序にかえて |
財団法人 社会経済生産性本部 |
社会政策特別委員会・教育改革に関する報告書 |
選択・責任・連帯の教育改革 |
学校の機能回復をめざして |
第I部 教育を育む哲学と価値の創造 |
1 教育改革の基本姿勢 4 |
2 教育をはぐくむ哲学 7 |
2-1 学校の歴史を踏まえて 7 |
2-2 教育の哲学をもとめて 9 |
2-3 価値の教育をめぐって 11 |
3 教育の課題 13 |
3-1 時代認識 13 |
3-2 教育の基本目標 16 |
3-3 教育の満たすべき条件 18 |
第II部 学校の機能回復をめざして |
1 改革の基本的な考え方 22 |
2 小・中学校の改革 26 |
2-1 学区制の廃止 26 |
2-1-1 なぜ、学区制の廃止なのか |
2-1-2 入学者はこうやって決める |
2-1-3 人数がばらついたらどうする |
2-2 学校経営権を、校長に 31 |
2-2-1 学校のリーダーシップを、校長に |
2-2-2 競争原理は、子どもにやさしい |
2-2-3 教師の人事権を、校長に |
2-2-4 学校の予算権を、校長に |
2-3 学校理事会をもうけよう 35 |
2-3-1 校長は、学校理事会に責任をもつ |
2-3-2 学校理事会を、こうして選出する |
2-3-3 学校理事会は、学校評議員とここが違う |
2-4 校長にふさわしい人材を発掘しよう 41 |
2-5 教師の主体的な取り組みを支援しよう 44 |
2-5-1 学校を、教師が誇りの持てる場に |
2-5-2 チャーター・スクールに学ぶ |
2-5-3 教師の「異動の自由」を確保しよう |
2-5-4 教師に、新たな身分保証を |
2-6 教育のなかみの改革 52 |
2-6-1 成績の相対評価をやめ、絶対評価に |
2-6-2 外部機関の到達度テストを活用しよう |
2-6-3 クラス編成を自由に |
2-6-4 個人にあわせたカリキュラムを |
2-6-5 学習指導要領をなくし、現場の創意工夫を |
2-6-6 午前に基礎科目を集中、午後は学校を地域に開放 |
2-7 不必要な会議・研究授業・事務書類を廃止する 61 |
2-8 義務教育の見直し 62 |
3 高等学校の改革 64 |
3-1 高校の経営権を、校長に 64 |
3-2 高校入学は無試験に 68 |
3-3 高校の学力認定のため、統一試験(高検)を取り入れよう 71 |
3-4 高検のなかみについて、具体的な提案 74 |
3-5 高検を、高卒資格にかえる 77 |
3-6 高校カリキュラムの多様化を 79 |
4 大学の改革 82 |
4-1 学生定員を廃止して、入試をなくそう 82 |
4-2 入学者を、こうして決めよう 85 |
4-3 奨学ローン、奨学金を充実させよう 89 |
4-4 企業も、大学改革を支援しよう 96 |
4-5 大学の流動性、機動性を高めよう 98 |
4-6 研究費を、公正な競争にもとづいて柔軟に配分しよう 100 |
4-7 国立大学の整理統合と、大学設置基準の自由化を 102 |
5 教育行政の新しい役割 105 |
5-1 文部省の役割 105 |
5-2 中央教育審議会などの方針について 107 |
5-3 教育委員会の整理縮小 111 |
第III部 選択と責任の主体としての家庭 |
1 家庭教育を考える基本的視点 116 |
1-1 提案の基本的視点 116 |
1-2 家庭教育の現状 118 |
2 家庭の責任 120 |
2-1 学校の選択 120 |
2-2 親の教育義務 121 |
2-3 学校経営と教育内容に対する最終責任 122 |
3 学校の説明義務と家庭の主体的選択 123 |
3-1 「インフォームド・コンセント」 123 |
3-2 効能 124 |
4 親の学校教育への参加 126 |
4-1 ボランティア 126 |
4-2 共同性の触媒 128 |
5 いわゆる「学級崩壊」現象について 130 |
5-1 「学級崩壊」の原因 130 |
5-2 先立つ提案より 132 |
5-3 暫定的な追加提案 133 |
6 就学前教育について 135 |
6-1 幼保一元化 135 |
6-2 一元化の効果 136 |
鼎談 知らない人とでも社会が作れるための教育を |
大澤真幸・堤清二・橋爪大三郎 一九九九年八月二四日 |
社会学者の切り口 |
歴史的使命を終えた義務教育 |
リアリズム 社会制度は変えられる |
戦後民主主義を選び直す |
戦後日本は何を選択してきたのか |
「アメリカ」の再認識 |
知らない人と社会をつくる能力を育てること |
コミュニティを選択しつづけていくことの意義 |
選択の過剰と日本の困難 |
参考資料 |
大学奨学ローン・奨学金の考え方と試算例 |
鼎談出席者紹介(50音順) |