I編 ヒートアイランドの基礎 |
1章 ヒートアイランド問題の位置づけ 3 |
1.1 エンジニアリングの対象としての位置づけ 3 |
1.2 温暖化対策計画の現状と今後の方向 7 |
1.3 都市エネルギー・熱代謝系とヒートアイランド問題 9 |
1.3.1 都市代謝系概念の重要性 9 |
1.3.2 空間デザインにおける熱代謝の重要性 11 |
1.3.3 ヒートアイランド熱負荷 14 |
1.3.4 エネルギー・熱代謝系における熱の処理 17 |
1.3.5 熱代謝と水代謝の連携都市のイメージ 19 |
1.3.6 都市代謝系エンジニアリングのための知の構築 22 |
2章 ヒートアイランドの基礎物理 25 |
2.1 ヒートアイランドの空間特性 25 |
2.1.1 水平構造 25 |
2.1.2 垂直構造 26 |
2.2 ヒートアイランドの時間特性 30 |
2.3 風とヒートアイランド 32 |
2.4 体感温度概説 35 |
3章 ヒートアイランドの影響 41 |
4章 ヒートアイランド対策のターゲット 47 |
4.1 空間的ターゲット 47 |
4.2 時間的ターゲット 47 |
4.3 熱環境の要素に関するターゲット 48 |
Ⅱ編 ヒートアイランド対策のための技術・情報・システム |
1章 対策技術とその評価 51 |
1.1 対策技術の体系 51 |
1.1.1 対策技術の分類整理 51 |
1.1.2 対策実施スケールから見たヒートアイランド対策技術マップ 51 |
1.1.3 人工排熱の低減対策の分類 53 |
1.2 対策技術の評価手法 56 |
1.2.1 対策技術の評価手法の概要 56 |
1.2.2 ヒートアイランド緩和対策技術評価の現状 56 |
1.2.3 新しい評価手法のねらい 57 |
1.2.4 重み付き大気熱負荷評価手法 58 |
1.2.5 重み付き大気熱負荷評価手法の適用事例 61 |
1.3 対策技術評価事例 69 |
1.3.1 評価のための建物などのモデル設定 69 |
1.3.2 評価事例 71 |
1.4 対策技術の比較評価へ向けて 85 |
1.4.1 カード形式データシートを用いた対策技術の体系的整理 85 |
1.4.2 対策技術シートならびにエネルギーフローシート 85 |
1.4.3 総合評価シート 87 |
1.4.4 Web版ビートアイランド対策技術データベース構築の試み 87 |
2章 対策推進のための地域熱環境情報システム 91 |
2.1 ヒートアイランド実態データベース(気象観測データベース) 91 |
2.2 都市環境気候地図(クリマアトラス)の作成 96 |
2.3 対策評価のためのモニタリングシステム 100 |
2.3.1 モニタリングシステムの新たな取組み 101 |
2.3.2 既存のモニタリングシステム 102 |
2.3.3 京阪神地域における既設観測局の設置周辺状況調査 103 |
2.4 地域熱代謝データベース 104 |
2.4.1 地域熱代謝データの内容 104 |
2.4.2 地域熱代謝データの求め方 105 |
3章 ヒートアイランドに配慮した街区・建築設計の技術 109 |
3.1 街区・建築設計の現況 109 |
3.1.1建設設計における取組み事例 109 |
3.1.2 街区設計における取組み事例 109 |
3.1.3 海外での取組み事例 112 |
3.2 街区・建築設計の計画にあたって 112 |
3.2.1 評価項目と評価制度 112 |
3.2.2 街区・建築設計にあたって 113 |
3.3 街区スケールの設計配慮 114 |
3.3.1ミクロなヒートアイランド対策へ 114 |
3.3.2 街区スケールでヒートアイランド対策を施した事例 117 |
3.4 建築スケールの設計配慮 119 |
3.5 これからの街区・建築設計 124 |
4章 ヒートアイランド配慮都市の実現に向けて 129 |
4.1 大気熱負荷による技術評価手法とその適用限界 129 |
4.2 ヒートアイランド対策の発展と技術普及のシナリオ 129 |
4.3 空間デザインの観点から見た熱環境システムの構造 130 |
Ⅲ編 大阪平熱化計画の考察 |
1章 大阪の熱代謝系・熱環境の現状 135 |
1.1 大阪のヒートアイランドの現状 135 |
1.1.1 気温の状況・表面温度分布 135 |
1.1.2 海陸風と気温分布 140 |
1.1.3 ヒートアイランドを考慮した地域類型 144 |
1.2 大阪の熱代謝の現状 148 |
1.2.1 大阪のエネルギーフロー 148 |
1.2.2 太陽熱フローの現状 150 |
1.2.3 人工排熱の現状 151 |
1.2.4 総合熱フロー 152 |
1.2.5 過去との対比 153 |
1.3 大阪の街路熱環境の実態 155 |
1.31 建物壁面の温度と日射反射 155 |
1.3.2 街路の風通し 157 |
1.3.3 街路形状と熱環境 159 |
1.3.4 歩行者の体感温度 165 |
2章 大阪平熱化計画への提案 171 |
2.1 目標設定と大気熱負荷削減ポテンシャル 171 |
2.1 大阪府におけるビートアイランド対策計画 171 |
2.1.2 設定する対策数値目標 172 |
2.1.3 目標達成に必要な大気熱負荷削減量 174 |
2.1.4 熱負荷削減量の地区割当てに関する考察 175 |
2.1.5 大気熱負荷削減ポテンシャルと設定目標の関係 177 |
2.2 地区の熱負荷対策の例―南田辺地区のヒートアイランド対策による将来予測―180 |
2.2.1 将来シナリオの作成 180 |
2.2.2 ヒートアイランド対策の選択 182 |
2.2.3 評価方法 183 |
2.2.4 評価結果 183 |
2.2.5 街づくりワークショップとの連携 184 |
2.2.6 支援手法を用いた都市の計画・設計の推進 186 |
2.3 街区デザインの提案 186 |
2.3.1 具体策の提案 188 |
2.3.2 総合計画の提案 191 |
2.3.3 今後へ向けて 192 |
平熱化計画立案に向けて 194 |
付録 |
1 大阪府のヒートアイランド政策 197 |
2 都市熱環境評価モデルの紹介 201 |
3 ヒートアイランド熱負荷簡易推定ツール 203 |
索引 207 |
I編 ヒートアイランドの基礎 |
1章 ヒートアイランド問題の位置づけ 3 |
1.1 エンジニアリングの対象としての位置づけ 3 |