注 : Alq[3]の[3]は下つき文字 |
注 : AlkaMax[○R]の[○R]は上つきの合成文字 |
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【基礎物理編】 |
第1章 有機半導体への期待(徳丸克己) |
1. はじめに 3 |
2. 有機半導体の概念の誕生 3 |
3. 有機EL研究のブレークスルー 4 |
4. 有機ELと有機固体太陽電池 5 |
5. 発光性金属錯体の基礎としてのルテニウム錯体 6 |
6. 色素増感太陽電池研究のブレークスルーと有機ELとの接点 6 |
7. EL発光と有機レーザー 8 |
8. 有機レーザーと二光子吸収 8 |
9. 各種の有機光機能材料で用いる物質の横断的俯瞰 8 |
10. 励起状態の特徴 9 |
11. おわりに 10 |
第2章 電荷注入機構と界面電子構造(石井久夫) |
1. はじめに 13 |
2. 有機半導体のバルクと界面の電子構造 13 |
3. 電荷注入機構 18 |
3.1 Thermoionic Emission 20 |
3.2 トンネル注入 21 |
4. 実際の注入特性とオーミックコンタクト 22 |
5. まとめ 22 |
第3章 電荷輸送機構(内藤裕義) |
1. はじめに 24 |
2. 電荷移動度測定法 24 |
2.1 空間電荷制限電流法 25 |
2.2 暗注入法 26 |
2.3 三角波による暗注入法 27 |
2.4 インピーダンス分光法 28 |
3. 電荷輸送モデル 30 |
3.1 マルチプルトラッピングモデル 30 |
3.2 Gaussian Disorder Model(GDM) 31 |
4. 局在準位分布測定法 32 |
4.1 SCLC 33 |
4.2 過渡電流法 33 |
5. おわりに 33 |
第4章 有機発光材料の光物理過程(河村祐一郎) |
1. はじめに 36 |
2. 有機分子の発光機構 36 |
2.1 分子軌道と電子遷移 36 |
2.2 蛍光 37 |
2.3 燐光 39 |
3. 分子間エネルギー移動 40 |
4. 光励起と電気励起 42 |
5. まとめ 43 |
第5章 劣化機構 |
1. クライオプローブを用いたNMR測定による有機EL素子中の有機材料の検出および劣化解析(梶弘典,村田英幸) 45 |
1.1 はじめに 45 |
1.2 クライオプローブによるNMR測定 45 |
1.3 実験 46 |
1.4 結果 49 |
1.5 考察 50 |
1.6 まとめと展望 51 |
2. 有機EL素子の高温保存劣化分析(宮口敏,大畑浩,平沢明,宮本隆志) 53 |
2.1 まえがき 53 |
2.2 SIMS(二次イオン質量分析) 53 |
2.3 実験・結果・考察 55 |
2.3.1 正孔輸送材料とAlq[3]の混合 55 |
2.3.2 電子注入材料の有機層への拡散 58 |
2.4 まとめ 61 |
【材料化学編】 |
第6章 正孔輸送材料(横山紀昌) |
1. はじめに 65 |
2. 低分子系正孔輸送材料 65 |
3. おわりに 70 |
第7章 電子輸送材料(富永剛) |
1. はじめに 72 |
2. 電子輸送材料開発 73 |
3. 開発例―ホスフィンオキサイド系電子輸送材料 74 |
4. 実用化に向けて 76 |
5. 電子注入・輸送特性の定量的把握 77 |
6. おわりに 79 |
第8章 蛍光発光材料(舟橋正和) |
1. はじめに 80 |
2. 有機ELの開発経緯 80 |
3. 低分子型有機EL素子の構成 81 |
4. 青色発光材料 81 |
4.1 スチリル系青色材料 81 |
4.2 正孔材料の改良 81 |
4.3 青色ホスト材料の改良 82 |
4.4 フルカラー用純青色材料 83 |
4.5 新規青色発光材料の開発 83 |
5. 緑色発光材料の開発 84 |
6. 赤色発光材料の開発 84 |
7. 蛍光型3波長白色素子の開発 86 |
8. おわりに 87 |
第9章 りん光発光材料(秋山誠治) |
1. はじめに 89 |
2. 青色りん光材料の構造と光学特性 89 |
2.1 レニウムRe(Ⅰ)錯体 89 |
2.2 オスミウムOs(Ⅱ)錯体 90 |
2.3 イリジウムIr(Ⅲ)錯体 91 |
2.4 白金Pt(II)錯体 91 |
2.5 銅Cu(Ⅰ)錯体 91 |
2.6 銀Ag(Ⅰ)錯体 96 |
2.7 金Au(Ⅰ),Au(Ⅲ)錯体 97 |
2.8 亜鉛Zn(Ⅱ)金属錯体 98 |
2.9 ツリウムTm(Ⅲ)金属錯体 98 |
3. まとめ 99 |
第10章 高分子材料―デバイスプロセス技術と関連して―(坂本正典) |
1. はじめに 102 |
2. 共役系発光材料 104 |
2.1 PPV系材料 104 |
2.2 PF系材料 105 |
2.3 Poly-Spiro系材料 105 |
2.4 フルカラー用材料 105 |
3. 非共役高分子有機EL材料 106 |
4. 高分子有機EL素子の課題 106 |
4.1 カラー 106 |
4.2 発光効率 107 |
4.3 寿命(ライフ) 107 |
5. 高分子有機ELのインクジェット技術 108 |
5.1 インクジェット方式の利点 108 |
