第1章 鉄鋼材料 |
1. 鋼板材料(瀬戸一洋) 1 |
1.1 薄鋼板の種類と適用部位 2 |
1.2 薄鋼板の高強度化手法と成形性 3 |
1.2.1 高強度鋼板の強化機構 3 |
1.2.2 各種高強度鋼板の成形性 8 |
1.3 車体部位別の基本必要性能と鋼板 10 |
1.4 パネル部材 10 |
1.4.1 パネル部材用薄鋼板に要求される特性 10 |
1.4.2 パネル用鋼板各論 13 |
1.5 車体構造部材 20 |
1.5.1 車体構造部材用薄鋼板に要求される特性 20 |
1.5.2 車体構造部材用鋼板各論 21 |
1.5.3 車体構造部材用の新しい工法 35 |
1.5.4 車体構造部材用鋼板適用上の課題 36 |
1.6 足回り部材 40 |
1.6.1 足回り部材用薄鋼板に要求される特性 40 |
1.6.2 薄鋼板における穴拡げ性を支配する金属組織因子 41 |
1.6.3 足回り用590~780MPa級高バーリング型熱延鋼板各論 43 |
1.6.4 足回り用590~780MPa級高伸び型熱延鋼板各論 51 |
1.7 駆動系用薄鋼板(高加工性高炭素鋼) 52 |
1.8 おわりに 53 |
2. 構造用鋼(紅林豊) 58 |
2.1 非調質鋼 58 |
2.1.1 非調質鋼の種類と開発動向 58 |
2.1.2 非調質鋼の新展開 62 |
2.2 快削鋼 64 |
2.2.1 快削鋼の分類 64 |
2.2.2 快削鋼の開発動向 67 |
2.3 高周波焼入れ用鋼 68 |
2.3.1 高周波焼入れ技術と鋼材 68 |
2.3.2 高周波焼入れ用鋼の実用化の事例 71 |
2.3.3 高周波焼入れ処理の新たな展開 73 |
2.4 ばね鋼 74 |
2.4.1 ばね鋼の開発動向 74 |
2.4.2 高強度ばね鋼の考え方 74 |
2.4.3 高強度ばね鋼の実用化の事例 77 |
2.5 肌焼鋼 80 |
2.5.1 歯車の損傷形態と材料設計の考え方 80 |
2.5.2 高強度歯車用鋼(歯元疲労強度の改善) 84 |
2.5.3 高強度歯車用鋼(ピッティング特性の改善) 86 |
2.5.4 高強度歯車用鋼(衝撃特性の改善) 87 |
2.5.5 高性能歯車用鋼(結晶粒粗大化防止鋼) 92 |
2.5.6 浸炭処理における新たな展開 94 |
2.6 おわりに 96 |
3. ステンレス鋼(古君修) 98 |
3.1 はじめに 98 |
3.2 耐食性 99 |
3.2.1 腐食電位 99 |
3.2.2 凝縮水腐食 99 |
3.2.3 高温酸化 102 |
3.2.4 高温塩害腐食 105 |
3.2.5 応力腐食割れ 106 |
3.3 成形性 108 |
3.3.1 張出し成形 108 |
3.3.2 深絞り成形 109 |
3.3.3 リジング 110 |
3.3.4 ステンレス鋼の成形性の位置付け 111 |
3.4 自動車部品へのステンレス鋼の適用事例 112 |
3.4.1 エキゾーストマニホールド 112 |
3.4.2 燃料系部材 113 |
3.5 おわりに 114 |
4. 鋳鉄製ステアリングナックルの軽量化(四谷剛毅、山内利夫、石塚哲) 116 |
4.1 はじめに 116 |
4.2 開発材の考え方 116 |
4.2.1 鋳鉄材の衝撃特性 116 |
4.2.2 材料設計 116 |
4.3 製造方法 117 |
4.3.1 黒鉛の制御 117 |
4.3.2 組織の制御 118 |
4.3.3 得られた組織 119 |
4.4 強度評価の結果 120 |
4.4.1 T.P.の引張り強度 120 |
4.4.2 T.P.の衝撃値 120 |
4.4.3 実体の静的強度 121 |
4.4.4 実体の耐衝撃性 122 |
4.5 おわりに 123 |
5. 鉄系焼結材料(古君修) 124 |
5.1 はじめに 124 |
5.2 鉄系焼結材料用粉末 125 |
5.3 焼結材料の高強度化 126 |
5.4 焼結材料の疲れ強さ 130 |
5.5 寸法精度 132 |
5.6 おわりに 134 |
第2章 非鉄金属材料 |
1. アルミニウム合金(櫻井健夫) 136 |
1.1 はじめに 136 |
1.2 自動車パネルのアルミ化状況 137 |
1.3 自動車パネル用アルミニウム合金の開発状況 139 |
1.4 自動車パネル用アルミ合金板材の成形加工技術 144 |
1.4.1 張出成形 144 |
1.4.2 絞り成形 145 |
1.4.3 しわ感受性 145 |
1.5 自動車構造用アルミニウム合金板材の開発状況 147 |
1.6 パネル以外部位へのアルミ板材の自動車適用例 148 |
1.7 今後の自動車パネル用アルミ合金板材の展望 148 |
1.8 自動車構造用アルミニウム合金押出材の開発状況① 149 |
1.9 自動車構造用アルミニウム合金押出材の開発状況② 150 |
1.10 自動車構造用アルミ合金押出材の安全部材への適用技術 152 |
