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図書

図書
成沢郁夫著
出版情報: 東京 : オーム社, 1982.10  353p ; 22cm
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東工大
目次DB

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東工大
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成澤郁夫監修
出版情報: 東京 : サイエンス&テクノロジー, 2011.6  272p ; 31cm
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第1章 高分子材料の破壊メカニズムと破面の特徴 成澤郁夫
   はじめに 3
   1. 高分子の破壊の特徴 3
   2. 破壊の様式 3
   3. ぜい性破壊と延性破壊 4
   4. 塑性拘束とぜい性破壊 5
   5. クレイズとぜい性破壊 7
   6. クラックの成長と破壊力学 9
   7. クラックの伝播速度とフラクトグラフィ 11
   むすび 13
第2章 高分子破面解析手法のポイント
第1節 破面解析に用いる事故原因究明と機器類 大武義人
   はじめに 17
   1. 有機材料と金属の破面解析の違いと補強手段 17
   2. 破面解析と事故原因究明の手順 18
   3. 破面解析に用いる機器類 19
    3.1 走査型電子顕微鏡(SEM)と光学顕微鏡についての有効性の差異 19
   4. ゴム・プラスチック成形品の破損破壊とその種類 22
第2節 破面の取り扱いと手法の選択 加藤淳 宮原謙二
   はじめに 23
   1. 破面の取り扱いと手法の選択の概要 24
   2. 観察試料の採取 24
   3. 前処理 27
   4. 観察法 28
    4.1 光学顕微鏡(OM : Optical Microscope) 29
    4.2 共焦点走査型顕微鏡(CLSM : Confocal Laser Scanning Microscope) 30
    4.3 走査型電子顕微鏡(SEM : Scanning Electron Microscope) 32
   おわりに 34
第3節 SEMによる破面解析のポイント 西村雅子 振木昌成 川俣茂
   はじめに 35
   1. SEMの原理と装置構成 35
   2. SEMによる高分子観察法 36
    2.1 金属蒸着法 37
    2.2 無蒸着観察法 38
     2.2.1 低加速電圧観察 38
     2.2.2 最適試料照射電流の設定 39
     2.2.3 画像積算 39
     2.2.4 反射電子像観察 40
     2.2.5 低真空観察 40
   3. 高分子破面への最新SEM観察手法の適用例 42
    3.1 低真空無蒸着観察 42
     3.1.1 ポリプロピレン樹脂材料破面の観察 42
    3.2 広領域高解像観察 44
    3.3 3次元形状観察 45
   おわりに 46
第4節 EDSによる破面解析のポイント 川内一晃
   はじめに 48
   1. EDSの概要 49
    1.1 X線発生のメカニズム 49
    1.2 X線発生領域 49
    1.3 分析領域の見積もり 51
   2. EDSの原理 52
    2.1 Si(Li)検出器の構造 52
    2.2 SDD検出器の構造 53
    2.3 EDSスペクトル 54
    2.4 元素マッピング 54
    2.5 EDSによる定量分析 55
    2.6 EDS測定の注意点 55
     2.6.1 時定数および照射電流 56
     2.6.2 カウント数およびエネルギー分解能に関するSi(Li)検出器とSDD検出器の比較 58
     2.6.3 試料の表面状態(凹凸の影響) 59
   3. 高分子材料のEDS分析 60
    3.1 尿素の分析(エネルギー分解能の選択) 60
    3.2 ポリメチルメタクリレート(PMMA)の分析 61
    3.3 ウレタンゴム添加剤の分析 61
   おわりに 62
第5節 AFMによる破面解析のポイント 中嶋健
   はじめに 63
   1. AFM 63
    1.1 AFMの原理 63
    1.2 タッピングモードの原理 64
    1.3 位相とエネルギー散逸 67
   2. AFMによる弾性計測 69
    2.1 試料変形 69
    2.2 接触力学 69
    2.3 Sneddonの弾性接触解 70
    2.4 AFMによるナノ触診技術 72
    2.5 凝着接触 73
