まえがき |
日本語版への序文 |
訳者まえがき |
第Ⅰ部 開発推進者と地震に関心を持つ人々 : カリフォルニアでの最近300年間の人々と地震 1 |
1906年サンフランシスコ地震以前 |
サンフランシスコ地震からロングビーチ地震(1906年~1933年) |
ロングビーチ地震からシルマー,および米国地震災害低減計画まで(1933-1977) |
シルマー地震から現在まで : NEHRPの下での生活 |
第Ⅱ部 テクトニックプレート,地質年代および地震 27 |
第1章 時間の概念 28 |
第2章 プレートテクトニクス 36 |
地殻 : 規格化できないもの |
大陸と海盆 |
踊るプレート : 速度はわかるが,旋律はわからない |
カリフォルニアの3000万年間のごく簡単な歴史 |
第3章 地震の基礎 51 |
はじめに |
弾性的な岩石 : どのように曲がり,破壊するのか |
断層の分類 |
平均変位速度と地震の再来間隔 |
地震の際に何が起こるのか? |
地震の計測 |
直接的な地殻変動の計測 : 変動測地学 |
要約 |
第4章 サンアンドレアス断層 : この大きなもの 78 |
カリフォルニアを通過するサンアンドレアス断層の道 |
サンアンドレアス断層系の他の断層 |
要約と将来 |
第5章 トランスバース山脈 : 絞り出されたロサンゼルス 122 |
まえがき |
逆断層への対応 |
ベンチュラ盆地とサンタバーバラ海峡 |
メトロポリタン ロサンセルス |
第6章 辺境の地での地震 : 激しい活動のあった数十年間,静穏な数千年間 140 |
はじめに : 1872年オーエンス・バレーのM7.7の地震 |
マンモス・レークスとロングバレー・カルデラ |
東カリフォルニアせん断帯 |
中央ネバダ地震帯 |
リノ-カーソン・シティ,ラスベガスおよびユッカ山地放射性廃棄物貯蔵所 |
ガーロック断層と1952年のカーン郡地震 |
1975年オロヴィル地震 : 地震は人間によって引き起こされるか? |
第7章 カスケード 168 |
海面下での発見 |
エスチュアリーにおける地震 |
悪い知らせ |
瞬間的な大災害か数十年にわたる小地震か? |
カスケードからきた日本の津波 : 推理物語 |
結局,アメリカ先住民は観察をしていた |
M9かM8か? 私たちはどこに立っているのだろうか? |
カリフォルニア州北部 : 州境の南は同じではない |
再来間隔と次の沈み込み帯地震 |
地震動をおこさない沈み込み帯での地震 |
第8章 将来の記録 : 未完成な作品の"地震予知" 200 |
科学と占星術の混交 |
科学者による地震予知 |
予知に代わる予測 |
中国では地震予知の方法が見つかったのか? |
ギリシャにおける風変わりな経験 |
私たちの期待の低下 : 予知から予測へ |
確率論的予測 |
この先に待っているもの |
なぜ私たちはこれらすべてを気にするのだろうか |
第Ⅲ部 揺れる大地と巨大な波 233 |
第9章 堅い岩盤とゼリーの器 236 |
軟弱表層地盤による地震波の増幅 |
液状化現象-大地がスープにかわるとき- |
地震により生じる地すべり |
都市域の地震ハザートマップ |
第10章 津波 255 |
1964年イースター週末の津波 |
太平洋岸北西部におけるほかの津波 |
津波に関するいくつかの事実 |
津波の音 |
津波警報システム |
津波ハザードマップ |
セイシュ(静振) |
第Ⅳ部 予防と対策 281 |
第11章 地震保険 : 地震に対しての賭け 282 |
ある思想的な論争 |
保険についての短い手引き |
大災害のための保険 |
政府の介入 |
地震保険を請求するときになすべきこと |
要約および将来に関する問題 |
第12章 あなたの家は地震に対する用意ができているか? 301 |
はじめに : どのくらい安全であれは十分に安全であるといえるか? |
いくつかの基本的なこと : 慣性,荷重,延性 |
基礎の防御 |
大空間構造物 |
ライフライン |
温水器やほかの重い器具や家具をしっかり留めておくこと |
安全ガラス |
キャビネット |
煉瓦,石造り建造物およびほかの時限爆弾になるもの |
プロパンガスのタンク |
結合部 |
可動式住居および大量生産の家屋 |
OK,そして実際にどんな改築を行なうか? |
第13章 大きな構造物の地震に対するデザイン 321 |
耐震改築 |
基礎の免震構造 |
特別な問題点 |
橋と陸橋 |
土地の変形に対抗する技術 |
決定,決定,そして優先順位 |
第14章 連邦政府と地震 317 |
歴史的背景 |
米国地震減災計画(NEHRP) |
連邦緊急事態管理局(FEMA) |
米国地質調査所(USGS) |
米国科学財団(NSF) |
米国標準技術研究所(NIST) |
米国海洋大気庁(NOAA) |
米国航空宇宙局(NASA) |
その他の政府機関 |
社会への情報発信 |
カナダ政府の役割 |
要約と結語 |
第15章 州政府と地方政府の役割 353 |
鉱山地質局(Division of Mines and Geology) |
州危機管理局(OES) |
地震安全委員会 |
建築基準 |
法令の階級分けと建築地点の規制 |
その他の機関 |
大学 |
地域組織 |
結語 |
第16章 次の地震への備え 372 |
あなたの家の備えをしよう |
地震対策用品 |
その他の準備 |
近隣での備え |
子どもの学校やその建物 |
地震が発生したら |
地震の後に |
余震なのか,前震なのか |
津波に関する特別な問題 |
精神的問題 |
第17章 休みない地球との不確実な約束 383 |
付表A カリフォルニアにおける歴史地震 387 |
付表B 用語集393 |
参考文献 401 |