第1章 酸化還元の概念 1 |
第2章 アルコールの酸化 |
2.1 クロム酸酸化 4 |
2.1.1 クロム酸 4 |
2.1.2 クロム酸酸化の反応機構 5 |
2.1.3 Jones酸化 8 |
2.1.4 ピリジン溶媒の反応 11 |
2.1.5 Collins酸化 11 |
2.1.6 PCC酸化 13 |
2.1.7 クロム酸酸化の速度論 13 |
2.2 高原子価状態の元素による酸化 14 |
2.2.1 酸化反応の電子の流れ 14 |
2.2.2 Moffatt酸化 15 |
2.2.3 Corey-Kimの酸化 17 |
2.2.4 Swern酸化 18 |
2.2.5 Dess-Martin酸化 18 |
2.2.6 活性二酸化マンガンによる酸化 19 |
2.2.7 高原子価ルテニウムによる酸化 20 |
2.3 生体触媒を利用する酸化反応 21 |
2.3.1 酵素を利用する反応 22 |
2.3.2 プロキラリティー 23 |
2.3.3 メソジオールの酸化 25 |
2.3.4 プロキラルジオールの酸化 25 |
2.4 1,2-ジオールの酸化 26 |
2.4.1 過ヨウ素酸カリウムによる酸化 26 |
2.4.2 四酢酸鉛による酸化 28 |
第3章 カルボニル化合物の酸化 |
3.1 アルデヒドのカルボン酸への酸化 30 |
3.1.1 過マンガン酸カリウム 30 |
3.1.2 酸化銀による酸化 32 |
3.1.3 亜塩素酸ナトリウムによる酸化 32 |
3.1.4 臭素分子による酸化 33 |
3.2 Baeyer-Villiger反応 33 |
3.2.1 反応機構と転位能 34 |
3.2.2 Baeyer-Villiger反応の立体化学 37 |
3.2.3 ラクトンの合成 37 |
第4章 炭素-炭素二重結合の酸化 |
4.1 エポキシ化反応 39 |
4.1.1 エポキシドの反応性 39 |
4.1.2 二重結合の過酸による酸化 40 |
4.1.3 アルカリ性過酸化水素による酸化 43 |
4.1.4 エポキシドの合成的利用 44 |
4.2 不斉エポキシ化反応-Katsuki-Sharplessエポキシ化反応- 46 |
4.2.1 光学活性体の合成 46 |
4.2.2 不斉エポキシ化反応の展開 48 |
4.3 1,2-ジオール形成反応 52 |
4.3.1 過マンガン酸カリウムを用いる反応 52 |
4.3.2 四酸化オスミウムによる酸化反応 53 |
4.4 不斉ジヒドロキシ化反応 55 |
4.5 二重結合の切断を伴う反応 57 |
4.5.1 オゾン酸化 57 |
4.5.2 四酸化オスミウムと過ヨウ素酸の組み合わせ 59 |
4.5.3 Lemieux酸化 60 |
第5章 アルデヒドとケトンの還元 |
5.1 金属水素化物による還元 61 |
5.1.1 飽和アルデヒド,ケトンの還元 63 |
5.1.2 α,β-不飽和カルボニル化合物の還元 65 |
5.2 還元の立体化学 65 |
5.2.1 エナンチオ選択性とジアステレオ選択性 66 |
5.2.2 環状カルボニル化合物の立体選択的還元 68 |
5.2.3 立体的嵩高さによる鎖状立体制御 70 |
5.2.4 キレーション支配による鎖状立体制御 72 |
5.2.5 双極子相互作用による鎖状立体制御 75 |
5.2.6 絶対立体配置の制御 75 |
5.3 金属による還元 77 |
5.3.1 プロトン源共存下での反応 77 |
5.3.2 プロトン源がないときの反応 78 |
5.4 接触水素添加反応 79 |
5.5 脱酸素反応 80 |
5.5.1 Clemmensen還元 80 |
5.5.2 Wolff-Kishnerの還元 82 |
第6章 カルボン酸およびその誘導体の還元 |
6.1 アルコール,アミンへの還元 84 |
6.1.1 水素化アルミニウムリチウムによる還元 84 |
6.1.2 ボランによる還元 86 |
6.2 アルデヒドへの還元 87 |
6.2.1 Rosenmund還元 88 |
6.2.2 修飾LiAlH4を使う方法 88 |
6.2.3 ジイソブチルアルミニウムヒドリドによる還元 89 |
6.3 アシロイン縮合 90 |