    2.6 フォースボリューム測定 74
   3. AFMによる破面解析 74
    3.1 モルフォロジー観察事例 74
    3.2 ナノ触診技術の破面解析への応用 75
    おわりに 78
第3章 現象別破壊破面解析技術と事例
第1節 ぜい性破壊・延性破壊の破面 大武義人
   1. ぜい性破壊 83
    1.1 加硫ゴム 83
   2. 延性破壊 86
第2節 疲労破壊と破面 大武義人
   はじめに 87
   1. プラスチックの場合の疲労 87
    1.1 疲労破壊とストライエーション 88
    1.2 PMM製成形品に疲労によって生じた破壊部破面のストライエーションと分子量,分子量分布の関係 89
   2. 加硫ゴムの場合の疲労 91
第3節 ウェルド割れの破面 大武義人
   1. ウェルドラインからの応力集中によるき裂 94
   2. ウェルドラインでの破損を防ぐためにはどうしたらよいか 94
   3. PPシートのウェルドラインでの割れ事故 96
第4節 オゾン劣化で生ずるクラック 大武義人
   1. ジエン系ゴムに対するオゾンの作用とクラック発生機構とその分析手法 99
   2. 顕微鏡FT-IR(フーリエ変換赤外分光)表面反射法によるオゾン劣化の明瞭なる判定 100
第5節 溶剤・薬品によるき裂 大武義人
   はじめに 102
   1. 溶剤き裂(ソルベントクラック) 102
    1.1 PCの破断面観察とFT-IR,GS-MSによる分析 102
    1.2 ソルベントクラックと破断 105
   2. ソルベントクラックの判定は破面観察だけでよいか? 105
   3. PVC(硬質ポリ塩化ビニル)製排水管のソルベントクラック発生の実例より学ぶ破面観察とその原因究明 105
    3.1 PVC配水管割れ発生原因の経緯 105
    3.2 クラック発生部の破面破壊 106
    3.3 白色部と施工時用いられた接着剤およびPVC管の組成分析 108
   結論 109
   4. PVCのソルベントクラックに対する考え方 109
   5. 他のソルベントクラック 110
    5.1 環境応力破壊(ESR,Environmental Stress Cracking) 110
    5.2 ナイロン(ポリアミド)の金属イオンによる環境応力破壊(ESR) 110
    5.3 競争用自転車のサドル破損事故にみる環境応力き裂 111
    5.4 PC成形品の典型的なソルベントクラックの外観破面 113
    5.5 ABS樹脂のソルベントクラック 113
第6節 環境応力割れの破面 川口隆文
   はじめに 115
   1. 環境応力割れ現象の特徴 115
   2. 環境応力割れ破面の特徴 116
   3. 環境応力割れ破面の発生メカニズム 117
   おわりに 120
第4章 材料別破壊破面解析技術と事例
第1節 熱硬化性樹脂の破面解析 岸肇 松田聡
   はじめに 123
   1. 熱硬化性樹脂の破壊様式と応力場 123
   2. 樹脂改質による破壊様式と物性の変化 125
    2.1 ゴム成分添加エポキシ樹脂の破面 125
    2.2 熱可塑性樹脂微粒子添加エポキシ樹脂の破面 127
    2.3 反応誘起型相分離を用いた熱可塑性樹脂添加エポキシ樹脂の破面 128
    2.4 ブロック共重合体(BCP)の自己組織化を用いたナノ相構造を有するエポキシ樹脂 129
   3. 炭素繊維強化プラスチックの破壊と層間破壊靱性向上 129
    3.1 炭素繊維/エポキシ積層板の破面 130
    3.2 炭素繊維/エポキシ積層板の層間剥離抑制 131
第2節 結晶性熱可塑性樹脂の破面解析技術 尾関康宏
   はじめに 135
   1. 破面解析の手順 135
    1.1 不良状況の把握 135
    1.2 破面解析の方法 136
   2. ポリアセタール樹脂「ジュラコン (R) 」の標準破面 137
    2.1 ぜい性破面 137
    2.2 静的な力による延性破面 138
    2.3 疲労破面 139
    2.4 クリープ破面 139
    2.5 腐食劣化破面 140
    2.6 非強化PBT樹脂の破面形態 141
   3. 強化系樹脂の解析手法 141
   4. 破損および対策事例 144
    4.1 シャープコーナーが原因になる破壊 144
    4.2 ウエルドライン上の異物混入による密着不良部からの破壊 145
    4.3 層分離部からの破壊 147
    4.4 疲労破壊の対策 149
    4.5 インサートギヤのクリープ破壊 150
   5. 新規破面解析手法について 152
    5.1 ソフトエッチング法の開発 153
    5.2 難解な破面の解析 154
   おわりに 157
第3節 繊維強化樹脂の破面解析 山本俊浩
