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はじめに 9 |
目次 17 |
第1章 自動車向けソフトウエア開発の“危機”解決策を提案 25 |
「トップダウン型開発」への対応が急務に |
九大、構造改革のための産学官プロジェクを推進中 |
モデルベース開発のカギ握るモデル検査ツール |
コード作成工程を作成ツールで自動化しバグ絶滅 |
知的クラスターのプロジェクトを継承し発展 |
多彩な肩書持ち“八面六臂”に活躍 |
第2章 近未来のユビキタス環境を無線ネットワークで実現 43 |
携帯電話機の送信・受信データ量を増やすコンテンツが登場 |
携帯電話機の進化に伴って電波の到達距離は短く |
小型の無線中継機器を実用化するプロジェクトをスタート |
ネットワークを自動的につくり、敷設コストを大幅低減 |
ウエスト二号館でMESHネットワークを実証実験 |
事業化に向けて九大発のベンチャー企業を創業 |
PicoCELAは中継機器の研究開発を三段階で進行 |
デジタル動画を伝送できるシステム開発も実施 |
第3章 安全・安心・便利な社会保障サービスの仕組みを提案 65 |
福岡経済情報基盤コンソーシアムを組織化 |
デジタルデータ放送技術で“地域起こし” |
だれでも番組を制作できるデジタル放送技術 |
健康保険証を管理するVRICS技術を適用したICカード |
VRICS技術を用いたICカードを学生証などに採用 |
近未来の社会基盤共通システムを目指すe-Worldプロジェクト |
第4章 日本の近未来像を描いたシリコンシーベルト構想 87 |
次世代の社会情報基盤のグランドデザインを講義 |
世界をリードする半導体の開発拠点を日本につくる |
東アジア地域は世界最大の半導体の生産地・消費地 |
福岡県に産学官連携によるシステムLSI開発拠点を設ける |
社会情報基盤を研究開発対象とする産業モデルを提唱 |
“クラスター”を目指す福岡システムLSI設計開発クラスター |
地域にイノベーション創出を起こす仕組みがクラスター |
第5章 脳の画像処理を模倣するLSIを目標に 111 |
シリコンシーベルト構想の研究開発軸を担う |
具体的用途の評価軸を基に各プロジェクトを配置 |
日常生活の安全性を高める三次元視覚センサー |
家庭用の侵入者監視システムなどの用途を想定 |
ドライブレコーダーの事故動画から“危険認知度“を解析 |
「アナログ・デジタル融合方式」を採用した並列動作LSI |
柔軟性に富んだ顔認識システムに応用 |
歩行者の挙動を認識する“車”を開発 |
第6章 「バイオ・エレク融合」で安全・安心な社会を実現 135 |
食中毒の原因を迅速に検出する食品検査法を実用化 |
大腸菌などを検出するSPR装置を試作 |
複雑系の牛乳で大腸菌検査のプロトコルを確立 |
息の成分から健康を調べるにおいセンサー |
残留農薬を簡単・迅速に検知する脂質膜センサー |
独創的な電気化学手法を採用したDNAチップ |
特異な高分子利用によってターゲットDNAを計測 |
プローブDNAの固定法として自己組織化を採用 |
MEMS技術と組み合わせバイオセンシングシテムに |
第7章 生物の構造や機能を活用する新構造センサーに挑戦 157 |
半導体製造で発達したエッチング技術を応用 |
精密計測を実現するには、パッケージも大きな課題に |
燃料電池利用に不可欠な水素センサーを研究開発中 |
まったく新しい概念のBPUセンサーを目指す |
独創的なバイオセンサーの研究開発成果が続く |
第8章 簡単な制御系で高度に判断する自律型ロボット 173 |
巧みに身体を変形させて階段を上る六輪車移動体ロボット |
機構・構造設計向けの最適化プログラムを開発 |
管内検査用の小型ロボットも研究開発中 |
人間と共存するロボットのアクチュエーターを考案 |
画像認識技術を応用し医療器具の自動仕分けロボットを開発 |
第9章 システムLSIを高付加価値化させる半導体の実装技術 191 |
さまざまな実装用評価技術とそのツールを開発 |
デバイス実装研究会を設立し、技術者ネットワークを構築 |
半導体の歩留まり向上策を事業化する布石を着々と打つ |
高精度故障診断技術に独自な診断モデルを適用 |
台湾大学との共同研究成果を基に要素技術を確立 |
テスト不良原因を解析するエキスパートシステム |
近未来の“情報爆発”解決策として三次元LSIを実現 |
円錐形状のコーン形バンプによる高密度接合に成功 |
第10章 安全で安心で便利な生活を送る要素技術群を開発 209 |
三種類のパターンマッチングを適材適所に利用 |
LAMマッチと厳密マッチ向けにRAMで回路を構成 |
薬剤師向けに調剤過誤防止装置プロトタイプを試作 |
知的財産権を確保し、企業などに技術移転を図る |
デジタルとアナログの混載向けの低電圧化技術を開発 |
センサーネットワーク向けの独立型電源を目指し |
光触媒をナノレベルで構造制御し高効率化を追究 |
補足解説 研究開発、人材育成、産業集積を三位一体で推進 231 |
システムLSIの設計技術者に基礎を教えるカレッジ |
システムLSI設計技術者向けスキルアッププログラム |
平成二三年度にシステムLSI企業を三〇〇社集積 |
国際市場でのニーズ探索や各地域産業のポテンシャルを分析 |
半導体応用製品の評価・実証を担当するセンターを準備 |
実装関連企業を今後一〇年間に一〇〇社を集積 |
国際連携を強化し、国際拠点ネットワークを構築 |