第7章 炭素-炭素不飽和結合の還元 |
7.1 不均一系の反応 92 |
7.1.1 触媒の調製 92 |
7.1.2 炭素-炭素二重結合の還元 93 |
7.1.3 炭素-炭素三重結合の還元 94 |
7.2 均一系の反応 95 |
7.3 不斉水素化反応 97 |
7.4 金属による還元反応 100 |
7.5 ヒドロホウ素化反応 104 |
7.5.1 炭素-炭素二重結合のヒドロホウ素化 104 |
7.5.2 炭素-炭素三重結合のヒドロホウ素化 108 |
第8章 炭素-炭素結合生成反応とC-HのpKa 111 |
第9章 カルボニル化合物のアルキル化とエナミンの反応 |
9.1 活性メチレン化合物のアルキル化反応 117 |
9.2 エノラート発生の位置選択性 119 |
9.3 エノラート前躯体の利用 123 |
9.4 エナミンを用いるアルキル化反応 126 |
9.5 エステルやニトリルのアルキル化 131 |
第10章 アルドール反応 |
10.1 交差アルドール反応 137 |
10.2 Lewis酸性条件でのアルドール反応 141 |
10.3 中性条件でのアルドール反応 143 |
10.4 立体選択性について 144 |
第11章 有機金属化合物 |
11.1 有機金属化合物の合成法 149 |
11.1.1 酸化的付加を利用する方法 149 |
11.1.2 塩基による脱プロトン化を利用する方法 151 |
11.1.3 金属-ハロゲン交換を利用する方法 153 |
11.1.4 金属-金属交換反応を利用する方法 154 |
11.2 アルキル金属化合物のカルボニル化合物との反応 154 |
11.3 有機銅化合物 158 |
11.3.1 ハロゲン化アルキルの置換反応 159 |
11.3.2 官能基選択性 160 |
11.3.3 共役付加反応 161 |
第12章 α-チオカルボアニオンと極性転換 |
12.1 スルフィドのα-カルボアニオン 163 |
12.2 スルホキシド,スルホンのα-アニオン 165 |
12.3 Umpolung(極性転換) 166 |
12.4 イオウイリドの反応 167 |
第13章 Wittig反応 |
13.1 Wittig反応のあらまし 170 |
13.2 不安定イリドの反応 172 |
13.3 安定イリドの反応 174 |
第14章 Diels-Alder反応 |
14.1 電子的要請 178 |
14.2 シス付加 180 |
14.3 エンド付加則 181 |
第15章 Claisen転位 |
15.1 オレフィンの選択的合成 184 |
15.2 不斉移動 188 |
第16章 逆合成とは何か |
16.1 逆合成 189 |
16.2 炭素骨格の組み立て-どこでつなぐか 190 |
16.3 C-C結合生成反応とそれに伴う官能基の変化 192 |
16.3.1 カルボニル基に対する求核付加反応 192 |
16.3.2 共役付加 193 |
16.3.3 ベンゼン,オレフィンへの付加反応 193 |
16.3.4 置換反応 194 |
16.3.5 転位反応 195 |
第17章 逆合成の考え方と実際例 |
17.1 2-ペンタノン 197 |
17.1.1 C1-C2で連結する方法 197 |
17.1.2 C2-C3で連結する方法 199 |
17.1.3 C3-C4で連結する方法 200 |
17.1.4 C4-C5で連結する方法 202 |
17.2 3-フェニルブタン酸エチル 203 |
17.2.1 C1-C2で連結する方法 203 |
17.2.2 C2-C3で連結する方法 204 |
17.2.3 C3にフェニル基あるいはメチル基を連結する方法 206 |
17.3 置換ベンゾフェノン 207 |
17.4 1,1-ジフェニル-3-オキソブタノール 208 |
17.5 1-フェニル-4-オキソペンタノール 209 |
17.6 シクロヘキセニルプロパン酸エチル 210 |
17.7 3,3,5-トリメチルペンタノリド 212 |
17.8 ベンジルオキシメチルシクロヘキサノール 213 |
17.9 環状アセタール 214 |
17.10 マクロリド 216 |
さらに勉強したい人たちのために 219 |
索引 220 |