   はじめに 158
   1. 短繊維強化樹脂 158
    1.1 疲労破面 158
    1.2 界面の影響 163
    1.3 試験環境(雰囲気温度)の影響 164
   2. 連続繊維強化樹脂 166
第4節 繊維強化樹脂の界面強度とタフネス 石川優
   はじめに 171
   1. 繊維と樹脂の界面強度が高い場合 171
   2. 繊維界面に滑りが起きる場合 172
第5節 炭素繊維強化樹脂の破面解析からわかる繊維/樹脂界面の接着強度 小柳潤
   はじめに 180
   1. 序論 180
   2. 界面強度の時間依存性 181
    2.1 実験方法 181
    2.2 試験結果と観察結果 182
    2.3 応力-ひずみ線図 183
    2.4 時間依存クリティカルポイント応力 184
    2.5 時間依存の界面強度 185
   3. 界面強度の温度・時間依存性 186
    3.1 実験方法 186
    3.2 実験結果と破面観察 186
    3.3 粘弾性有限要素解析 187
    3.4 温度・時間依存の界面強度 188
   4. 検討 190
   5. 結言 191
第6節 ゴムの破面形成のメカニズムと破面の実態 深堀美英
   1. 破壊の進展過程解明に重要な破面解析 193
   2. ゴムの破面凹凸形成のメカニズム 195
   3. FEMによるゴムの破面凹凸形成のシミュレーション 199
    3.1 破断面凹凸の形成過程 199
    3.2 破断面凹凸の大きさを支配する因子 201
   4. ゴム破面の特徴的模様 202
    4.1 ゴムのフラクトグラフィの特殊性 202
    4.2 架橋ゴムの破面の特徴的パターン 202
    4.3 架橋ゴムの疲労破面 209
    4.4 架橋ゴムの摩耗破面 212
    4.5 架橋ゴムのオゾン劣化破面 216
   5. 架橋ゴム製品の破損事故解析 218
    5.1 ゴルフボールの破損 218
    5.2 ゴム製品の破損 219
    5.3 ゴムベルトクリーナの破損事故解析実例 221
第7節 電子顕微鏡による高分子接着界面破壊メカニズムの解析 堀内伸
   はじめに 226
   1. 高分子界面厚みと破壊面の相関 226
   2. 接着剥離表面の高分解能SEM観察-ナノフィブリル構造 230
   3. 高分子界面における分子鎖絡み合い構造の解析-ナノフラクトグラフィ 232
   まとめ 234
第8節 粘着剤の破面解析 山崎義弘
   はじめに 235
   1. 粘着テープ剥離のマスターカーブ 235
   2. 剥離による粘着剤の形態形成-粘性突起- 236
    2.1 現象 236
    2.2 メカニズム 238
   3. 剥離時の粘着剤による形態形成 239
    3.1 プローブタック測定 239
    3.2 粘着テープ剥離 240
   4. 粘着テープ剥離における装置剛性の影響 241
    4.1 トンネル構造の安定性が引き起こす自励振動 242
    4.2 装置剛性の影響 242
    4.3 剥離におけるパターン形成と動的相図 243
   5. 時空間共存パターンの特徴 245
   さいごに 246
第9節 樹脂ライニングの破面解析 久保内昌敏
   はじめに 248
   1. ふくれ(Blister) 248
   2. 剥離(Delamination)・浮き(Lifting) 250
   3. 膨潤(Swelling)・軟化(Softening) 252
   4. 変色 252
   5. 白化 253
   6. チョーキング(Chalking) 254
   7. 割れ(Cracking) 255
   8. 摩耗 256
   9. 変形 257
   おわりに 257
第10節 車体用プラスチックの破面解析 前博行
   はじめに 259
   1. 試験片と実験手法 259
    1.1 供試材料 259
    1.2 試験片 259
    1.3 実験手法 260
   2. 破面観察結果 261
   まとめ 264
第11節 生体材料用高分子の破面解析 迫田秀行
   はじめに 265
   1. 生体材料分野での破面解析の応用状況の概観 265
   2. 人工関節用摺動面高分子材料への破面解析の応用 266
    2.1 人工関節とは 266
    2.2 UHMWPEの酸化劣化への破面解析の応用事例 267
    2.3 UHMWPEの改質への破面解析の応用事例 269
    2.4 不具合抜去インプラントUHMWPEコンポーネントへの破面解析の応用事例 270
   おわりに 271
第1章 高分子材料の破壊メカニズムと破面の特徴 成澤郁夫
   はじめに 3
   1. 高分子の破壊の特徴 3
3.

