はじめに 3 |
序章 にっぽん電化史の視点 11 |
第一章 日本人と電化 23 |
好奇心と不思議と/電気に対する抵抗/歓迎と困惑と/「婦徳」との戦い/電 |
気革新の本質/技術の大衆化への道/東芝の祖/日本人の精神性と電気 |
コラム 初めての日本の電化は「通信」―明治二年に始まった公衆電報 |
第二章 あかりの電化 51 |
帝都電灯事始め/政策性と大衆性/大阪電灯の展開/明るさへの驚きと違和 |
感/街灯と公共性/電気のあかり商店街へ/銀座のあかり/マツダランプと東 |
京電気/電球の「ディーラー」/派手な宣伝/戦役風のキャンペーン/ストリ |
ートライティングと鈴蘭灯/神戸の鈴蘭灯/街路灯をめぐる美観論争 |
コラム 電気ネクタイ―先進的なイメージが先行してできた面白商品 |
文人と電灯―推理小説の道具立てになった電気 |
第三章 電カビジネス創世記 105 |
ベンチャー電力会社の登場/地域主義の後押し/無名の起業家たち①/無名の |
起業家たち②/無名の起業家たち③/無名の起業家たち④/無名の起業家たち |
⑤/電気が産業を変えた/電機メーカー創業期/電化先進都市①/電化先進都 |
市②/電化先進都市③/電化先進都市④ |
コラム 電気反対の大騒動―赤穂村大喧嘩 |
第四章 文化・娯楽と電気 151 |
イルミネーションと博覧会/電気の博覧会/多彩な博覧会展示/電気の見世 |
物/映画事始め/日本映画の始まり/映画の興行と電気/もう一つの日本映画 |
のルーツ/浅草電気館/照明と映画撮影/西日本初の撮影所/子ども向け「活 |
動写真の話」/危険だった映写室/ホームシアター/ラジオの時代/社会問題 |
になった「騒音」/舞台と電気照明/照明による舞台効果 |
コラム 電気の神をまつる |
第五章 広告・デザインと電気 215 |
電気が変えた広告の世界/電柱の広告/電柱広告と金言広告/店舗デザインも |
変えた電気/ネオンサインと都市/商店街の共同ネオン/ネオンと心象風景/ |
照明芸術運動 |
コラム 昭和の初めに登場した人気ロボット |
第六章 暮らしの電化 253 |
家庭電化のあけぼの/意外な普及製品/アイロンの人気/電気スタンドと扇風 |
機/家庭に入ったラジオ/家庭電気普及会/「労力」と「燃料」/「日本文化」 |
と電熱器具/独特の進化「万能七輪」/コタツ、アンカ、電気火鉢/キッチン |
史と電化/戦後の台所革新/未来キッチンへ/冷蔵と食/冷蔵から冷凍へ/大 |
きくなった冷蔵庫/料理と電気/ガスか電気か/トースター/電気治療/広ま |
った電気治療 |
コラム 電化製品の親戚?魔法瓶 |
第七章 都市交通と電気 337 |
市電の時代/人気集めた市電/市電の衰亡/鉄道信号/航空と信号/道路交通 |
と信号/道路電気信号の国産化/進化する道路信号 |
コラム 流行の合言葉だった電気―「電気ブラン」 |
第八章 農業・農村と電化 365 |
電化される農村/おじいさんのランプ/農事の電化/電気によるかんがい・治 |
水/導入気運に地域差/農作業の機械化/電気による飼育・栽培/畜産と電 |
化/園芸と電化/農村とラジオ/ラジオの団体聴取/電力会社の農事電化啓も |
う/農業博覧会 |
コラム 山本忠興と電気の家―大正時代に実存したオール電化住宅 |
おわりに 412 |
付録・関連年表 418 |