●前書き 3 |
●日本語版の出版にあたって 7 |
●訳者の言葉 8 |
Section 1 発生生物学の基本原理 |
Chapter1 発生生物学の隆盛 15 |
発生生物学の歴史 15 |
生物学における中心的存在 15 |
社会へのインパクト 16 |
将来におけるインパクト 16 |
Chapter 2 発生事象の基本原理 18 |
核の全能性と動物のクローニング 19 |
配偶子形成 20 |
◆ 減数分裂 |
◆ 卵形成 |
◆ 精子形成 |
初期発生 23 |
◆ 軸と対称性 |
形態形成の過程 26 |
◆ 細胞運動 |
◆ 細胞接着 |
◆ 形態形成過程の分類 |
成長と死 30 |
Chapter 3 発生遺伝学 33 |
発生変異動物 33 |
◆ 性染色体 |
◆ 母性と接合子性 |
◆ 遺伝学的経路 |
◆ 遺伝的モザイク |
突然変異体のスクリーニング 37 |
遺伝子クローニング 39 |
トランスジェニック生物の作製 40 |
◆ 標的突然変異の誘発 |
◆ 遺伝子活性を阻害する他の方法 |
遺伝子重複 42 |
◆ 発生遺伝学の限界 |
Chapter 4 実験発生学 45 |
正常発生 45 |
◆ 予定運命地図 |
発生における運命拘束 47 |
運命拘束のプロセス 49 |
◆ 細胞質運命決定因子 |
◆ 誘導 |
◆ 側方抑制 |
◆ 発生における確立性 |
ホメオティック遺伝子 52 |
◆ モルフォゲン濃度勾配の特質 |
◆ ホメオティック変異 |
分子機能を証明する条件 55 |
Chapter 5 発生研究に必要な技術 57 |
顕微鏡技術 57 |
◆ 工学的技術 |
◆ 組織学的手法 |
生化学的手法による遺伝子発現の解析 60 |
◆ mRNA を調べる方法 |
◆ タンパク質検出の方法 |
in situ 遺伝子発現検索法 63 |
◆ in situ ハイブリダイゼーション |
◆ 免疫染色 |
レポーター遺伝子 65 |
微小注入 65 |
細胞標識法 66 |
◆ 細胞外からの標識 |
◆ 細胞内の標識 |
◆ 遺伝学的標識 |
細胞選別 67 |
Section 2 発生研究に用いられる主なモデル生物 |
Chapter 6 発生研究のためのモデル生物 73 |
代表的な 6 種のモデル生物 73 |
手に入りやすさとかかる費用 73 |
胚へのアクセスと微小操作 74 |
遺伝学と染色体地図 75 |
関連事項 76 |
◆ 他の生物 |
Chapter 7 アフリカツメガエル 79 |
卵の形成,成熟,受精 79 |
胚発生 80 |
◆ 卵割 |
◆ 原腸陥入 |
◆ 神経管形成とその後の発生 |
アフリカツメガエルを用いた実験方法 85 |
領域の特異化 89 |
◆ 特異化のプロセス |
◆ 初期の背腹パターン化 |
誘導の相互作用 91 |
◆ 単離実験 |
◆ 胚葉形成 |
Chapter 8 ゼブラフィッシュ 101 |
正常発生 101 |
突然変異誘発 103 |
◆ 劣勢スクリーニング |
◆ 他の方法 |
領域の特異化 104 |
◆ 分子機構を調べるための技術 |
◆ 背腹側の極性 |
◆ 中内胚葉の誘導 |
◆ オーガナイザー |
◆ 前後軸に沿ったパターン化 |
Chapter 9 ニワトリ 108 |
正常発生 109 |
◆ 胚体外膜 |
初期胚における領域の特異化 113 |
◆ 前後極性と胚盤葉の分割 |
◆ 初期誘導の相互作用 |
◆ 左右非対称性の確立 |
ニワトリの器官形成 117 |
◆ 器官形成の全体像 |
◆ 神経性の形成 |
◆ 咽頭弓領域の形成 |
