1章 環境問題とはなにか? |
環境問題の歴史 公害型 日本 経済最優先主義と不公平 10 |
公害型 世界 世界で見られた公害被害 12 |
日本の環境問題の推移 10年ごとの変化 14 |
環境問題はリスクだ リスクとは何か 環境問題を解く本貫はリスクの削減にある 16 |
さまざまなリスクの例 さまざまな定義 生態系 リスクの変化ととらえ方の違い 18 |
ローカルリスク低減の発展途上国、先進国、過剰対応 亜鉛 ミネラルウォーターは海には流せない? 20 |
リスクのトレードオフ 第三の選択肢を見つける方法 22 |
ヒトの健康リスクの状態 寿命、乳児死亡率 10万人当たりの死亡率によるリスク 24 |
グローバルリスクの増大 未来を予測する力で対応する 26 |
本書が地図として使う図 プラス環境の図、環境保全の図 時間推移とリスクの関係 28 |
2章 ローカルリスクの削減 |
公害発生の原因は急速な経済成長の副作用 ジニ係数 32 |
ローカルリスクの推移 その物証としての水質と大気 34 |
ダイオキシン問題の実態 ダイオキシンで赤ちゃんは死んだか? 36 |
母乳中のダイオキシン ダイオキシン騒動の本質 38 |
自動車排ガス規制 排ガスの中身とその対策 40 |
ディーゼル規制 排出ガスの世界一厳しい規則 42 |
有害物の使用禁止 Pb鉛 RoHSとリスク管理 44 |
健康被害はあるのか 健康被害よりビジネス被害が心配? 46 |
鉛の血中濃度の推移 血中濃度とガソリン中の四エチル鉛との相関 48 |
リスクのモノサシ リスクを比較すれば不安が明らかになる 50 |
市民はなぜローカルリスクの大小を理解できないか① 理由その1~その3 52 |
市民はなぜローカルリスクの大小を理解できないか② 理由その4~その7 54 |
3章 ゴミとリサイクル |
廃棄物の増加と経済 大量生産・大量流通・大量消費の行方は 58 |
廃棄物の変貌とリサイクル リサイクルが満たすべき6つの条件 60 |
循環型社会と3R 天下の回り「モノ」にする仕組み 62 |
国内の枠組みと目標 製品別のリサイクル法 64 |
容器包装リサイクル法 容器・包装に関するわが国最初のリサイクル法 自分の分担責任は? 66 |
容器包装リサイクル法の改正 改善点と問題点 68 |
どんな容器が良いの? リターナブル? それとも超軽量化 製品の一生から評価する 70 |
ヨーロッパはリターナブル、日本は超軽量化 リサイクルの方向性 72 |
ゴミ処理の理想形と問題点 ゴミを出さない=使わないのが一番 74 |
コラム●ゴミ問題は、発生源から 76 |
4章 グローバルリスク |
5つの地球環境メガトレンド 自分に関わるリスクとしてとらえる 78 |
気候変動、地球温暖化問題 日本や世界各地で兆候が 80 |
なぜ温暖化するのか 温室効果をもたらす物質は? 82 |
温暖化効果ガスの増加 6つの温室効果ガスとその要因 84 |
コンピューターによる温暖化の予測 気候の変動に備えて 86 |
2007年IPCCのシナリオ 人為的な原因による温暖化 88 |
2006年NIESのシナリオ 低炭素社会への可能性を探る 90 |
温暖化して何が悪いの 短期的には降水、中期的には生態系、長期的には海面上昇 92 |
破局は海洋大循環の停止 メキシコ湾流の減少とヨーロッパの寒冷化 94 |
コラム●ある農家での'リスクのトレードオフ' 96 |
5章 地球の限界 |
地球は太陽系第三惑星 地球環境と人類が持続するために 98 |
太陽エネルギーが再生可能エネルギー 太陽の偉大な力を利用しよう 100 |
化石燃料も昔の太陽エネルギー 地球の貯蓄財産、化石燃料時代の栄華と衰退 102 |
水資源の特徴 枯渇・不足 水ストレス 104 |
日本の水資源とバーチャル水 隠れた水の使用量 106 |
世界の食事の変貌 牛肉1切れ=トウモロコシ2キログラム? 108 |
マグロの奪い合い??「牛肉から養殖魚へ」-食生活変化の薦め 110 |