1.11 自動車パネル用アルミ合金板材の成形解析技術 153 |
1.12 アルミニウム合金の接合技術 156 |
1.13 自動車用アルミニウム合金の今後の展望 158 |
2. マグネシウム合金(栗原保男) 160 |
2.1 はじめに 160 |
2.2 現状 160 |
2.3 マグネシウム合金の価格 162 |
2.4 マグネシウム合金開発 164 |
2.5 マグネシウム合金の成形法 167 |
2.6 マグネシウム展伸材 169 |
2.7 表面処理技術 169 |
2.8 機械加工 171 |
2.9 おわりに 171 |
3. チタン、チタン合金(藤井秀樹) 173 |
3.1 はじめに 173 |
3.2 排気系 173 |
3.2.1 チタン適用の利点 173 |
3.2.2 工業用純チタン製マフラー 174 |
3.2.3 チタン合金の適用 174 |
3.3 エンジンバルブ 176 |
3.3.1 吸気バルブ 176 |
3.3.2 排気バルブ 178 |
3.4 サスペンションスプリング 179 |
3.5 今後の課題 179 |
3.5.1 チタン合金の適用可能部品 179 |
3.5.2 低コスト合金、高機能合金の開発と適用研究 180 |
3.5.3 その他低コスト化に向けた研究開発 182 |
第3章 非金属材料 |
1. プラスチック(箕西国秋、藤田祐二) 184 |
1.1 自動車を取り巻く環境 184 |
1.2 軽量化 186 |
1.3 樹脂化動向 188 |
1.4 ポリプロピレン材料 190 |
1.5 ポリエチレン材料 197 |
1.6 エンプラの使用例(軽量化事例) 197 |
1.6.1 PA(ポリアミド) 197 |
1.6.2 PBT 199 |
1.6.3 PC 199 |
1.6.4 POM 199 |
1.6.5 m-PPE 200 |
2. 複合材料(澤井伸一) 202 |
2.1 はじめに 202 |
2.2 自動車に使われる複合材料技術と成形方法 202 |
2.3 GF強化複合材料 202 |
2.3.1 金属系材料からの置換技術 203 |
2.3.2 GF強化複合材料や成形方法の特徴を活用した部品化技術 203 |
2.4 実施例ついて 205 |
2.4.1 シリンダヘッドーカバー 205 |
2.4.2 ルーフライニング用内装基材への展開(熱膨張プレス成形) 205 |
2.4.3 トラックベッドへの展開(SMC) 205 |
2.4.4 スペアタイヤトレイ(熱可塑性シートスタンピング成形) 206 |
2.5 CF強化複合材料(CFRP) 206 |
2.5.1 CNG用燃料タンク(シャーシ部品)への適用例 206 |
2.5.2 CFRP製フードについて 207 |
2.5.3 CFRP製プロペラシャフト(動力伝達系部品) 208 |
2.6 おわりに 209 |
3. セラミックス(河本洋) 211 |
3.1 自動車の環境技術とセラミックス 211 |
3.2 セラミックスの材料特性 212 |
3.3 自動車に使用されてきたセラミックス部品とそれらによる軽量化 214 |
3.4 セラミックス部品適用拡大に向けた強度設計・評価技術の高度化 215 |
3.5 燃料電池におけるセラミックス応用への期待 217 |
4. 低燃費に寄与するタイヤ材料開発の現状と動向(村木孝夫) 220 |
4.1 はじめに 220 |
4.2 タイヤの低燃費材料技術の取組み 221 |
4.3 転がり抵抗の少ないトレッドゴム材料の開発 223 |
4.3.1 シランカップリング剤(CA)の開発 224 |
4.3.2 非シラン系の分散・加工性改質剤に関するもの 227 |
4.3.3 新規のシリカやシリカ以外の無機充填剤、シリカマスターバッチに関するもの 227 |
4.3.4 混練方法の改良に関するもの 228 |
4.4 シリカ配合向けポリマーの開発状況 229 |
4.5 シミュレーション技術の進化 230 |
5. 自動車用エラストマー(小野直幸) 232 |
5.1 はじめに 232 |
5.2 熱可塑性エラストマーの自動車部材への展開 232 |
5.3 動的架橋型熱可塑性エラストマー 234 |
5.4 ActymerGと従来のTPV 235 |
5.5 ActymerGの成型加工性 237 |
5.6 軽量化と充填材 239 |
5.7 おわりに 239 |
6. 炭素繊維材料(北野彰彦、和田原英輔) 241 |
6.1 自動車への適用状況 241 |
6.2 成形方法 244 |
6.2.1 射出成形法 244 |
6.2.2 プレス成形法 246 |
6.2.3 オートクレーブ成形法 246 |
6.2.4 フィラメントワインディング成形法 247 |
6.2.5 レジントランスファーモールディング法 248 |
6.3 リサイクル 250 |
6.4 おわりに 250 |