◆ 心臓および循環器系の形成 |
◆ 中胚葉由来器官の形成 |
Chapter 10 マウス 124 |
哺乳類の受精 125 |
正常な胚発生 127 |
◆ 着床前 |
◆ 着床後の初期発生 |
◆ 器官形成 |
マウスの発生工学 134 |
◆ トランスジェニックマウス |
◆ モザイクとキメラ |
◆ ES 細胞 |
◆ ノックアウトマウス |
◆ 条件付ノックアウトシステム |
◆ 誘導性システム |
◆ 遺伝子およびエンハンサートラップ法 |
発生における領域の特異化 141 |
◆ 胚および胚体外組織の形成 |
◆ 胚ボディプラン |
◆ 左右非対称の確立 |
◆ Hox 遺伝子群 |
マウス発生におけるその他の重要トピックス 145 |
◆ 核移植とインプリンティング |
◆ X 染色体不活性化 |
◆ テラトカルシノーマ(奇形腫) |
Chapter 11 ショウジョウバエ 151 |
昆虫の発生様式 151 |
正常発生 152 |
◆ 胚発生 |
◆ 幼虫期 |
◆ 極細胞質 |
ショウジョウバエの発生遺伝学 155 |
◆ P エレメント |
◆ 関連遺伝子の同定 |
◆ 突然変異の種類 |
◆ 遺伝子クローニング |
発生プログラムの概説 159 |
背腹軸に沿ったパターン化 160 |
◆ 背腹パターン化の母性制御 |
◆ 背腹パターン化の接合子性制御 |
前後軸に沿ったパターン化システム 163 |
◆ 前方パターン化システム |
◆ 後方パターン化システム |
◆ 卵母細胞における前後および背腹極性の最初の確立 |
◆ 末端化システム |
◆ ギャップ遺伝子 |
◆ ペア・ルールシステム |
◆ セグメント・ボラリティーシステム |
◆ Hox 遺伝子 |
◆ 前後軸に沿ったボディパターン |
Chapter 12 線虫 174 |
正常発生 175 |
◆ 成体の解剖学的構造 |
胚における領域の特異化 177 |
◆ 非対称性卵割 |
◆ 決定因子 |
◆ 線虫における誘導的な相互作用 |
胚期以降の発生の解析 182 |
◆ 陰門の形成 |
◆ 生殖細胞系列 |
プログラム細胞死 185 |
Section 3 器官形成と再生 |
Chapter 13 組織の成り立ちと幹細胞 191 |
組織の種類 191 |
◆ 上皮組織 |
◆ 結合組織 |
◆ 筋 |
◆ 神経組織 |
◆ 血液および血管 |
更新する組織 194 |
◆ 細胞分裂の計測 |
◆ 幹細胞 |
◆ 幹細胞ニッチ |
皮膚 198 |
◆ 毛包 |
小腸 201 |
血球系 206 |
◆ 間葉幹細胞と分化転換 |
Chapter 14 神経系の発生 211 |
構造と細胞種についての概説 211 |
◆ 脳 |
◆ 脊髄 |
神経板の前後パターン化 214 |
◆ 前脳 |
◆ 峡部オーガナイザー |
◆ 後脳の分節化 |
神経管の背腹パターン化 217 |
神経新生とグリア新生 218 |
◆ ショウジョウバエ |
◆ 脊椎動物の一次神経新生 |
◆ 後期の神経新生 |
◆ 神経幹細胞 |
神経堤 223 |
◆ 神経提細胞の発生運命拘束 |
神経連絡の発生 225 |
◆ 成長円錐 |
◆ 軸索伸長ガイド分子 |
◆ 神経路の形成 |
◆ 神経栄養因子と細胞の生存 |
◆ 視覚系における神経結合 |
Chapter 15 中胚葉由来器官の発生 233 |
体節形成と筋形成 233 |
◆ 体筋の正常発生 |
◆ 分節メカニズム |
◆ 筋形成 |
腎臓の発生 239 |
◆ 腎臓の正常発生 |
◆ 腎臓発生における組織間相互作用 |
生殖細胞と生殖腺の発生 241 |