図書

東工大
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東工大
目次DB
大澤善次郎, 成澤郁夫監修 ; 内藤壽夫 [ほか] 編
出版情報: 東京 : エヌ・ティー・エス, 2002.10  [6], 9, 1049, 10, 26p ; 27cm
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   発刊にあたって 大澤善次郎/成澤 郁夫
   執筆者一覧
基礎編-1 寿命と劣化のメカニズム
   序論 寿命とは何か <成澤 郁夫>
第1章 劣化と寿命の研究展望
   第1節 劣化と寿命の研究経緯 化学的立場から <大澤善次郎> 8
   研究動向
   循環型社会形成への対応
   まとめ
   高分子材料と生体の老化・寿命の比較
   第2節 劣化と寿命の研究経緯 機械的・物理的立場から <成澤 郁夫> 30
   疲労寿命
   クリープ寿命
   環境応力亀裂と環境応力クレージング
第2章 高分子の1次および高次構造と寿命
   第1節 化学的視点 <大澤善次郎> 46
   高分子特性の発現
   高分子反応における劣化反応の位置づけ
   高分子の1次構造と劣化高次構造と劣化
   寿命との関係
   第2節 物理化学的視点 <市原 祥次> 59
   化学変化と寿命
   劣化原因が試験法だけで決まらない例
   拡散
   第3節 ガラス状高分子の物理的エージングによる粘弾性拳動の変化<Shiro Matsuoka/市原 祥次> 69
   ガラス転移とガラス状態
   平衡な液体状態における緩和
   物理的エージングによる緩和時間の変化
   応力 ひずみ曲線の変化
   降伏と破壊
   第4節 高分子のモルフォロジーと劣化 <西本 清一> 78
   高分子のモルフォロジーと劣化:二つの視点
   劣化評価におけるモルフォロジーの重要性
   高分子材料における劣化の評価と診断
   高分子材料の酸化劣化に伴う固体モルフォロジーの変化
   第5節 微生物による劣化 <齊藤 光實/小林 照幸> 91
   環境中での高分子の生物分解
   ポリヒドロキシアルカノエート
   合成ポリエステル
   ポリピニルアルコール
   グリコールエーテル
   天然ゴム
   ポリウレタン
第3章 劣化現象とメカニズム
   第1節 劣化の定義および要因と症状 <大澤善次郎> 100
   劣化の定義
   劣化の要因
   劣化の症状
   劣化の評価方法
   第2節 各要因による劣化
   熱,光,放射線,電気的作用,微生物 <大澤善次郎> 105
   オゾン,汚染物質(NOX,SOX,酸性雨など) <須賀 蓊> 122
   第3節 主要高分子の劣化挙動 劣化のメカニズム
   ポリオレフィンの劣化 <皆川 源信/根岸 由典> 125
   エラストマー <皆川 源信/根岸 由典> 131
   高分子 <皆川 源信/根岸 由典> 136
   その他:塩化ビニル,熱硬化性樹脂 <皆川 源信/三寺 太朗> 142
第4章 物理的・機械的劣化現象とメカニズム
   第1節 クリープ <栗山 卓> 148
   線形粘弾性
   大変形クリープ
   クリープ破壊
   第2節 疲労 <加藤 淳/半田 浩一> 166
   疲労過程における構造変化と粘弾性拳動
   GF強化ナイロン66樹脂の疲労メカニズムと疲労寿命
   第3節 電気絶縁機器の劣化現象 <本間 宏也> 184
   高分子材料の電気絶縁機器への適用動向
   高分子絶縁材料の劣化現象と絶縁破壊メカニズム
第5章 複合的劣化現象とメカニズム
   第1節 環境応力亀裂,ソルベントクラック <清水 研一/市原 祥次> 192
   機械的要因
   環境要因
   高分子の構造要因
   劣化を伴う応力亀裂
   環境応力亀裂の試験法
   第2節 水 <曽根 正人/市原 祥次> 205
   吸湿,乾燥および吸水
   加水分解
   水の電気的性質への影響
   水による機械的性質の変化
基礎編-2 キャラクタリゼーションと評価法
