刊行に寄せて |
まえがき |
第一章 医工学との出会い (立石哲也) 1 |
第一節 スイスへの旅立ち 2 |
第二節 バイオメカニクスとの出会い 5 |
第三節 医工学との出会い 9 |
第四節 再生医工学との出会い 19 |
おわりに 25 |
第ニ章 有機/無機界面とバイオミネラリゼーション (田中順三、菊池正紀) 29 |
はじめに 30 |
第一節 有機単分子膜上のアパタイトの結晶成長 31 |
第二節 移植靭帯へのアパタイト修飾 42 |
第三節 神経再生チューブへの応用 46 |
おわりに 50 |
第三章 ナノテクノロジーが拓く未来型DDS-ピンポイント診断・治療のためのナノデバイス設計 (片岡一則) 53 |
はじめに 54 |
第一節 エーリッヒの「魔法の弾丸」 57 |
第二節 DDS開発のために越えなければならない五つのハードル 59 |
策三節 薬を運ぶ高分子ミセル 62 |
第四節 アドリアマイシンを結合したブロック共重合体 65 |
第五節 ミセルのがんへの選択的集積 71 |
第六節 pH変化に応答する薬物放出 73 |
おわりに 80 |
第四章 細胞シート組織工学 (岡野光夫) 81 |
第一節 細胞シートを用いた細胞のパターニング 82 |
第二節 温度応答性ポリマー上の細胞接着と剥離 87 |
第三節 細胞シート工学の再生医療への応用 95 |
角膜シート |
口腔粘膜細胞シート |
心筋細胞シート |
おわりに 109 |
第五章 臨床に直結した研究の推進を (宮永豊) 111 |
はじめに 112 |
第一節 人工股関節の発展と課題 112 |
第二節 人工関節用HDP素材の研究 115 |
第三節 日本人に適した人工股関節の工夫 123 |
第四節 医学・医療の変革に合ったパートナーシップ 131 |
おわりに 134 |
第六章 一介の技術者として (大森健二) 135 |
はじめに 136 |
第一節 ディーゼルエンジンの設計技術者として 136 |
第二節 医療機器にかかわる技術者として 141 |
第三節 一介の技術者として 150 |
おわりに 152 |
第七章 生体材料の研究開発と実用化・産業化 (藤沢章) 155 |
はじめに 156 |
第一節 民間企業の中でのさまざまな仕事体験 156 |
第二節 人工関節の開発で経験した四つの教訓 164 |
人工関節の技術的な課題と開発 |
人工股関節の耐摩耗性の向上 |
骨親和性に優れた表面処理法の開発 |
第三節 インプラント製品の基礎研究から商品化に至る流れとコスト・リスク・責任 185 |
第四節 日本の研究者と海外の研究者の比較 187 |
第八章 バイオで閉塞感存一ブレークスルー-金属材料からバイオマテリアルヘ- (角田方衛) 189 |
第一節 鉄鋼の時代 190 |
第二節 時代の曲がり角 194 |
第三節 新しい概念を生む研究会「材料フォーラム」-キーワードは「バイオ」と「金属」- 198 |
第四節 金属系バイオマテリアル研究への手掛かりはフレッティング腐食疲労 201 |
第五節 細胞を培養して、健康に害はないのですか 204 |
第六節 バイオマテリアル研究成果の例 207 |
細胞剪断接着力測定装置の開発 |
マクロファージが分泌する活性酸素で体内のチタンは腐食 |
第七節 金属材料技術研究所と無機材質研究所の統合-NIMSの誕生- 214 |