5.2 インクジェット法の課題 108 |
5.3 インクフォーミュレーション技術 109 |
5.4 インクジェットヘッド技術 109 |
6. 新材料の開発動向 109 |
6.1 高効率化 109 |
6.2 蛍光材料の改善 109 |
6.3 リン光材料の導入 110 |
7. おわりに 110 |
第11章 光硬化型正孔輸送材料を利用した高分子有機EL素子の高効率化(熊木大介,時任静士) |
1. はじめに 112 |
2. 光硬化型正孔輸送材料 112 |
3. 薄膜のキャリア輸送性 114 |
3.1 TOF法による正孔移動度の評価 114 |
3.2 反応開始剤のドーピング効果 116 |
4. 高分子有機EL素子の試作・評価 117 |
4.1 正孔注入層としての性能 117 |
4.2 積層構造による高効率化 119 |
5. まとめ 120 |
第12章 有機/有機界面の相互作用(松本直樹,西山正一,安達千波矢) |
1. はじめに 121 |
2. Alq[3]と正孔輸送材料のExciplex形成 122 |
2.1 Alq[3] : HTM共蒸着膜のPL特性 122 |
2.2 Alq[3] : HTM共蒸着膜の電界下でのPL特性 124 |
3. HTM/Alq[3]素子の特性 126 |
4. おわりに 127 |
第13章 電極/有機界面制御(坂上恵) |
1. 電極/有機界面の重要性 129 |
2. 陽極における界面制御 129 |
2.1 ITOの表面処理 130 |
2.2 ホール注入層 130 |
3. 陰極との界面制御 133 |
4. おわりに 137 |
第14章 デバイス封止材料(飯田隆文) |
1. はじめに 140 |
2. 有機ELディスプレイの構造 141 |
3. 現行の封止材料の概要 142 |
3.1 実用化されている封止材料 142 |
3.2 封止材料に求められる重要特性 142 |
3.3 標準的な環境試験条件 143 |
3.4 現行の封止構造の問題点 143 |
4. 新規封止構造とその工法の基本概念 143 |
4.1 封止材料の検討課題 146 |
4.2 封止材料の周辺技術の検討課題 146 |
5. おわりに 147 |
第15章 有機EL向けバリアフィルム(江澤道広) |
1. バリアフィルム開発の目的 148 |
1.1 市場ニーズ 148 |
1.2 開発のターゲット 149 |
2. バリアフィルムの構造・技術 150 |
2.1 UHB(Ultra High Barrier)技術 150 |
2.2 高耐熱プラスチックフィルム 152 |
3. 次世代に向けて 154 |
【デバイス作製・応用技術編】 |
第16章 生産用真空成膜装置(松本栄一) |
1. はじめに 157 |
2. 有機ELデバイスの構造 157 |
3. 有機EL生産装置 158 |
3.1 製造工程 158 |
3.2 装置構成 159 |
3.3 基板サイズの推移 160 |
3.4 量産装置の課題 161 |
3.5 量産装置の方向性 161 |
4. 有機ELの量産製造技術 162 |
4.1 真空成膜装置 162 |
4.2 有機材料用蒸発源 162 |
4.2.1 有機材料の蒸発特性 162 |
4.2.2 有機材料用蒸発源 163 |
4.2.3 レート安定化 163 |
4.2.4 膜厚均一化 164 |
4.2.5 量産用蒸発源 165 |
4.3 金属材料用蒸発源 166 |
4.3.1 アルミニウムの蒸発特性 166 |
4.3.2 量産用蒸発源 166 |
4.3.3 アルカリ金属用の量産蒸発源 167 |
4.4 パターニング技術 167 |
4.4.1 アライメント機構 167 |
4.4.2 マスク蒸着 167 |
5. おわりに 169 |
第17章 研究用真空製膜装置(青島正一,八尋正幸) |
1. はじめに 171 |
2. 製膜に必要な真空度 171 |
3. 研究用真空製膜装置の基本的構成 173 |
4. 研究用真空製膜装置の内部構成 175 |
5. Cylindrical型スパッタターゲット 178 |
6. 昇華精製装置 182 |
7. おわりに 184 |
第18章 Alkali Dispenser Technology(英文)(S.Tominetti,A.Bonucci) |
Abstract 186 |
1. Introduction 186 |
2. Reference Alkali Metal dispenser technology and materials 187 |
3. SAES'AlkaMax[○R] material and technology concept 188 |
4. Critical factors of Alkali Metal Evaporation detection and control 190 |
5. Improving OLED performances using AlkaMax[○R] 192 |
5.1 EIL layer 196 |
5.2 Doping 196 |
5.3 Cathode alloy 197 |
6. Optimization of device architecture and deposition condition 198 |