今、食糧は不足していない。しかし不公平な食糧分配=貧困国の餓死と富裕国の肥満 食糧問題の解決へ向けて 112 |
食糧とバイオ燃料 土地の奪い合い 食糧とエネルギー、どちらが大事? 114 |
コラム●日本の豊かさと世界の環境問題 116 |
6章 人間活動の大きさと資源枯渇 |
人間活動の大きさ=人口×各人の活動 人口減少対策が必要なワケ 118 |
人口は将来どうなる? ウガンダ 出生率と乳児死亡率の高さ 120 |
ウガンダの人口とMDGs 人口増加抑制にMDGsは効果があるのか 122 |
エネルギー消費量 先進国では運輸部門が大きく、今後は新興国でも増加 124 |
自動車の増加 自動車台数と環境負荷をどう減らすか 126 |
化石燃料の限界 資源発見量と使用量、可採埋蔵量 エネルギーを使い尽くすのはいつ? 128 |
長期的なビジョン 化石燃料がなくなったらどうなるの 再生可能エネルギーへの期待と問題 130 |
コラム●自転車は、環境にも人にも優しいか? 132 |
7章 技術による解決 |
省エネ技術進歩の歴史 オイルショックと京都議定書 134 |
水素本命説のウソ 水素燃料電池車の間題点 136 |
方向性はMore by Less 未来交通手段 多くの満足を得るには 138 |
エコプレミアムの発想 ゴミにならない希少品 140 |
プリウスはなせエコプレミアムか 環境性能と情報交換 142 |
エコプレミアム認定 設定条件は二酸化炭素の放出削減量と経済効果 144 |
ゴミも出ないエコプレミアム ニッケル水素電池 |
お買い得なエコ製品 146 |
コラム●古紙偽造事件と、できること 148 |
8章 解決法の模索 |
持続可能な生産と消費 ヨハネスブルグWSSD 先進国の目標と南北問題 150 |
環境クズネッツカーブ 所得格差と環境負荷の関係 152 |
CO排出量の検討 交通部門の対策 154 |
環境負荷と発展段階 デカップリング 156 |
地球共生型シナリオ 現時点の認識、人口、地球のエネルギーの再出 エネルギー・食糧・人口問題のゆくえ 158 |
人口の自然減を本気で行うには アフリカの問題と対策 160 |
ODAを増やすのがやはり筋 先進国の責任 162 |
日本の人口は? オランダで科学書は英語人口を減らすと英語は必須 人口減少時代の始まり 164 |
どんな未来社会がほしいですか 自分で考え将来へ向けて行動しよう 166 |
コラム●環境教育の模索 168 |
9章 最終結論 |
環境問題の解決は技術50 : 心50 使用資源を減らす技術と、右肩下がりを楽しむ心 170 |
環境教育の重要性 日本の今後の環境教育テーマは、ライフスタイルの変革 172 |
世界の持続可能型教育 UNDESD 持続可能な開発を目指す各国の発展段階と教育 174 |
日本人は、モッタイナイ 本当にモッタイナイもの 176 |
本当にモッタイナイもの エネルギー編 178 |
モッタイナイもの-続き ゴミ編 180 |
モッタイナイもの-さらに続き インターネットの意見 182 |
エコライフは3種 ケチケチ型エコライフタイプ1,ケチケチ型エコライフタイプ2,エコプレミアム型エコライフ 184 |
個人生活と温暖化 自分の二酸化炭素排出量を減らすには 186 |
個人生活と温暖化一続き 物質の製造と消費とエネルギー使用 188 |
建物は30年の消費エネルギーを考慮せよ 200~300年の視野と日本の省エネ技術活用 190 |
街づくりと交通システム 今後の発展方向と問題点 192 |
心の問題 日本の生活、世界の生活 物質生活と幸福感 194 |
家庭生活のあり方 商品の購入には賢い選択をしよう 196 |
企業の環境行動 経済と環境の好循環を目指した、発展11段階 198 |
人類の革命 思考をリセットするための人間活動の要素 200 |
索引 202 |
参考文献 205 |
1章 環境問題とはなにか? |
環境問題の歴史 公害型 日本 経済最優先主義と不公平 10 |
公害型 世界 世界で見られた公害被害 12 |