1.糖鎖構造解析技術研究 1 |
①糖鎖分離と標識技術(長谷純宏) 1 |
1.1糖タンパク質よりN-結合型糖鎖の化学的切り出し中北愼一 3 |
1.2糖タンパク質よりN-結合型糖鎖の酵素的切り出し高橋禮子 4 |
1.3糖タンパク質より0-結合型糖鎖の化学的切り出し長束俊治 5 |
1.4糖タンパク質より0-結合型糖鎖の酵素的切り出し(エンドーα-N-アセチルガラクトサミニダーゼを含む)岩瀬仁勇 6 |
1.5糖脂質より糖鎖の切り出し伊東信 8 |
1.6オリゴ糖の標識化中北愼一 10 |
1.7オリゴシアル酸の標識佐藤ちひろ 12 |
1.8オリゴ糖の2次兀HPLCによる分離長束俊治 14 |
1.9オリゴ糖のキャビラリー電気泳動による分離掛樋一晃 15 |
②糖鎖配列解析技術(長谷純宏) 16 |
2.1質量分析による糖鎖の配列・結合位置の分析(メチル化MSを中心として)蟹江治 18 |
2.2ンパLC/MSnによる糖タンパク質糖鎖の解析川崎ナナ 20 |
2.3MSによる糖脂質の分析鈴木貢 22 |
2.4NMRによる糖鎖構造解析加藤晃一 24 |
2.5酵素消化一2次元HPLCによる糖鎖構造の解析木村吉伸 26 |
2.6メチル化分析による糖残基の結合位置の解析長谷純宏 28 |
2.7レクチンを用いた糖鎖構造解析(レクチンによる糖鎖プロファイリング)平林淳 29 |
2.8抗体を用いた機能性糖鎖の構造解析-問題発見の手法として神奈木玲児 31 |
2.9グリコサミノグリカンの構造解析菅原一幸・山田修平 33 |
2.10糖脂質の糖鎖構造解析鈴木貢 35 |
2.11貝類の糖脂質の構造解析糸乗前・杉田陸海 37 |
2.12ポリシアル酸の構造解析北島健 39 |
2.13ミルクオリゴ糖の構造解析と将来展望浦島匡 41 |
③質量分析技術による糖鎖構造解析(成松久) 43 |
3.1XMLによる糖鎖記述法菊池紀広 45 |
3.2多段階タンデム質量分析法を用いた糖鎖構造解析亀山昭彦 47 |
3.3糖鎖付加部位特異的安定同位体標識とLC-MSショットガン法を用いたバ結合型糖タンパク質の大規模解析梶裕之 50 |
3.4糖ペプチド構造解析和田芳直 52 |
35糖ペプチド構造解析のための質量分析技術の開発高橋勝利 55 |
3.6質量分析計内における糖鎖一断片化反応の研究山垣亮 57 |
3.7MSnデータからの糖鎖構造計算福井一彦 59 |
④糖鎖立体構造解析技術・インフォマティクス(長谷純宏) 61 |
4.1NMRによる糖タンパク質の立体構造解析加藤晃一 62 |
4.2計算による糖鎖の立体構造解析石黒正路 64 |
4.3糖鎖結合タンパク質構造予測白井剛 66 |
⑤糖鎖一タンパク質相互作用の解析(長谷純宏) 67 |
5.1フロンタルアフィニティークロマトグラフィー(FAC)による糖鎖一タンパク質相互作用の解析笠井献一 69 |
5.2レクチンと糖鎖の相互作用の解析(高性能フロンタルァフィニティークロマトグラフィーによる高スループット分析)平林淳 71 |
5.3NMRによる糖鎖一タンパク質相互作用解析山口芳樹 73 |
5.4表面プラズモン共鳴・糖鎖チップを用いた糖鎖一タンパク質相互作用の解析隅田泰生 74 |
5.5キャピラリー電気泳動による糖鎖一タンパク質相互作用の解析掛樋一晃 76 |
5.6平衡透析を用いた糖鎖一タンパク質相互作用の解析長束俊治 78 |
5.7蛍光偏光度・一分子蛍光測定法による糖鎖一タンパク質相互作用の解析稲津敏行 79 |
5.8複合糖質プローブによるレクチン検:出と相互作用解析小川温子・佐藤慶子 81 |
2.糖鎖合成技術研究(伊藤幸成) 83 |
1.糖脂質の化学と応用石田秀治・木曽真 85 |
2.化学・酵素法による複合糖質の合成稲津敏行 89 |
3.ヒト糖転移酵素を用いた0一結合型糖ペプチドライブラリーの構築伊藤浩美・亀山昭彦.・佐藤隆・成松久 91 |
4.糖鎖構造改変梶原康宏 94 |
5.糖関連酵素阻害剤梶原康宏 96 |
