日本語版発行に寄せて(ヘンリー・エツコウィッツ) 3 |
はじめに 11 |
トリプルヘリックスでの企業家の活動 12 |
本書の構成 14 |
知識基盤に由来するイノベーション 15 |
1. トリプルヘリックスに至る道 19 |
はじめに 19 |
トリプルヘリックス・イノベーション 20 |
トリプルヘリックスの運動量 20 |
他の機関の役割を担う 21 |
双務的相互行為から三者間相互行為へ 22 |
トリプルヘリックスに至るさまざまな道筋 25 |
国家主権社会 26 |
自由放任社会 28 |
トリプルヘリックスの場の理論 32 |
トリプルヘリックス循環 35 |
人々の循環 36 |
ノンリニアイノべーション・プロセス 39 |
結論 40 |
2. 企業家大学 43 |
はじめに 43 |
企業家大学 44 |
トリプルヘリックスの駆動力としての企業家大学 45 |
第二の大学革命 46 |
研究者的企業家が広く存在するようになる 47 |
多価値の知識 49 |
企業家大学の起源 50 |
大学と産業界の関係の発展 52 |
企業家としての大学 56 |
移行期にある企業家大学 57 |
十分に発達した企業家大学 58 |
研究者的企業家活動の正当性 59 |
大学の変容と連続性 60 |
企業家大学の規範 61 |
結論 62 |
3. 企業の進化 65 |
はじめに 65 |
トリプルヘリックス下にある企業 66 |
トリプルヘリックス企業の創発 67 |
大学の中の企業 70 |
企業の中の大学 73 |
企業の進化 74 |
企業の中の政府 77 |
研究指向型企業 79 |
マーケット指向型企業 80 |
「デュアルライフ」の実務家 80 |
知識基盤企業の設立と成長の条件 82 |
結論 : 企業のなかのトリプルヘリックス 84 |
4. 政府の最適な役割 87 |
はじめに 87 |
直接的イノベーション政策 88 |
中央権限の委譲 90 |
市民社会とトリプルヘリックス 91 |
間接的産業政策 93 |
米国のイノべーション政策 96 |
政府と大学の関係 97 |
政府と産業界の関係 99 |
公的ベンチャーキャピタルへの発展 : SBIRプログラム 99 |
自由放任社会における政府の役割の拡大 101 |
ボトムアップ計画システムの出現 102 |
公と私のパートナーシップ 103 |
コーポラティズムを超えて 105 |
イノべーション国家 106 |
結論 : イノベーションにおいて政府が果たすべき最適な役割とは? 107 |
5. 地域イノベーション 111 |
はじめに 111 |
知識基盤型地域に向けて 112 |
地域のトリプルヘリックス空間 113 |
知識空間 114 |
コンセンサス空間 115 |
イノべーション空間 117 |
トリプルヘリックス空間と科学基盤型の経済発展 119 |
地域イノべーション・オーガナイザー(RIO) 120 |
地域イノべーション・オーガナイザーとしての大学 121 |
地域イノべーション・オーガナイザーとしての企業家 123 |
地域イノべーション・オーガナイザーとしての政府 124 |
トリプルヘリックス地域 125 |
地域トリプルヘリックスの構築 128 |
政策的含意 129 |
6. トリプルヘリックス・テクノポリス 133 |
はじめに 133 |
イノベーション・イニシアティブの収斂 134 |
技術移転オフィスの台頭 135 |
「イノべーション・システムインテグレーター」としての技術移転オフィス 137 |
大学と産業界の間のコンサルティング関係の構築 139 |
センターの興隆 140 |
サイエンスパークの再構築 143 |
フォワードリニアモデルのサイエンスパークへの導入 144 |
逆リニアモデルに基づくサイエンスパークの建設 145 |
サイエンスパークの理念と現実とのギャップ 147 |
サイエンスパーク大学 149 |
トリプルヘリックスの管理 149 |
結論 : トリプルヘリックス・テクノポリス 150 |
7. イノベーションのインキュベーション 153 |
はじめに 153 |
イノベーションのインキュべーション 154 |
インキュべータの起源と発展 155 |
最新事情 158 |
現代のインキュベータ・モデル 160 |
インキュべーションと企業家大学 161 |
ネットワーク化されたインキュベーション 162 |
組織的な技術移転 165 |
世界イノベーション・ネットワーク 167 |
インキュベータのインキュベータ 169 |
インキュベーションの原則 170 |
結論 : 教育施設としての研究所から教育施設としてのインキュべータヘ 172 |
8. ベンチャーキャピタルの再発明 177 |
はじめに 177 |
ベンチャーキャピタル 178 |
民間ベンチャーキャピタルにおける「規模」と「範囲」のジレンマ 180 |
公的ベンチャーキャピタル企業 181 |
「ハイステート」社会における公的ベンチャーキャピタル 183 |
「ロウステート」社会における公的ベンチャーキャピタル 184 |
ベンチャーキャピタルの類型学 187 |
ベンチャーキャピタルのサイクル 194 |
逆サイクル型ベンチャーキャピタル 195 |
結論 : ベンチャーキャピタルの再発明 196 |
9. 終わりなき過渡期 199 |
はじめに 199 |
境界を壊し、橋を架ける 200 |
終わりなきフロンティアを越えて 201 |
科学の正当性 202 |
知識の資本化 203 |
知識生産の新たな飛躍 204 |
ハイブリッドな研究分野の合成 204 |
モード2? 205 |
象牙の塔の台頭 206 |
第二次世界大戦中のシームレスウェブ 207 |
支援型リニアモデル 208 |
政策の提案 208 |
メタイノベーション・システムへ向けて 210 |
トリプルヘリックスの将来そして将来のトリプルヘリックス 212 |
注と参考文献 215 |
訳者あとがき 225 |
索引 229 |
日本語版発行に寄せて(ヘンリー・エツコウィッツ) 3 |
はじめに 11 |
トリプルヘリックスでの企業家の活動 12 |