序章 サイエンスカフェに出かけよう 6 |
第1章 気候研究のサムライ-中島映至 26 |
書家の2代目になるのがイヤで,物理の道へ |
気候センターの立ち上げに誘われて,東大へ |
センターとして最初の成果を出すまでには10年がかり |
学際研究を阻んでいるのは縦割り官僚組織の厚い壁 |
「役に立たない研究」とコンピューターの発達が転換期 |
多様な分野の中心で研究のエンジンとなりつつある気候モデル |
10年,20年後の重要課題に応える優れた研究者育成を目指したい |
環境だけでなくあらゆる対象にポジティブ思考で挑戦したい |
第2章 ミスターCO2-中澤高清 70 |
CO2が増加すると,地球の気温が上がるワケ |
台風によって導かれた地球物理学への道 |
運命を決めた図書館での出会い |
世界トップクラスの計測機器を手作りで製作 |
世界的権威キーリング博士の研究室で学ぶ |
飛行機や船を駆使して多地点観測 |
東アジアの化石燃料の影響 |
南極が発する地球からの危険信号 |
南極の氷が教えてくれる地球の歴史 |
10万年周期の変化を超える速さで進む,CO2濃度の増加 |
常に新しいことをやり続けるということ |
第3章 サステナの天秤-住明正 114 |
観念論の世界を脱出して気象庁へ |
きっかけは伊勢湾台風との遭遇 |
人間に対する価値観が変わってしまった東大闘争 |
度量が広かった気象庁 |
ハワイ大学へ留学 |
東京大学地球物理学科に呼ばれて |
日本の気象学のルーツを作った人々 |
人材集めから始まった気候システム研究センターの立ち上げ |
気候再現モデルから見る地球温暖化の傾向 |
2100年には真夏日が3倍に増加 |
地球温暖化問題を考えるにはバランス感覚が必要 |
人を管理して育て,組織として成果を上げるということ |
第4章 水文学者-沖大幹 154 |
スポーツ,科学,音楽で明け暮れた高校時代 |
過去を清算するために東京大学へ進路変更 |
理系と文系の中間を目指し土木工学科を選択 |
じゃんけんで負けて,河川水文研究室へ |
気候モデルに影響を与える大陸の河川網 |
年中降る雨で恵まれた日本の気候 |
タイで調べた森林伐採による影響 |
サイエンスとテクノロジーによって可能になる水循環解析 |
最初は拒絶されるような画期的な研究にかかわるということ |
第5章 わらしべの旅は続く-枝廣淳子 192 |
朝2時起きの生活を実践して同時通訳者に |
活動の原点は,野生児として過ごした幼少時代 |
環境問題への目覚めはレスター・ブラウンとの出会い |
環境に関心を持たせる「トロイの木馬作戦」 |
言葉以外のものも伝えられる通訳者に |
エコノミストが警告する温暖化対策 |
だれもが理解できる言葉で伝えるということ |
人間が作ったものは人間が変えることができる |
バックキャスティング手法で目的意識を持つ |
1000人集める環境問題の語り部 |
おわりに 232 |
序章 サイエンスカフェに出かけよう 6 |
第1章 気候研究のサムライ-中島映至 26 |
書家の2代目になるのがイヤで,物理の道へ |
気候センターの立ち上げに誘われて,東大へ |
センターとして最初の成果を出すまでには10年がかり |
学際研究を阻んでいるのは縦割り官僚組織の厚い壁 |