◆ 生殖細胞の発生 |
◆ 生殖腺の正常発生 |
◆ 性決定 |
四肢の発生 245 |
◆ 四肢の正常発生 |
◆ 四肢発生の実験的解析 |
心臓と血管 253 |
◆ 血管 |
Chapter 16 内胚葉性の器官の発生 261 |
正常発生 261 |
◆ 羊膜類における腸管の形成 |
◆ 腸管の組織化 |
◆ 内胚葉の予定運命図 |
内胚葉の運命決定 265 |
◆ 領域特異化 |
◆ 上皮―間葉相互作用 |
膵臓 270 |
◆ 膵芽の誘導 |
◆ 膵臓の転写因子 |
◆ 膵臓の細胞系統 |
Chapter 17 ショウジョウバエの成虫原基 276 |
変態 276 |
幼虫の発生に関する遺伝学的研究 276 |
有糸分裂組み換え 278 |
成虫原基の発生 281 |
◆ 成虫原基の起源 |
◆ コンパートメントとセレクター遺伝子群 |
◆ 成虫原基の再生 |
◆ 成虫原基の決定転換 |
翅原基の領域パターン化 284 |
◆ 背腹軸にそったパターン化 |
◆ モルフォゲンの勾配と極性 |
Section 4 成長,再生,進化 |
Chapter 18 成長,加齢,癌 293 |
サイズとプロポーション 293 |
◆ 成長の生化学 |
◆ 相対的なプロポーションの制御 |
身長の増加 297 |
加齢 299 |
生後の成長と分化の異常 300 |
◆ 癌 |
Chapter 19 失われた部分の再生 305 |
再生能力の程度 305 |
プラナリアの再生 306 |
脊椎動物の肢の再生 309 |
◆ 再生の過程 |
◆ 再生するための細胞の供給源 |
◆ 「神経栄養」因子 |
◆ 領域パターンの再生 |
◆ レチノイン酸の影響 |
Chapter 20 進化と発生 319 |
大進化 319 |
◆ 分子分類学 |
◆ 動物の系統樹 |
◆ 化石の記録 |
原始的な動物 323 |
◆ ファイロティピックな発生階段 |
◆ ズータイプ |
◆ 動物とは何か? |
進化において何が本当に起こったのか? 330 |
◆ 分節的ボディプラン |
◆ 脊椎動物の四肢 |
補足:発生に関わる重要な分子群 336 |
遺伝子 336 |
◆ 遺伝子発現の制御 |
転写因子ファミリー 338 |
◆ ホメオドメイン型転写因子 |
◆ LIM-ホメオドメインタンパク質 |
◆ Paxタンパク質 |
◆ Znフィンガータンパク質 |
◆ 核受容体スーパーファミリー |
◆ 塩基性へリックス-ループ-へリックス(bHLH)型タンパク質 |
◆ ウィンジドへリックスタンパク質 |
◆ T-Box 因子 |
◆ HMG-ボックス因子 |
◆ 遺伝子活性のその他の制御 |
シグナル系 339 |
◆ タンパク質の分泌 |
◆ シグナル伝達 |
誘導因子ファミリー 341 |
◆ TGF-β スーパーファミリー |
◆ 線維芽細胞増殖因子ファミリー |
◆ インスリンファミリー |
◆ 他のチロシンキナーゼ関連因子 |
◆ ヘッジホッグファミリー |
◆ Writ ファミリー |
◆ Notch 系 |
◆ サイトカイン系 |
◆ 炎症系 |
◆ 軸索誘導係 |
細胞骨格 344 |
◆ 微小管 |
◆ 微細線維 |
◆ 低分子量 GTPasa |
細胞接着分子 346 |
◆ カドヘリン類 |
◆ 免疫グロブリンスーパーファミリー |
◆ インテグリン類 |
細胞外基質構成要素 347 |
◆ グリコサミノグリカン |
◆ コラーゲン類 |
◆ エラスチン |
◆ フィブロネクチン |
◆ ラミニン |
●用語説明 349 |
●遺伝子・因子の読み方一覧 362 |
●索引 364 |