコンバージョン受信機 |
5.1 受信フロントエンドの基本コンポーネント 190 |
5.1.1 課題 190 |
5.1.2 高周波フィルタ 191 |
5.1.3 高周波半導体素子 197 |
5.1.4 低雑音増幅器(LNA) 200 |
5.1.5 ミクサ 203 |
5.1.6 直交ミクサ 207 |
5.2 ダイレクトコンバージョン受信機の構成と課題 218 |
5.2.1 開発の経緯 218 |
5.2.2 システム構成上の課題 219 |
5.2.3 アナログベースバンド回路 224 |
5.3 開発例 228 |
5.3.1 GaAs受信フロントエンドモジュール 228 |
5.3.2 W-CDMA方式端末用偶高調波形ダイレクトコンバージョン受信機 229 |
5.3.3 GSM方式端末用ダイレクトコンバージョン受信機 234 |
第6章 無線回路のマルチバンド化技術 |
6.1 構成法 242 |
6.2 可変整合回路によるマルチバンド化 245 |
6.3 マルチバンド電力増幅器 248 |
6.3.1 RF-MEMSスイッチ 248 |
6.3.2 可変帯域電力増幅器 249 |
6.4 帯域可変RFフィルタ 252 |
索引 255 |