第1章 劣化のキャラクタリゼーション
   第1節 分光学的手法 赤外・ラマン分光法,紫外・可視分光法,蛍光法 <高山 森> 216
   劣化によるポリマーの化学構造の変化の解析
   劣化のデプスプロフィル(劣化深度)の解析
   劣化による固体構造の変化の解析
   第2節 ESRスペクトル <鳥飼 章子> 229
   ESRスペクトルの原理 劣化の研究への応用
   第3節 パルス法NMR <福森 健三> 237
   NMR緩和現象と高分子の分子運動
   パルス法NMRの高分子への応用:ゴム材料を中心として
   第4節 XPSにみる表面分析と接触角 <中前 勝彦> 248
   XPS
   接触角の測定法と表面分析法としての利用
   第5節 形態学的手法 <佐野 博成/残華 幸仁> 261
   光学顕微鏡
   電子顕微鏡の種類と特徴
   高分子材料の電子顕微鏡観察のための試料作製技術
   高分子材料の劣化機構の解析例
   第6節 その他の手法
   ケミルミネッセンス 高分子のケミルミネッセンスおよび熱酸化 <L.Rychla/J.Rychly/鳥飼章子訳> 272
   アコースティックエミッション法 <成澤 郁夫> 285
第2章 劣化と寿命の主な試験法
   第1節 試験上の一般的注意事項と試料の作製 <北野 武> 290
   高分子材料の評価技術と信頼性
   機械的・物理的試験における一般的な注意事項
   化学的試験法における一般的な注意事項
   高分子材料の物理・化学的試験のための試料の状態調節および試験のための標準雰囲気
   各種物性評価にかかわる試験法の規格化
   第2節 化学的変化の劣化試験法 <北野 武> 295
   高分子材料の化学的特性
   高分子材料の化学的変化に伴う劣化にかかわる化学的特性
   化学的劣化試験法
   第3節 機械的・物理的変化の劣化試験法
   機械的試験法 <北野 武> 303
   物理的試験法 <北野 武> 313
   第4節 耐熱性評価と熱分析 速度論を中心として <小澤 丈夫> 321
   熱劣化と熱分析の速度論
   耐熱性試験法
   付録 換算時間計算のための近似式と関数表
   第5節 耐微生物試験法 <大武 義人> 333
   かび抵抗性(真菌)試験
   まとめと実際のかびかどうかの判定紹介
   第6節 複合的試験法
   大気暴露試験:耐候性 <須賀 蓊> 348
   促進耐候(光)性試験 <須賀 蓊> 352
   オゾン劣化試験 <須賀 蓊> 359
   熱老化試験 <須賀 蓊> 365
   その他(汚染試験など) <須賀 蓊> 371
第3章 寿命予測法
   第1節 寿命予測法概論
   故障解析するための分析技術 <大武 義人> 378
   故障(事故)とその要因解析 <大武 義人> 397
   信頼性工学と寿命予測 <成澤 郁夫> 403
   第2節 予測可能な寿命
   速度論 <市原 祥次> 411
   温度・時間換算則 <市原 祥次> 416
   非線形動的粘弾性測定に基づく疲労寿命の予測 <高原 淳/梶山 千里> 424
   ウレタンのクリープ寿命 <西 敏夫> 432
   第3節 予測困難な寿命
   予測困難な寿命の事例 <小川 俊夫> 441
   高分子材料の安定性と化学発光 <細田 覚/関 吉伯/木原 勇人> 452
応用編-1 寿命設計と長寿命化技術
第1章 材料面からのアプローチ
   第1節 ポリマー材料選択概論 <大武 義人> 462
   ポリマー材料の選択ならびに事故と劣化の関係
   ポリマー選択時の適正ポイント
   第2節 汎用ポリマー <高橋 守> 479
   ポリエチレンの性質
   ポリエチレン製パイプの用途
   より高圧下で長期寿命を発現するために要求される性能
   樹脂設計の考え方
   従来品の構造
   新規触媒によるPEの構造
   今後の展開
   第3節 主要エンプラ等 <横田 力男> 487
   ポリイミド膜材の宇宙環境耐久性
   耐熱性ポリイミド複合材料の長期耐久性
   材料面からのアプローチ
   第4節 生分解性ポリマー <三友 宏志> 498