6.動物細胞の機能を利用した糖鎖合成佐藤智則 9894 |
7.グリコシダーゼを基盤とするグリコケミストリーサイクルシステムの構築正田晋一郎 101 |
8.エンドグリコシダーゼ(グリコサミノグリカン)高垣啓一 103 |
9.コンビナトリアルケミストリー高橋孝志・田中浩士 106 |
10.エンドグリコシダーゼ(糖タンパク質)竹川薫・山本憲二 109 |
11.グリコサミノグリカン田村純一 112 |
12.酵母による有用糖鎖の生産千葉靖典・地神芳文 114 |
13.糖ペプチド合成中原義昭・北條裕信 117 |
14.糖鎖の効率合成法の開発と免疫増強活性複合糖質の合成と機能研究深瀬浩一 119 |
15.糖鎖高分子(デンドリマー,グラィコマテリァル)松岡浩司 123 |
16.糖タンパク質,迅速固相合成,新反応眞鍋史乃・伊藤幸成 126 |
17.酵素法を組み合わせた生理活性オリゴ糖鎖分子の合成村田健臣・碓氷泰市 130 |
3.糖鎖遺伝子研究 133 |
糖鎖遺伝子(成松久) 133 |
①糖転移酵素 |
1.1プロファイル隠れマルコフモデルを用いた糖転移酵素ファミリーの分類菊池紀広 136 |
1.2N-結合型糖鎖の生合成にかかわるバアセチルグルコサミン転移酵素群稲森啓一郎 138 |
1.4ポリペプチドN-アセチルガラクトサミン転移酵素立花宏一・成松久 141 |
1.4β1.4-結合糖転移酵素遺伝子群~β4GTファミリー佐藤隆・後藤雅式・成松久 143 |
1.5β1.3-結合糖転移酵素遺伝子群~β1.3一ガラクトース転移酵素,β1.3-N-アセチルグルコサミン転移酵素,β1.3-N-アセチルガラクトサミン転移酵素ファミリー栂谷内晶・岩井俊恵・成松久 146 |
1.61GnT遺伝子ファミリー栂谷内晶・成松久 149 |
1.7O-マンノース型糖鎖合成酵素の同定と機能解析遠藤玉夫 151 |
1.80-フコース転移酵素1,フリンジ,キシロース転移酵素岡島徹也・古川鋼一 154 |
1.9フコース転移酵素工藤崇・栂谷内晶・成松久 149 |
1.10シアル酸転移酵素辻崇一 159 |
1.11HNK-1糖鎖生合成に関与するグルクロン酸転移酵素遺伝子岡昌吾 160 |
1.12α1.4-N-アセチルグルコサミン転移酵素中山淳 162 |
1.13α1.4-ガラクトース転移酵素とα1,4一バアセチルグルコサミン転移酵素中山淳・古川鋼一 163 |
1.14糖脂質糖鎖の合成に関与する転移酵素遺伝子古川鋼一・古川圭子 164 |
1.15ガングリオシド合成・シアル酸転移酵素遺伝子古川鋼一 167 |
1.16ヘパラン硫酸合成酵素関連遺伝子水本秀二・北川裕之・菅原一幸 169 |
1.17コンドロイチン硫酸合成関連遺伝子群渡辺秀人・木全弘治 172 |
1.18ケラタン硫酸の生合成瀬古玲・山下克子 175 |
1.19ヒァルロン酸合成酵素坂野直樹・木全弘治 176 |
1.20GPIアンカー生合成遺伝子群木下タロウ 178 |
1.21小胞体における亙結合型糖鎖合成にかかわる遺伝子のクローニング仲山賢一・地神芳文 180 |
②糖鎖修飾酵素 |
2.1N-アセチルグルコサミン6一硫酸基転移酵素村松喬 182 |
2.2グリコサミノグリカンの硫酸化にかかわる硫酸基転移酵素羽渕脩躬 184 |
2.3スルファチド合成酵素本家孝一 187 |
2.4CMP-N-アセチルノイラミン酸水酸化酵素鈴木明身 189 |
③トランスポーター |
3.1糖ヌクレオチド輸送体遺伝子の取得と機能解析西原祥子 191 |
④糖鎖分解酵素 |
4.1N-結合型糖鎖生合成に関与するプロセシング酵素と関連遺伝子福田道子 194 |
4.2シアリダーゼ遺伝子宮城妙子 195 |
4.3セラミダーゼ関連遺伝子伊東信 196 |
4.4ヘパラン硫酸エンドスルファターゼの単離と機能解析桝和子・桝正幸 198 |
動物レクチン(山本一夫) 200 |
1.ガレクチン平林淳 202 |