7. Summary 200 |
第19章 有機ELデバイス分析技術(安野聡,藤川和久) |
1. はじめに 203 |
2. 各種表面分析手法 203 |
3. 深さ方向分析 204 |
4. 高分解能RBSによる有機ELの分析 205 |
5. おわりに 207 |
第20章 有機EL材料の精製と分析技術(宮﨑浩) |
1. はじめに 209 |
2. 有機EL材料の精製 209 |
3. 不純物制御と純度分析 212 |
4. X線回析(X-ray diffraction : XRD)分析の応用 213 |
5. おわりに 215 |
第21章 分光計測装置を用いた発光材料の光物理過程の解明(鈴木健吾) |
1. はじめに 216 |
2. 分子の励起状態緩和過程と光物理的パラメータ 217 |
3. 光物理的パラメータの測定法 217 |
3.1 発光量子収率 218 |
3.2 発光寿命 218 |
3.3 S1→T1項間交差量子収率 218 |
3.4 過渡吸収 219 |
4. 積分球法を用いた絶対発光量子収率測定装置 219 |
5. 標準蛍光溶液の評価 220 |
6. 有機LED用りん光材料の発光効率と励起状態緩和過程 221 |
第22章 インクジェット成膜技術(武井周一) |
1. まえがき 225 |
2. インクジェット成膜技術について 225 |
2.1 インクジェット成膜技術のメリット 225 |
2.2 インクジェット成膜技術のポイント 226 |
3. インクジェットの要素技術 226 |
3.1 インクジェットヘッド 226 |
3.2 インクジェットヘッドでの吐出制御 227 |
3.3 EL材料のインク化 229 |
4. インクジョット技術のフルカラーパネルへの適用 230 |
4.1 基板プロセス 230 |
4.2 インクジェット装置 231 |
4.3 溶媒の乾燥による固体膜の形成 231 |
5. むすび 233 |
第23章 パッシブマトリックス駆動有機ELディスプレイにおける低消費電力化技術(服部励治) |
1. はじめに 235 |
2. パッシブマトリックス駆動 235 |
3. 消費電力 237 |
3.1 DC消費電力 237 |
3.2 AC消費電力 238 |
3.3 全消費電力 238 |
4. 低消費電力化技術 239 |
4.1 リセット電圧 239 |
4.2 ハイブリッド駆動 240 |
5. マルチライン選択駆動 241 |
5.1 マルチライン選択駆動の原理 241 |
5.2 行列分解の手法 242 |
5.3 特異値分解 243 |
5.4 非負行列分解 245 |
5.5 マルチライン選択法の問題点 246 |
6. まとめ 248 |
第24章 有機ELマイクロディスプレイ(下地規之) |
1. はじめに 249 |
2. エレクトロリックビューファインダーにおける有機マイクロディスプレイ 249 |
3. 有機ELマイクロディスプレイ構造 250 |
4. 有機ELマイクロディスプレイの製造工程 251 |
5. 有機EL素子の特性 253 |
6. マイクロディスプレイ回路技術 254 |
7. おわりに 255 |
第25章 照明応用としての有機EL(菰田卓哉) |
1. はじめに 257 |
2. 白色化 258 |
3. 高効率化・高輝度化・長寿命化 259 |
4. 大面積化 261 |
5. 高演色性化 262 |
6. 照明用有機ELの開発動向 264 |
7. 今後の動向 265 |
第26章 車載製品に向けた高信頼有機EL素子の開発(皆川正寛) |
1. はじめに 268 |
2. 有機ELの車載ディスプレイとしての優位性 269 |
3. 車載向け有機ELディスプレイに求められる性能 270 |
4. 車載向け有機EL素子の長寿命化 271 |
5. 車載純正向け白色有機EL素子の開発 274 |
6. 車載製品向け有機ELの課題 275 |
第27章 SAMSUNG SDIにおけるAMOLED技術開発の歴史と現況(Soojin Park,松枝洋二郎,Dongwon Han) |
1. はじめに 277 |
2. Active Matrix OLEDの利点と課題 277 |
3. Samsung SDIディスプレー開発現況 278 |
4. OLEDパターニング技術 279 |
5. 駆動技術 280 |
6. 薄型化技術現況と今後の動向 282 |
第28章 有機TFT駆動フレキシブル有機ELディスプレイ(野本和正) |
1. 序 286 |
2. 有機TFTの高性能化技術 287 |
2.1 有機ゲート絶縁膜を用いたゲート絶縁膜/有機半導体界面制御 288 |
2.2 電極/半導体界面制御技術 289 |
3. 有機TFTの集積化技術 291 |
3.1 有機半導体の微細パタニング技術 291 |
3.2 トップエミッション構造 292 |
4. 有機TFT駆動フレキシブル・フルカラー有機ELディスプレイ 292 |
5. まとめ・今後の展望 294 |
注 : Alq[3]の[3]は下つき文字 |
注 : AlkaMax[○R]の[○R]は上つきの合成文字 |
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