   微生物産生系
   天然高分子系
   合成高分子系
   生分解性高分子の物性および用途
   生分解性高分子の生分解試験法
   生分解性の制御
   第5節 光分解性高分子 <大澤善次郎> 506
   高分子の光分解性と分子設計
   光分解性高分子の現状
第2章 添加剤による技術
   第1節 プラスチック用安定剤 <皆川 源信/根岸 由典> 524
   安定剤の役割
   安定剤の分類
   プラスチックにおける安定化の特徴
   相乗作用と拮抗作用
   安定剤の今後
   第2節 ラジカル捕捉剤 <大西 章義> 528
   高分子の寿命を支配するラジカル捕捉剤
   ラジカル捕捉剤
   第3節 光安定剤 <飛田 悦男> 544
   紫外線吸収剤
   HALS
   リサイクル
   第4節 ヒドロぺルオキシド分解剤 <飛田 悦男> 557
   ヒドロぺルオキシド分解能の比較
   リン系酸化防止剤
   硫黄系酸化防止剤
   ヒドロぺルオキシド分解剤の今後
   第5節 金属不活性化剤 <飛田 悦男> 566
   重金属不活性化剤の作用機構
   重金属不活性化剤の実用例
   第6節 白色フィラー <飛田 悦男> 569
   酸化チタン
   酸化亜鉛
   硫化亜鉛
   第7節 カーボンブラック <大西 章義> 572
   CBと耐熱老化性
   CBと耐候(光)性
   第8節 難燃剤 <木村 凌治> 574
   難燃剤の種類と用途
   リサイクルと難燃剤
   第9節 抗菌・防かび剤 <木村 凌治> 579
   抗菌・防かび剤によるプラスチックの劣化・障害の防止
   高分子用抗菌剤,防かび剤の種類と特徴
   今後の動向
   第10節 紫外線遮へい剤 <飛田 悦男> 583
   酸化セリウム
   高分子材料の長寿命化
   第11節 着色剤と褪色防止 <飛田 悦男> 586
   顔料配合における褪色防止
   染料配合における褪色防止
   第12節 造核剤 <飛田 悦男> 589
   造核剤の作用とモルフォロジー変化
   造核剤の作用機構
   高分子材料の安定性における造核剤の影響
   第13節 塩ビ安定剤(脱鉛) <中沢 健二> 595
   環境問題と安定剤の脱鉛化
   安定剤の作用と機能
   鉛系安定剤の作用と機能
   脱鉛安定剤の構成と作用
   電線用脱鉛安定剤
   硬質用脱鉛安定剤
第3章 リペア技術
   第1節 劣化プラスチックの復元 <武田 邦彦/池田 泰之> 604
   高分子材料の劣化とその特徴
   劣化の修復と防御
   第2節 塗装 <岡本 信吾> 611
   塗膜の劣化現象
   ESRの塗膜への応用
   第3節 熱硬化性ポリマー
   FRP <金山 達也> 619
   タイヤ <内藤 壽夫> 624
   第4節 考古遺物の保存処理・修復 <増澤 文武> 629
   考古遺物への合成高分子の適用
   各種考古遺物の保存処理:樹脂含浸
   破片などの接合欠損部の補填
   樹脂を用いた運搬と保管
応用編-2 分野別応用例
第1章 輸送関連材料
   第1節 鉄道車両用高分子材料の耐久性評価(寿命予測)手法と長寿命化技術 <半坂 征則/相原 直樹/御船 直人> 640
   鉄道車両用材料概説
   鉄道車両用高分子材料の耐久性評価手法
   長寿命品の開発事例
   第2節 自動車用高分子材料の寿命設計 <松田 雅敏/福森 健三> 655
   自動車部品の耐久性評価
   高分子系自動車部品の耐久性
   第3節 航空機 長寿命化を目指す複合材部品適用について <石川 隆司> 671
   航空機構造の複合材化の現状と将来展望
   航空機用複合材構造の高靭性化:損傷許容性能向上
   航空機用複合材構造の低コスト化:厚み方向の強化体介在と樹脂の2次含浸
   航空機用構造への複合材適用:軽量化と長寿命化の両立
   第4節 タイヤ
   タイヤの寿命予測技術 <中島 幸雄> 680
   タイヤ用有機繊維の動向と長寿命化 <川崎 清人> 688
   第5節 タイミングベルト <飯塚 博> 696
