はじめに i |
[序]今なぜ「里山学」か 丸山徳次 1 |
1 里山のいま、むかし |
[1]里山の民族生物学 阪本寧男 28 |
[2]森と人の関わり-滋賀里山 宮浦富保 51 |
[3]里山が生んだ日本の植物文化-江戸の人びと暮らしのなかに生きた自然 江南和幸 64 |
2 里山と人の関わり |
[4]里山の環境倫理-環境倫理学の新展開 丸山徳次 88 |
[5]日本語にみる自然観 糸井通浩 114 |
[6]縄文人の里山利用との接点-奈良県奥吉野のアク抜き技術から 岡崎晋明 124 |
[7]近代化と河川環境の変貌-長良川河口堰問題から「里川」を考える 田中滋 153 |
[8]中国雲南省・少数民族の山の利用-ハニ族の信仰と山の利用を中心として 須藤護 180 |
[9]里山所有の過去・現在・未来 鈴木龍也 201 |
[コラム]近代日本の入会林野 三阪佳弘 218 |
[コラム]仏教と森との関わり 龍口明生 225 |
3 里山の生きものたち |
[10]水辺環境と里山-身近な生きものと自然文化の盛衰 遊磨正秀 238 |
[11]クモからみた里山 吉田真 257 |
[12]サルからみた里山 鈴木滋 272 |
[コラム]センサーカメラで調べた里山のけものたち 好廣眞一 289 |
[コラム]奥山から里に向かう動物たち 横田岳人 294 |
[コラム]里山林と気候 増田啓子 297 |
4 里山の保全と地域共生 |
[13]山を持つことの苫と愉しみ-大分県山国町における経験から 相良直彦 308 |
[14]里山保全のための道具 須川恒 340 |
[15]パートナーシップによる里山づくり 大西政章 352 |
[コラム]森林の保全・整備のための新たな政策-京都モデルフォレスト運動の推進 川戸修一 369 |
あとがき 372 |
執筆者紹介 375 |