注 : 「6.5 同じ1Ωでも「コンデンサ」と「抵抗」とでは,大違い!!」は「コンデンサ」と「抵抗」が記号での表記のため、現物の表記とは異なります |
はしがき |
第1章 「ベタV」の話 |
1.1 パスコンをアースではなく,Vccに落したら 1 |
1.2 パスコンをVccに接続しても,回路はチャント動作する 2 |
1.3 いや,よりよい特性が期待出来る 4 |
1.4 パスコンは一個でよい 7 |
1.5 「より高い周波数まで…」という場合 7 |
1.6 おしっこをじかに飲むのが一番よい 8 |
1.7 もしもこの世に,電源電圧がゼロでも動作する半導体があったら 12 |
1.8 電源電圧がゼロでなくても,たらが成立するよ!! 13 |
1.9 ベタにあらずんば 14 |
1.10 better earth 15 |
1.11 ベタV 16 |
1.12 ベタVの具体例 19 |
1.13 ベタ率…残銅率 21 |
1.14 ベタ率とプリント板の作りやすさ 23 |
1.15 「ベタ率」の向上こそ,ノイズ対策の基本!! 23 |
1.16 電源パターンも「ベタV」にせよ 26 |
1.17 「ベタ率」と囲碁 27 |
1.18 「ベタ率の算出」だけでは,不十分 28 |
1.19 「ベタ」の本当の目的は? 28 |
1.20 プリント板の寸法の指定方法 29 |
1.21 「ベタアース」「ベタV」と云っても,板屋さんには,わからない!! 32 |
1.22 ベタでないパターンは『手抜きパターン』 33 |
1.23 ベタパターンは,回路設計者自身で,塗りつぶせ!! 33 |
1.24 承認図は,ベタパターンを塗りつぶして返却せよ 34 |
1.25 CADで,少しは「ベタ化」することが可能になってはきたが,最後の確認は,電子屋の仕事 35 |
1.26 ベタ面積の拡大 36 |
1.27 穴埋めベタ 37 |
1.28 半導体の真下は,駅から零(ゼロ)分の一等地 39 |
1.29 ヘタパターン 41 |
1.30 不要なパターンの切断方法 45 |
1.31 互換性を持たせたプリント板 46 |
第2章 ベタパターンによる不要輻射対策 |
2.1 『パターン設計によるノイズ対策』の方法は二つ 49 |
2.2 ドブみたいなアース 50 |
2.3 プリント板は「大きく」「広く」!! 53 |
2.4 余り小さくしても,意味ないよ!! 54 |
2.5 大きくせよ!!…プリント板の寸法を 56 |
2.6 板の寸法を大きくして,成功した例 57 |
2.7 銅ペーストの使用目的は,ストレーキャパシティを発生させることにあり 57 |
2.8 銅ペーストを使用すると,ストレーキャパシティが増える 60 |
2.9 ベタパターンによりストレーキャパシティを増やせ!! 61 |
2.10 板の寸法が小さくて,ベタパターンに出来ず 62 |
2.11 銅ペーストの代わりに「ベタV」と「ベタアース」とを組合せ,その間に,ストレーキャパシティを発生させよ!! 63 |
2.12 せっかく作ったベタパターンだが,「ベタアース」にするの?それとも「ベタV」にするの? 63 |
2.13 「ベタアース」と「ベタV」とは,どう配置したらよいか? 66 |
2.14 「ベタアース」同志,「ベタV」同志をジャンパー線で結べ!! 68 |
2.15 『電子回路の設計』は,『ストレーキャパシティの設計』にあり 69 |
2.16 アースとは? 70 |
2.17 絶対必要な表裏一体化 71 |
2.18 四層板への応用 73 |
2.19 電気的には,両面板より四層板の方が,よいに決まっているだが… 76 |
2.20 四層板でも絶対に必要な「ベタアース」と「ベタV」 78 |
2.21 「アース板」「電源板」についての工夫 80 |
2.22 逆四層板 80 |
2.23 更に新たなるアイディア 81 |
2.24 六層板での話 82 |
2.25 次の五つの項目は表現こそ違うが,云っている内容は全く同じ 83 |
2.26 定インピーダンス伝送の具体例 85 |
2.27 トンネルの中が一番安全 86 |
2.28 インピーダンスを低くすると,回路が安定する 88 |
2.29 「クロック信号のパターン」は,アースで囲え!! 88 |
第3章 パスコンとリード線 |
3.1 コンデンサのインピーダンスは右下り 91 |
3.2 コンデンサの記号 92 |
3.3 リード線があるので 94 |
3.4 0.001μFでも大き過ぎる!! 97 |
3.5 コンデンサがコンデンサでなくなるように,コイルもコイルでなくなる 98 |
3.6 スイッチング電源の雑音端子電圧が悪くなった!? 101 |
3.7 0.1μFを全部,0.01μFに代えても,ACラインノイズに対するノイズマージンは変化せず 102 |
3.8 「じゃあ,0.01μFにしたときの不要輻射は?」 102 |
3.9 小型の電波暗室が必要な時代 103 |