2.シグレックファミリー安形高志 204 |
4.糖鎖機能解析 207 |
①免疫(川嵜敏祐) 207 |
1.1α-ガラクトシルセラミドによるNKT細胞機能の解明谷口克 209 |
1.2セレクチンリガンド糖鎖と免疫細胞の体内動態神奈木玲児 213 |
1.3サイトカインの糖鎖認識活性とその生理的意義山下克子・福島慶子 218 |
1.4マクロファージガラクトース型C型レクチン(MGL/CD301)入村達郎 222 |
1.5血清レクチンと生体防御川嵜伸子・馬永 226 |
1.6抗体応答の鍵を握る分子シグレック2鍔田武志 228 |
17ガレクチンと免疫一臨床応用をめざして平島光臣 231 |
②脳・神経(川嵜敏祐) 233 |
2.1糖脂質による神経科学研究への新たなアプローチ平林義雄 235 |
2.2神経系におけるHNK-1糖鎖とポリシアル酸の機能岡昌吾 238 |
2.3スルファチドの神経機能本家孝一 241 |
2.4ガングリオシドクラスターを介したアルツハイマーβ一アミロイドタンパク質の凝集松崎勝巳 244 |
2.5プロテオグリカンと神経回路形成前田信明 247 |
2.6アルツハイマー病β一セクレターゼによる糖転移酵素のプロセシング北爪しのぶ・橋本康弘 250 |
2.7神経系の発生および損傷修復と脳特異コンドロイチン |
硫酸プロテオグリカン大平敦彦 253 |
③タンパク質の品質管理(川嵜敏祐) 256 |
3.1細胞質における糖タンパク質の分解とペプチド:N-グリカナーゼ鈴木匡 257 |
3.2サイトゾルにおける糖タンパク質のユビキチン化田井直 260 |
3.3小胞体におけるミスフォールドタンパク質の分解機構細川暢子 263 |
④ゴルジ病・リソソーム病(川嵜敏祐) 265 |
4.1ゴルジ体の膜輸送経路と病気との関連田口友彦 266 |
4.2ピアルロン酸分解とその異常柳下正樹 269 |
4.3リソソーム病の酵素補充療法に関する最近の進歩伊藤孝司 271 |
⑤感染(川嵜敏祐) 273 |
5.1インフルエンザウイルス感染と糖鎖科学鈴木康夫 274 |
5.2ピロリ菌感染における胃腺粘液の役割中山淳 277 |
5.3ボツリヌス毒素の体内移行機構西河淳 279 |
⑥癌(谷口直之) 281 |
6.1癌とフコシル化三善英知 283 |
6.2上皮性癌細胞の産生するムチンの生物学的意義中田博 288 |
6.3癌化における0一結合型糖鎖コア構造合成酵素の制御と転移能岩井俊恵・成松久 292 |
6.4糖鎖を介した細胞接着の癌進展における意義神奈木玲児・瀬古玲 294 |
6.5プロテオグリカン分子群の合成と構造異常がもたらす細胞機能の変化一癌浸潤・転移の理解と克服に向けた解析一板野直樹 299 |
⑦再生医療・移植(谷口直之) 303 |
7.1組織再生におけるプロテオグリカン木全弘治 303 |
7.2幹細胞糖鎖生物学中村充 310 |
7.3異種移植における糖鎖抗原宮川周士 313 |
⑧受精(谷ロ直之) 315 |
8.1精子形成と糖鎖本家孝一 315 |
8.2精子形成と糖鎖松本緑 318 |
⑨発生・分化・形態形成(谷口直之) 321 |
9.1ショウジョウバエRNAiシステムを用いたゲノムワイドな糖鎖機能解析西原祥子 323 |
9.2糖鎖の機能を単一細胞レベルで探る一その細胞分裂,分化・形態形成における役割―野村一也 326 |
9.3ショウジョウバエNotch情報伝達における0一フコシル化の機能に関する研究松野健治 330 |
9.4幹細胞の糖鎖村松喬 333 |
9.5メダカ初期発生における糖鎖に富む生体膜マイクロドメインの役割北島健 336 |
9.6形態形成におけるヘパラン硫酸プロテオグリカンの機能羽渕弘子・木全弘治 339 |
⑩筋ジストロフィー・CDG(谷口直之) 343 |
10.1糖鎖異常による先天性筋ジストロフィー遠藤玉夫 344 |
10.2糖鎖合成障害疾患群CDGの実態を明らかにするために和田芳直 349 |
