第1章 化学感覚 1 |
1.1 はじめに 1 |
1.2 微生物の化学感覚 3 |
1.3 味覚系 3 |
1.4 嗅覚系 7 |
1.5 鋤鼻系 10 |
1.6 おわりに 13 |
第2章 匂い受容体とフェロモン受容体 14 |
2.1 はじめに 14 |
2.2 げっ歯類嗅覚神経系の構造 15 |
2.3 匂い受容体 16 |
2.4 フェロモン受容体 22 |
2.5 おわりに 29 |
第3章 フェロモン受容におけるシグナル伝達系 31 |
3.1 はじめに 31 |
3.2 嗅細胞における匂い受容 31 |
3.3 鋤鼻感覚細胞の電気的性質 35 |
3.4 フェロモン応答に関与するセカンドメッセンジャー 36 |
3.5 フェロモン情報の選択的受容 43 |
3.6 おわりに 47 |
第4章 哺乳類の嗅覚受容器 49 |
4.1 はじめに 49 |
4.2 嗅受容器の系統発生的概略 50 |
4.3 哺乳類の鋤鼻器の局所解剖学 52 |
4.4 鋤鼻器の組織学的特徴 55 |
4.5 喚覚受容器の微細構造 57 |
4.6 喚覚受容器の組織化学 63 |
4.7 喚覚受容器の発生 69 |
4.8 ヒトの鋤鼻器 72 |
4.9 おわりに 73 |
第5章 脊椎動物の嗅覚器・鋤鼻器 75 |
5.1 はじめに 75 |
5.2 魚類 76 |
5.3 両生類 80 |
5.4 爬虫類 85 |
5.5 鳥類 89 |
5.6 おわりに 92 |
第6章 副嗅球の構造と機能 93 |
6.1 はじめに 93 |
6.2 副嗅球の構造 93 |
6.3 前副嗅球と後副嗅球の区分98 |
6.4 副嗅球の電気生理学的研究 108 |
6.5 おわりに 112 |
第7章 フェロモン記憶と個体認識 113 |
7.1 はじめに 113 |
7.2 フェロモン作用 114 |
7.3 フェロモン記憶の特徴 116 |
7.4 記憶形成の感受性期と記憶の保持特性 118 |
7.5 記憶の内分泌制御 119 |
7.6 記憶の座:副喚球 121 |
7.7 記憶を蓄えるシナプス:相反性相互シナプス 123 |
7.8 フェロモン記憶のメカニズム 127 |
7.9 脳機構におけるノルアドレナリン作用の意義 128 |
7.10 フェロモンによる個体認識 129 |
7.11 おわりに 134 |
第8章 鋤鼻系の中枢経路と鋤皇扁桃体 135 |
8.1 はじめに 135 |
8.2 嗅覚系と鋤鼻系の中枢経路の比較 135 |
8.3 扁桃体 140 |
8.4 鋤鼻扁桃体の構造と機能 144 |
8.5 他の動物における鋤鼻系と鋤鼻扁桃体 150 |
8.6 おわりに 152 |
第9章 家畜のフェロモン行動 153 |
9.1 はじめに 153 |
9.2 家畜の鋤鼻嗅覚系 154 |
9.3 家畜のフェロモン作用 158 |
9.4 おわりに 174 |
第10章 げっ歯類におけるフェロモン行動 176 |
10.1 はじめに 176 |
10.2 社会生活に関する匂いコミュニケーション 177 |
10.3 ラットの警報フェロモン 182 |
10.4 匂いと攻撃行動 186 |
10.5 生殖に関するフェロモン 191 |
10.6 匂いと母性行動 197 |
10.7 おわりに 201 |
第11章 ヒトとフェロモン 202 |
11.1 はじめに 202 |
11.2 フェロモン 202 |
11.3 ヒトのフェロモン 205 |
11.4 哺乳乳類における鋤鼻系の多様性 208 |
11.5 ヒトの鋤鼻系 209 |
11.6 ヒトのフェロモン受容体 211 |
11.7 仮説:ヒトのフェロモン作用機序 212 |
11.8 おわりに 213 |
第12章 培養系を用いた鋤鼻系の研究 215 |
12.1 はじめに 215 |
12.2 鋤鼻器および副嗅球の培養 216 |
12.3 共培養系への発展 220 |
12.4 ニューロンの分化・成熟過程での鋤鼻-副喚球の相互作用 220 |
12.5 鋤鼻-副唄球ニューロン間のシナプス形成 224 |
12.6 フェロモン記憶とシナプスの変化 226 |
12.7 おわりに 228 |
第13章 原子間力顕微鏡による鋤鼻培養細胞研究法 230 |
13.1 はじめに 230 |
13.2 原子間力顕微鏡231 |
13.3 生きた細胞表面上の受容体分布測定法 235 |
13.4 単一生細胞からのmRNA採取と検出法 242 |
13.5 AFMによる生物試料研究の問題点 249 |
13.6 おわりに 250 |
参考文献 253 |
索引 297 |