3.10 クロック発振回路のパスコン 103 |
3.11 ほとんどの部品の周波数特性は,100MHz ぐらいまでしか示されていない!? 104 |
3.12 端子が飛び出している部品は,不要輻射に弱い 104 |
3.13 端子の形状は,板状が最良 105 |
3.14 ランド間のストレーキャパシティが問題 106 |
3.15 不要輻射を少なくするには,部品はすべてチップ型を使用のこと 108 |
3.16 リード線がある部品は,不要輻射対策には不向き 108 |
第4章 抵抗を活用しての不要輻射対策 |
4.1 抵抗の活用 111 |
4.2 パターンには,可能な限り抵抗を挿入せよ!! 112 |
4.3 スルーホールを利用して 113 |
4.4 半導体の入出力端子に抵抗を挿入せよ!! 114 |
4.5 パターンに並列に抵抗を挿入する方法 115 |
4.6 不要輻射のスペクトラムを分析してみると 116 |
4.7 「複雑な装置」と「単純な機器」とでは,不要輻射の表れ方が違う 118 |
4.8 「悪い板」ほど「良い板」だ!! 118 |
4.9 増幅器が発振して困ったのが,板をガラスから紙に代えたら,ピタッと止まった 121 |
4.10 損失を増やすことのむずかしさ!! 121 |
4.11 やっぱり「悪い板」ほど「良い板」だ!! 122 |
4.12 「悪い板」ほど「良いデータ」が,得られるのは「モヤモヤ部」 125 |
4.13 湿原の意味 127 |
4.14 「悪い板」は,ジワリジワリ型で,「モヤモヤ部」に効く 128 |
4.15 「悪い板のメリット」は,コストダウンにあり 128 |
4.16 「悪い板」とは何事ぞ!? 129 |
4.17 安かろう!!悪かろう!! 130 |
4.18 「悪い板」の採用には,勇気が必要 131 |
4.19 「プリント配線板の材質を変えて」のノイズ対策 132 |
4.20 薄い板を使用しての不要輻射対策 132 |
4.21 高ε化 134 |
4.22 「どんな機器での話か?」を,よく確かめろ 135 |
第5章 不要輻射対策と「もぐら叩き」 |
5.1 「ピーク部」対策 137 |
5.2 コンデンサの等価回路と,その周波数特性 137 |
5.3 具体例 140 |
5.4 鍋底特性 142 |
5.5 大は小を兼ねないのが,パスコン 145 |
5.6 パスコンのリード線は可能な限り“短く” 146 |
5.7 シルク文字が印刷してあるプリント板は,不要輻射射に弱い!! 147 |
5.8 二個バラにして使うパスコン 149 |
5.9 野球にたとえれば 152 |
5.10 小さいコンデンサが主役 154 |
5.11「親亀に子亀」ではなく「子亀に親電」 154 |
5.12 パスコンを二個バラにしたら 156 |
5.13 リアクタンス定理 159 |
5.14 パスコンに「リアクタンス定理」を適用してみたら 160 |
5.15 反共振点など,叩いてつぶせ!! 164 |
5.16 際限のない「イタチごっこ」「もぐら叩き」 165 |
5.17 「この部分ではない」とか「多分,ここだろう!!」と,分離してのテスト 167 |
5.18 並列共振と超伝導 169 |
5.19 パスコンを二個使用すると 171 |
5.20 鉄棒競技の片手大車輪 173 |
5.21 パスコンが二個以上の場合も同じこと 177 |
5.22 しからば,「どうするか?」 178 |
5.23 望ましいリード線のないパスコン 179 |
第6章 パスコンではなく,スナバーだ!! |
6.1 パスコンに直列に抵抗を挿入せよ 181 |
6.2 どうして「そうなるの?」 184 |
6.3 「パスコンのインピーダンス」は何Ωならよいか? 184 |
6.4 理想は「パスコンのインピーダンスはゼロ」!! 186 |
6.5 同じ1Ωでも「コンデンサ」と「抵抗」とでは,大違い!! 188 |
6.7 欲しい『損失の多いコンデンサ』 191 |
6.8 「アースに捨てればよい!!」という考え方が,パスコン 5192 |
6.9 苦しまぎれのアイディア 194 |
6.10 スナバー回路そのものだ!! 195 |
6.11 ブラッシュ付き直流モーターから出るノイズ 197 |
6.12 スナバー回路のコンデンサの容量の決め方 198 |
6.13 スナバー回路の配線にも,パスコンと同様の注意が必要 200 |
6.14 スナバー回路が,期待通りの動作をしているかのチェック方法 201 |
6.15 スナバー回路をチャンと動作させる方法 202 |
6.16 パターンの途中にも,スナバー回路を 203 |
文献 204 |
索引 巻末 |
注 : 「6.5 同じ1Ωでも「コンデンサ」と「抵抗」とでは,大違い!!」は「コンデンサ」と「抵抗」が記号での表記のため、現物の表記とは異なります |
はしがき |
第1章 「ベタV」の話 |