10.3GPIアンカー欠損症の解明に果たした我が国の研究木下タロウ 354 |
⑪生活習慣病(谷口直之) 357 |
11.1シアリダーゼ異常と癌・糖尿病宮城妙子 357 |
11.2マイクロドメイン病としてのインスリン抵抗性と2型糖尿病:ガングリオシドGM3の関与井ノロ仁一 360 |
⑫IgA腎症・肺気腫(谷口直之) 362 |
12.11gA1ヒンジ部位0一結合型糖鎖の不全とIgA腎症岩瀬仁勇 363 |
12.2β4-ガラクトース転移酵素遺伝子欠損とIgA腎症浅野雅秀 364 |
12.31gAO一結合型糖鎖を生合成する糖転移酵素成松久 366 |
12.4肺気腫と糖鎖のかかわり顧建国 367 |
⑬増殖因子受容体(谷口直之) 370 |
13.1増殖因子受容体機能における糖鎖の重要性池田義孝 370 |
13.2糖鎖構造による増殖因子受容体の制御高橋素子 372 |
13.3ヘパリン結合性成長因子ミッドカインファミリーとその受容体門松健治374門松健治 374 |
⑭血液型,血液細胞(谷口直之) 376 |
14.1血液型糖鎖抗原古川鋼一・古川圭子 378 |
14.2ボンベイ型,ルイス式,Ii式血液型を決定する糖転移酵素成松久 381 |
14.3血液細胞と糖鎖生物学中村充 383 |
5.糖鎖遺伝子ノックアウトマウスの研究(古川鋼一) 387 |
1.α1.3-フコース転移酵素IX(Fut9)遺伝手ノツクアウトマウスによる糖鎖機能の解明工藤 |
崇・成松久 389 |
2.GlcAT-P遺伝子ノックアウトマウスによる糖鎖機能の解明岡昌吾 390 |
3.β-1.4-ガラクトース転移酵素1(β4GalT-1)遺伝子ノックアウトマウスによる糖鎖機能の解明浅野雅秀 392 |
4.遺伝子ノックアウトマウスによる糖鎖機能の解明一硫酸化糖鎖の識別一村松喬 393 |
5.セレブロシド硫酸基転移酵素ノックアウトマウス本家孝一 394 |
6.GM2/GD2合成酵素遺伝子ノックアウトマウスによる糖鎖機能の解明古川鋼一・古川圭子 396 |
7.GD3合成酵素遺伝子ノックアウトマウスによる糖鎖機能の解明古川鋼一・古川圭子 397 |
8.GM2/GD2合成酵素およびGD3合成酵素遺伝子ダブルノックアウトマウスによる糖鎖機能の解明古川鋼一・田島織絵・古川圭子 398 |
6.インフラとりサーチリソースの現状 399 |
①糖鎖関連遺伝子・有用細胞株(成松久) 399 |
1.1細胞株を用いた糖鎖生物学研究中村充 399 |
1.2糖鎖関連遺伝子佐藤隆・栂谷内晶 402 |
②糖鎖のライブラリー(長谷純宏・木曽真) 404 |
2.1天然リソースからの糖鎖ライブラリー加藤晃一・高橋禮子 406 |
2.2糖鎖合成化合物松崎祐二 408 |
③データベース(川嵜敏祐) 410 |
3.1糖鎖遺伝子データベース検索システム椹媚大 412 |
3.2糖鎖構造解析データベースシステム菊池紀広・亀山昭彦・平林淳・成松久・梶裕之 414 |
3.3GlycoEpitopeデータベース:糖鎖機能研究支援アプリケーション川嵜敏祐 416 |
3.4レクチンと糖鎖構造の相互作用を格納したレクチンデータベースシステムの開発高橋順子 417 |
3.5GlycoconjugateDataBankの開発について西村紳一郎・三浦信明 419 |
3.6KEGCGLYCAN河野信・金久實 421 |
3.7GALAXY:糖鎖構造解析支援ウェブアプリケーション加藤晃一・高橋禮子 423 |
④マイクロアレイ(鈴木明身) 425 |
4.1糖鎖生物学におけるDNAマイクロアレイ解析小堤保則 427 |
4.2レクチンマイクロアレイ久野敦 429 |
4.3糖鎖情報解読に向けての糖鎖マイクロアレイ福井成行 431 |
あとがき 433 |
用語解説 437 |
索引 459 |
1.糖鎖構造解析技術研究 1 |
①糖鎖分離と標識技術(長谷純宏) 1 |
1.1糖タンパク質よりN-結合型糖鎖の化学的切り出し中北愼一 3 |