   疲労寿命特性
   寿命特性の整理法について
   寿命予測と長寿命化における今後の課題
第2章 電機,家電
   第1節 電線,電機材料 <金子 剛> 702
   ストレスと耐久性
   耐久性試験規格
   第2節 電気・電子機器 <馬場 文明> 711
   電気・電子機器における高分子材料の寿命設計
   電気・電子機器における高分子材料の長寿命化への取組み
   第3節 ガス器具 <西村 寛之/川口 隆文> 723
   環境応力破壊に対する評価
   耐熱変色性評価
   耐ウォーターハンマー性評価
第3章 情報・OA機器・電子材料
   第1節 封止樹脂
   エポキシ樹脂系封止樹脂 <尾形 正次/金城 徳幸> 732
   半導体パッケージ用接着フィルム <富山 健男/田中 俊明/稲田 禎一/細川 羊一> 740
   第2節 光ファイバー用コート材 <宇加地孝志> 745
   被覆材特性の長期信頼性の推定
   光ファイバー被覆材特性に及ぼす水分の影響と耐水性
   評価方法
   第3節 接着の耐久性と寿命予測 <原賀 康介> 754
   接着接合における劣化の要因
   水分による劣化と経時変化の予測
   クリープ耐久性
   疲労耐久性
   実効接着強度
第4章 建築・土木
   第1節 建築用シーラント,関連製品 <滝澤 俊樹> 780
   シーリング材に求められる基本性能
   シーリング材の種類
   シーリング材の故障
   シーリング材の劣化
   シーリング材の寿命予測と長寿命化技術
   定形シーリング材
   第2節 構造接着 <田村 靖夫> 788
   構造接着とは
   構造接着に使用される接着剤
   構造接着の耐久性とその推測
   構造用接着剤の耐久性評価と問題点
   第3節 防水シート <世良 昌也> 797
   防水シートが受ける環境条件と劣化性状
   シート防水の耐久性能
   第4節 高分子建材(天井材,床材ほか) <横山 裕> 807
   床のすべりの評価方法
   転倒衝突時の床のかたさの評価方法
   第5節 コンベヤベルトの長寿命化技術 <今井 篤志> 816
   エンドレス作業
   エンドレスの信頼性とベルトの安全率
   エンドレスのデザイン
   応力解析
   実験検証
   モデル試験
   エンドレス部の解析モデルと静的試験での検証
   亀裂進展観察
   エンドレス設計の設計例
   エンドレス最適設計に向けて
   第6節 FRP製品 <藤井 善通> 826
   FRP浴槽
   化学プラント用FRP
   下水道用FRPパイプ
   構造物補修用FRP
   FRP橋梁
   第7節 パイプ <藤井 重樹> 833
   合成樹脂管の長期性能
   クリープ
   疲労
第5章 その他の材料
   第1節 医療材料 <櫻井 秀彦> 844
   医療用具に求められる特性
   医療材料の長寿命化に求められる特性
   医療用具の長寿命化技術
   第2節 紙および板紙 <上埜 武夫> 854
   紙に関する基礎的情報
   紙の寿命と長寿命化
   製紙原料の確保:現状と将来
   紙のLCA研究
   第3節 粘着テープの耐久性 <太田 義夫> 867
   耐久性評価について
   耐熱温度に関する規格試験方法
   両面接着テープの耐久性
   表面保護用粘着テープの耐久性
   第4節 逆浸透膜の寿命予測 <廣瀬 雅彦> 879
   逆浸透膜の寿命
   要因別の寿命予測と対策
   実際の運転時のモニタリング
応用編-3 循環型社会の寿命設計
第1章 環境対応設計
   第1節 総論 <梅田 靖> 890
   環境問題
   リデュース・リユース・リサイクル
   リサイクルの現状
   環境対応設計の現状
   第2節 インバース・マニュファクチャリング <梅田 靖> 896
   ライフサイクル設計
   第3節 リサイクル・リユースをめぐる法整備 <内藤 壽夫> 902
   法的整備
第2章 リサイクルを考慮した寿命設計
   第1節 高分子材料のリサイクルと寿命 <大武 義人> 910
   江戸時代のリサイクルに学ぶリサイクルの問題点
   リサイクル品の寿命:ポリカーボネートの場合
   金属材料リサイクルとプラスチックリサイクルの違いと回収率
   低密度ポリエチレンのリサイクルと生分解
   リサイクルとエコバランス
   第2節 プラスチックリサイクルの現状と将来展望 <大前 巌> 917
   プラスチックの生産量と排出量
   プラスチックリサイクルの定義
   プラスチックリサイクルの現状
   ペットボトルのリサイクル
   プラスチックリサイクルの今後
   第3節 FRPのリサイクル セメント原燃料化について <東海林芳郎> 926
   FRPを取り巻く環境
   FRP廃棄物の現状
   FRP廃棄物のリサイクル技術
   FRPリサイクル実証研究
   海外の動向
   第4節 架橋ゴムの高品位リサイクル技術 <毛利 誠/佐藤 紀夫> 933
   架橋ゴムの再生技術
   架橋ゴムの連続再生技術
   第5節 塩化ビニル樹脂とリサイクル <牧野 哲哉> 942
   塩化ビニル樹脂の特徴
   塩化ビニル樹脂のリサイクル
   第6節 「写ルンです」における長寿命設計 <市野 修一> 961
   誕生と発展について
   リサイクルの小史
   「写ルンです」のリサイクル技術
   今後の方向
第3章 ライフサイクル寿命設計
   第1節 ライフサイクルアセスメント(LCA)とは <稲葉 敦> 970
   LCAの一般的な手順
   LCAにおける環境影響の統合評価
   わが国のLCAの普及と取組みの現状
   LCAの今後の展開
   第2節 プラスチックのLCA <本藤 祐樹> 979
   プラスチックとLCAの歴史
   プラスチックのライフサイクルインベントリ分析
   廃プラスチックの処理に関するLCA
   LCAの本質と今後の課題
   第3節 発泡スチロールの寿命と再資源化 <野口 勉> 987
   リモネンを用いたEPSリサイクル技術
   リサイクルシステム構成
   CO2排出量評価
   展望と結言
   第4節 易解体設計 <佐々木 収/浜中 泉> 995
   コニカの環境方針
   複写機を取り巻く外的状況
   コニカの製品アセスメント制度
   複写機の環境対応設計
   易解体設計(リサイクル設計)
   第5節 廃棄物分野へのLCAの適用 <田中 勝> 1003
   LCAとは:PLCAとWLCA
   LCAの実施目的
   廃棄物処理におけるLCAの手順
   LCA研究事例
   WLCAの必要性
   WLCAの適用の可能性
   第6節 製品設計における環境影響評価 <小原 靖三> 1010
   高分子材料の使用目的:なぜ使われるか
   これまでの製品設計要件:高性能と耐久信頼性保証が中心の技術追求
   新時代に要求される新要件:リサイクル性の付加に伴う設計思想確立の必要性
第4章 コンピュータシミュレーション
   第1節 免震ゴムのコンピュータシミュレーション <関 亙> 1022
   免震ゴム設計の基本的フロー
   免震ゴムの耐久設計の考え方
   有限要素法(FEM)の免震ゴムへの適用
   FEMシミュレーションの実例
   第2節 安定剤開発におけるコンピュータの活用 <皆川 源信/石川 慎一> 1030
   フェノール系酸化防止剤の開発への活用
   紫外線吸収剤の開発への活用
   第3節 高分子劣化(酸化)機構解析へのアプローチ <畑中 知幸/寺野 稔> 1035
   ポリプロピレンの自動酸化のコンピュータシミュレーション
   第4節 高分子材料の劣化予測の方法としての固体NMR構造解析とコンピュータ <安藤 勲/山内 一夫/木村 英昭/黒木 重樹> 1042
   固体NMR技術と構造解析
   固体NMRによる高分子材料の構造解析
   NMR構造解析におけるコンピュータの活用
   略語索引
   事項索引
   発刊にあたって 大澤善次郎/成澤 郁夫
   執筆者一覧
基礎編-1 寿命と劣化のメカニズム
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